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PCで使用しているフリーメールのアドに新型の迷惑メールがやってきました。
どこでメールアドレスが流出しているか分からんという見本のようなものですが…( ;´д` ) 来たヤツはこんなのです。 ------ 件名 Re: 通販注文書 本文 はじめてご連絡させていただきます。 会員番号1648の 岡田純奈と申します。 以前に1度注文させていただいて 今回2度目なのですが、 注文から一週間経ちますがまだ 商品の方が届かないみたいなのですが、 私が注文の時にミスをしたかもしれないので 1度そちらの方でご確認お願いできますでしょうか? どうかよろしくお願いします。 > 【お買い上げ商品】 >ホワイトベビードール&ショーツ >ニューカラーローター(ピンク) > 【料金(税込)】 > 小計:\5924 > 代引き手数料:\ > 合計:\5924 > > 【お客様情報】 > 注)会員の方は会員番号のみの記入で結構です。 > 会員番号:1648 > お名前:未記入 > 郵便番号:未記入 > ご住所:未記入 > 電話番号:未記入 > 携帯番号:未記入 > メール: > 支払方法:商品代引き > コメント:配送指定は必ず午前中でお願いします。 > > ----- このメール、受け取った時点で(゚Д゚)ハァ?な感じですが、よく見ると突っ込みどころが満載です。 このところ仕事が忙しく、娯楽も無いのでちょっと遊んでみることにしました。>おいおい (^^; ■突っ込みどころ その1 メールアドレスを間違えた…と思わせる作りですが、件名で Re: 通販注文書 となっており、またお買い上げ商品のところに返信時のインデント記号が入っているので、これは返信ボタンでのリプライと解釈できます。 従って意識的にアドレスを変更しない限り間違える訳はありません! ■突っ込みどころ その2 実はこの方、yahooのフリーメールアドレスをお使いのようです。 yahooメールサービスでは、最後に必ずyahooの広告行が自動挿入されます。 このメールには、それがありません。 ??と思ってメールヘッダを見てみました。 SMTP idは見事にradから始まっています。 radish3を使ったアドレス偽装の典型例ですね。 ■突っ込みどころ その3 会員番号までは良かったのですが、「注)会員の方は会員番号のみの記入で結構です。」は余計でした。 何故って、お買い上げ商品リストが表示されている時点で会員番号でお申し込みのはず。 お客様情報のところで、わざわざ「記入は結構」とは何とも矛盾した話です。 この時点で会員番号を入力する必要はありません。 ■突っ込みどころ その4 代引き手数料が記入されていないのですが、この手数料は通販業者のサービスなんですか?(笑) サービスであればわざわざ項目として表示する必要はないですし、できれば0円ぐらいは書いて欲しかったな。 この辺が何とも中途半端な感じがします。 てことで、怪しさ満点と言うか、完全にSPAM認定なのですが、これで返信する人がいるのかな?と思って「岡田純奈 メール」でGoogleで検索したところ、まぁ出るわ出るわ(笑) 調べてみるもんですね。世の中、便利です。 面白がって返信した人のメール履歴を公開してるページなんぞもあって、読むと結構笑えます。 このお方、実に沢山の人にこのメールを送り付けているようで、その後の返信内容も同一だったりです。 間違いを装ったこのメール、その後はどんな展開になるのか?その目的は何か? 何度もメール交換をした人のログを読ませてもらうと、最終的には出会い系サイトに登録させようということらしいです。 俗に言う「メールレディによるサイト誘導」ってやつですね。 で、エルパパは、ここまで分かっていながら敢えて返事をしてみました。(・∀・) 内容的には「アドレスをお間違えですよ」とほんの数行メール。 お返事、返ってきました。 履歴を公開されている内容とまったく同じ文面です。やっぱりね。 相手によって返信内容を変えるのは大変なので、シナリオ通りに返信するロボットかもしれません。 で、その仕組みを考えてみました。 アドレスを収集してこれらに上記の初期メールを送信する。 で、返信のあったアドレスに対してシナリオを起動します。 こちらの返信内容なんて読んじゃいません。(当たり前か?笑) ユーザーの返信のたびに次に用意したシナリオを送信する。 これだけではあまりにも単純で、すぐに返信してしまうので面白くありません。 そこでシナリオのスケジューリングを考えるわけです。 シナリオによっては、「外出していてお返事が遅れました」とか、「お返事は遅くなるかもしれません」など実在感を作るためには時間の演出は必要です。 メールの送受信時間は取得できるわけですから、シナリオに合わせるためユーザー毎のメール送受信スケジュールを組み立てれば良いことが分かります。 スケジュールに対してユーザーからの返信が無い場合は、タイムアウト処理として別シナリオの起動も考えられます。要するにシナリオを分岐させる訳です。 この辺は、アドベンチャーゲームの分岐するシナリオによく似ていますね。 マルチエンディングな訳はありませんから、シナリオ分岐といっても何階層も作る必要はありません。 仕組みとしてはそれほど難しいものではないですね。 シナリオが面白ければ十分楽しめるのですが…(笑) で、何が新型かというと、今までは直接サイト誘導されるケースだったのが、間違いを装って何度もメールをさせたあげくサイト誘導するというのが新しいです。 関連ページを読んでいくと、この手口は年明け早々から登場しているようですね。 また、同一の内容で名前が違う例も報告されています。しかし会員番号は同じ(は~と) いたるところに出会い系サイトのバナーが貼ってあるこのご時世。 当然過当競争も激しくユーザーを増やすために手段を選ばずってところですかね。 ご苦労様なことです。 それにしても、次々と新しい方法を考えるもんですね。 ちょっと感心(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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