ヒデヴィス・ワールド

以前から熱心なエルヴィス・ファンとしても知られていた人気タレントの小野ヤスシさんが腎盂ガンのため先日亡くなられました。（享年７２歳）

昨日の葬儀の模様がテレビで放映されていましたが、芸能界をはじめ各界から多くの方々が出席されていて、小野さんが生前凄く人望があったことを改めて感じました。

「天国へ行ってエルヴィスに会ってるのかい？　うらやましいな～。」と遺影に語りかけていた平尾昌晃さん、ハーモニカで「アメージング・グレース」を演奏したミッキー・カーチスさん。

そして、大の親友だった加藤茶さんの心のこもった弔辞などに胸が熱くなりました。


小野ヤスシさんの遺言で、この葬儀ではエルヴィスの歌声がずっと流されていました。

音楽葬、或いは「エルヴィス葬」としてワイド・ショーでも興味深く取り上げていました。

エルヴィス・ファンとして印象に残っているのは、エルヴィスの没後１０周年を記念し、１９８７年７月１９日（注：この日は、エルヴィスのサン・レコードでのデビュー日）に銅像が原宿のラフォーレ前に建立された時、その銅像除幕式の司会を小野さんが務めておられたことです。

当時はまだ「青年政治家」の雰囲気を漂わせていた小泉純一郎元総理、西城秀樹さん、柏木由起子さん（故・坂本九夫人）、そして湯川れい子さんらのゲストと共に、雨にも関わらず集まった多くのファンを盛り上げて素晴らしい除幕式をしきっておられました。

あいにく僕はその場にはおりませんでしたが…。

九州から参加した友人のリック原中さんは、「小野さんの計らいでステージに上げてもらい、ゲストの方々と共に除幕式のセレモニーとして銅像を覆ったカバーを外すロープの一つを引っ張らせてもらった！」と喜んで報告してくれたのが、まるでこの間のことのように思い出されます。


しかし、残念ながら…小野さんもリックさんもこの世を去ってしまいました。

本当に寂しい限りです。

今年５月に行われた（元ＥＰＦＣ熊本支部長）栗崎道博さんの「偲ぶ会」もエルヴィス葬と言っても良い演出だったそうです。

栗崎さんもさぞ喜んでいたことでしょうね。

僕がこの世を去る時も、是非「エルヴィス葬」をお願いしたいものです。

ぼちぼち選曲をしておこうかと思いますが、家内からは「あなたは人並み外れて長生きするタイプよ！」と常々言われていますから、まだ準備の必要無いのかも…。


ともあれ、小野ヤスシさんのご冥福を心よりお祈り致します。