＜ししぃの館＞

やっと熱が平熱に戻った。昨晩、せっかく沸かしたお風呂にも入らずに早めに寝たのがよかったのかしらん。

伏せるほどの高熱ではなかったため、昨日・今日の午前中で来月の欧州旅行で泊まるﾎﾃﾙのﾋﾟｯｸｱｯﾌﾟと予約を行った。今までは航空券だけ取って後は現地手配（主にﾕｰｽだけど）という旅をしており、今回もそうするつもりだったのだけど、（１）前回ﾊﾝｶﾞﾘｰを訪れた時に季節柄宿泊先がなかなか決まらず大変な思いをしたうえ貴重な時間をﾛｽった（２）股関節の具合が悪いので荷物を持ってうろうろできない（３）地域とﾎｽﾃﾙによるが、東欧のﾕｰｽでは男女混合ﾄﾞﾐや男女混合ｼｬﾜｰが存在するので利用したくない、等の理由から日本からﾎﾃﾙを探していくことにした。

最初に利用したのは有名なｵｸﾄﾊﾟｽ。価格比較のために利用したﾎﾃﾙｸﾗﾌﾞﾈｯﾄのほうが同じﾎﾃﾙでも値段が随分違うことがあった。ﾌﾞﾀﾞﾍﾟｽﾄの場合、押さえている部屋の場所が違うのかと(例えばﾘﾊﾞｰﾋﾞｭｰとか）思ったんだけど、そんなことは明記されていなかったので、最初ﾎﾃﾙｸﾗﾌﾞﾈｯﾄで申込んでいたんだけど予約確認が取れていないのを幸いとｷｬﾝｾﾙし、改めてｵｸﾄﾊﾟｽで申込んだ。利用規約によるとｷｬﾝｾﾙ料が発生する前にｷｬﾝｾﾙしているので大丈夫だと思うんだけど。
ﾎﾃﾙｸﾗﾌﾞﾈｯﾄの良い点の一つとして、取扱っている都市や宿泊施設の幅が広いということがあげられる。一部のｲﾝやﾍﾟﾝｼｮﾝの情報もあり、Sissiはｳｨｰﾝではﾍﾟﾝｼｮﾝを予約した。

今日びっくりしたことがある。宿泊費をﾕｰﾛ建で現地払いにするような場合、ﾕｰﾛが強すぎて宿泊費がすごく高くつくことだ。
最初に泊まるRegensburg（西ﾄﾞｲﾂ）のﾎﾃﾙ情報を検索したところｵｸﾄﾊﾟｽには無くﾎﾃﾙｸﾗﾌﾞﾈｯﾄにあるのは1箇所だけだった。そこで相当古い「地球の歩き方ﾍﾞﾙﾘﾝとﾄﾞｲﾂ（西）」（←つっこまないで･爆）でRegensburgのﾎﾃﾙ情報をあたってみた。あまり参考にならなかったのでﾄﾞｲﾂ国内のﾎﾃﾙ予約ｻｲﾄまで飛んで、そことﾎﾃﾙｸﾗﾌﾞﾈｯﾄに出ていたﾎﾃﾙの価格比較を行ったところ、後者のほうが安かった。それで一瞬そのﾎﾃﾙに泊まろうかという気になったんだけど、利用者の評価ｺﾒﾝﾄを見たところ辛らつな意見が並んでいた。
そのﾎﾃﾙはおそらくRegensburgでは由緒あるｱﾝﾃｨｰｸで豪華な4ﾂ星ﾎﾃﾙなんだけど、「従業員の態度が4ﾂ星と呼ぶにはふさわしくないほど酷い」etc基本的な部分でNGな様子だった。それでそこはやめることにしてﾄﾞｲﾂのｻｲﾄに出ているﾎﾃﾙをﾁｪｯｸしていたら、うち1軒は「歩き方」で見た名前だった。
そこのお値段が今日のﾃｰﾏ。「歩き方」での○○年前の値段を1DM＝80円という「強いﾄﾞｲﾂﾏﾙｸ」で計算してもｼﾝｸﾞﾙ5～8千円程度＆ﾂｲﾝ8千円～2万4千円程度だったのに現在では「130ユーロ以上(１ﾕｰﾛ＝136円で17700円～）」となっていたのだ。これはﾄﾞｲﾂのﾎﾃﾙﾃﾞｨｽｶｳﾝﾄｻｲﾄを覗きに行っての結果なので外国人向けの法外な値段ではない。暫くの間に改装したりして条件が変わったのかもしれないし、現地のｲﾝﾌｫﾒｰｼｮﾝ等ではもっと安い部屋が予約できる可能性もある。通貨統合の影響を鑑みても、とにかく高くなっていて驚いた。

大昔にRegensburgに行ったときには｢ﾕｰｽに泊まれなかったら駅近くに4000円くらいでﾎﾃﾙがあるからそちらに行こう」と考えていたのを覚えていたんだけど、とんでもない。該当する価格帯のﾎﾃﾙなんて全く無かったもの。

学生時代にﾕｰｽﾎｽﾃﾙで安あがりにﾄﾞｲﾂ国内を旅しておいて良かったと心底思った。ﾊﾞｲｴﾙﾝ州では年齢的にもうﾕｰｽには泊まれないけど、次回ﾄﾞｲﾂに行くときは、場所によってはやっぱりﾕｰｽ利用になってしまいそう。宿泊費用のことだけじゃなくて、思い出のあるﾕｰｽにまた泊まってみたいという懐かしい気持もあるので。

ああ。思い出した。
添乗員をしているｲﾀﾘｱ＆ﾄﾙｺLOVEな友人曰く、近頃ではｲﾀﾘｱやｽﾍﾟｲﾝのほうがﾄﾞｲﾂなんかより物価等が高いとのこと。信じられない。昔はお金が心もとなくなったら南に下れというのがﾊﾞｯｸﾊﾟｯｶｰの掟だったんだけど。

通貨統合以後、全体的に欧州での物価水準が上がっていることは間違いない。まだﾕｰﾛを使っていない国々でも同様。
ﾊﾝｶﾞﾘｰのﾌｫﾘﾝﾄも前回の旅行時は１Ft=0.34円位だったけど今や0.5円に近くなっているし、ﾁｪｺでは1ｺﾛﾅ=4円程度だったのが最新のﾚｰﾄでは4.66円。友人曰く、ﾌﾟﾗﾊ方面へのﾂｱｰで泊まれるﾎﾃﾙのﾗﾝｸﾀﾞｳﾝが近年激しいそうで。

…てなことを考えていると、学割の効かない通貨統合後のﾄﾞｲﾂ鉄道の運賃が気になる。あちらでは後戻りさえしなければ鉄道は途中下車可能だから、ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ→ﾚｰｹﾞﾝｽﾌﾞﾙｸ→ﾌﾟﾗﾊ→ﾌﾞﾀﾞ　までは　1枚でﾁｹｯﾄを買えるのかしら？これにﾌﾞﾀﾞ→ｳｨｰﾝ（最初のﾌﾞﾀﾞ→ｳｨｰﾝのﾙｰﾄがｳｨｰﾝを経由していなければ同一でなければ一気に買える）？
買い方は後で確認するとして、一体幾らになるんだろう。旧東欧では東欧ﾊﾟｽを買うほど高くなっていないと思うんだけど、ﾄﾞｲﾂ＆ｵｰｽﾄﾘｱ鉄道の区間の運賃がまじで怖い(￣～￣)ξ