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テーマ:フォモサ台湾(472)
カテゴリ:台湾
昨年5月に台北を訪れた際、十分を訪れました。
ぽっくんままさんのブログで拝見した十分の写真に触発され、当時のことが懐かしくなって探したのが本日アップした写真です。 最近、こういうパターンが多いですね。えへへ。 十分を訪れたのは・・・、実は予定外でした。 台北市内のとあるお茶屋さんで出会った女の子の二人連れとお話をしているうち(一人は台湾人)、お店の常連の男性が「これも何かの縁」とばかり、私たち三人を十分~九イ分・金瓜石・基隆へと車で連れて行ってくれることになったのです。 この男性は基隆在住のRさんと仰る方で、お母さんが九イ分の出身なのでした。 Rさんは日本語を少しだけ話されます。 台湾人の女の子は、日本育ちの台湾人。でも大学は台湾の大学を出たそうです。なので、台湾での言葉の問題はありません。お茶屋さん曰く「随分と台湾語が上手な日本人が来たと思った」というレベル。 彼女は、台湾語も標準語もできない私とお友達のためにRさんや現地の人との間の会話をずっと通訳してくれ、大変助かりました その二人と翌日朝9時に台北鉄道駅チケット売り場前で会う約束をしてお別れしました。 ところが。当日はRさんの家からほど近い基隆駅まで電車で行き、そこでピックアップされる予定だったのですが、(1)二人が待ち合わせに遅れてきたこと(2)台鉄そのものがいつもどおり遅れたため、途中の台鉄汐止駅で迎えに来たRさんと落ち合いました。 最初に向かったのは、十分です。台湾人の子の希望によるもの。おばあさんの頃から有名な十分の「三姉妹天燈」に行ってみたいと。 台北市内からは結構遠いですね。 汐止から車で移動したのですが、山を越え越え、十分にたどり着きました。 参考:Google Earth 平渓線十分付近 「つり橋」の左側に車を止めて、私たちは十分の散策を始めました。 橋に埋め込まれていたレリーフです。これは、金を採掘している図でしょうか? つり橋を歩いてみました。歩くと少々揺れました。写真は、台北の方角を望んで撮影したと思います。なんとものどかで素敵な景色ではありませんか?連なる山々の緑が濃くて綺麗です。眼下に十分瀑布に連なる川も見えます。 台湾の子のお勧め天燈の店に向かって平渓線の線路上を歩いているところです。歩いているのがご本人です。線路沿いの雰囲気は、古びた感じがノスタルジックで素敵です。電車は多い時間で一時間に2本程度らしいです。日本の田舎のほうに行けば、まだこういう路線があるのでしょうね。台北の喧騒が嘘のように癒される雰囲気です。 (Google上に「三姉妹天燈」とある向い側にお店は位置します) ここが三姉妹天燈のお店です 出迎えてくれた紫のシャツのおばあちゃんは日本語を話されませんでしたが、おじいちゃんは「ぴかぴかの二年生だった」そうです 台湾の人は、願い事を書いた天燈を空に飛ばし、それが高く飛べば飛ぶほど願いが叶うと考えているそうです。 天燈の色には、それぞれ風水にちなんだ意味があります。 皆で選んだのは紫と橙色。 写真は、店先の台の上でマジックで天燈に願い事を書いているところです。男性がRさんです。なお、写真にはワタクシはおりませんので念のため 願い事を書き終わると、おばあちゃんが天燈の内部に油分を染み込ませた燃料紙のようなものを取付けてくれます。天燈そのものは油紙でできています。 それに火を点けると、このように徐々に天燈が膨らみます。 写真左下にサンダル履きの足が見えます。後ろに、天燈が飛ばないように押さえてくれている人がいます そして、手を離すと・・・ 飛びました・・・! ぐんぐんと高度を上げた天燈は、やがて見えなくなりました。 おばあちゃんは、とても高く飛んだよ、と言っていました。 以前、台湾で大地震が起きて大きな被害が出たとき、それはもう大きな天燈が飛ばされたそうです。そのときの写真が店内に飾ってありました。このお店で作った天燈だったかどうか、話を聞いたのですが、ちょっと定かではありません。巨大な天燈には、加油!と書かれていました。 店先にあったアイスクリームをひとつずつRさんにご馳走していただきました。 私はパッションフルーツ味。 十分には1時間ほどだけいて、私たちは九イ分・金瓜石へと向かいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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