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テーマ:今日の出来事(292982)
カテゴリ:テレビ番組
ファッションタトゥーを消しに行った女性が、悪質な美容整形外科の餌食に。
被害者の女性患者は、通常は使わない強力なレーザーを照射されたたためタトゥを入れていた部分の皮膚が壊死し、傷跡がケロイド状態になって残ってしまったのです。もともとのタトゥのデザインは肘から手首にかけて彫られた「トカゲ」。現在は腕の両面に赤く盛り上がったりひきつれたケロイドが広がった状態です。 タトゥー除去の治療費84万円。でも「治療」で出来たケロイドの治療のため、女性患者には更に通院治療が必要となってしまいました。約1年、ケロイド治療を続けていますが、皮膚の状態は戻りません。他の病院(レーザー治療の権威や形成外科)のセカンドオピニオンは、「医師としてありえない治療」「元には戻らない」。 「治療」を担当した院長に苦情をいうと、院長は治療の正当性を主張し、裁判の話を持ち出して暗に女性患者を恫喝し、挙句の果てには生活保護を受給して治療を継続するよう勧める始末。 この事件は、国会の医師免許更新にかんする審議の質疑応答で採り上げられていました。 同様の治療の様子を別のテレビ番組で見たことがありますが、取材を受けていた美容整形外科医は、一度タトゥーをいれたらもとのような肌には戻らないと言っていました。実際、レーザーを照射した部分の皮膚の色は周囲の皮膚とは異なっていました(タトゥの色は相当薄くなっていましたが)。 この悪質美容整形外科で被害患者が見せられた「治療後」の写真は、とてもきれいでした。そのようになると信じて治療を受けたそうなのですが・・・。ダイエット広告のBefore/Afterの写真みたいなものだったのでしょう。 くだんの悪質美容整形外科に勤務していた医師の証言によると、院長は治療の途中でレーザーの強度をMAXに上げ、女性の腕に故意に傷を残して通院期間の延長を図った、とのこと。 厚生労働省は、詐欺(「診療報酬の不正請求」)でこの悪質美容整形外科医を刑事告訴するといいつつ、3ヶ月経過した現時点でまだ告訴していません。同美容整形外科は現在は経営者を変えて診療中だそうで・・・。 日本テレビ「報道特捜プロジェクト」より: ぎりぎりまで診療報酬を取ってやろうという医師がいるのは本当です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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