＜ししぃの館＞

医療保険の通院給付の支給漏れがあったことが判り、保険会社から、過去に入院をした後の通院記録の提出を依頼されている。

ワタクシは過去に三回入院したことがある。

　■肺炎
　■下顎骨折
　■上記骨折の抜釘手術

上記三件のうち二件は入院保険給付の対象（５日以上の入院）だったので既に給付がなされている。

（三件目の入院は三泊四日で無理矢理退院したので、単独では給付の対象外。でもその前の手術の結果必要とされるものなので、日数を通算して考えられないかを保険会社に確認中）。

肺炎の通院は数日もなかったので、入院したＡ病院に電話をしたら、こちらの生年月日と電話番号を確認し折り返し家に電話をかけてくるという形で、口頭で教えてくれた（無料）。

骨折で入院したＢ病院へは歯の治療で通院したことが数回だけある。Ｂ病院は、個人情報保護の観点から、電話では教えられないという。たった数回の通院記録を確認するために、ワタクシはＢ病院に行かなくてはならないこととなった。くだらない。明日行く。

そして回数が多いので「通院証明書」の発行が必要になったのが、Ｂ病院でワタクシの主治医だったＭという歯科医師の個人歯科医院だ。ＭはＢ病院で勤務後、自宅１Ｆに開業した歯科医院で患者をとっていた。開業したばかりで、患者が少なかった。それで、Ｂ病院からそちらへ患者を釣っていたのだ。歯医者ならわかるだろうが、「口をあければ金のなる木」だったワタクシもその個人病院への通院を促されたのだ。

尤も、Ｂ病院では一週間に一回程度の予約ペースだったので、毎日でも予約が入れられるＭ歯科医院への通院は当時はありがたかった。

ただこのＭ歯科医院、会社からも家からも電車で１時間という距離にあり、しかも通勤定期券が使えないという交通費がかかるロケーションにあった。

毎日のような通院も、必要な治療を行うためであれば問題ない。それが歯石除去（上顎）だけのためだったりすることがあったのには、内心閉口させられた。しかもＭ歯科医師が行った後、歯科衛生士に改めて歯石除去を行うなんていうこともあったのだ。

まあ、コンサルに「どれだけ、どの頻度までやるのにはカネが取れるんだ？そうかこれやったら、こんなけまでは取れるんやな！」なぁんて相談していたやつだから、あまりいい心根の持ち主であるとは思ってなかったけどさ。
※診療報酬には制限があって、ＸＸの治療は何回までとか治療頻度にも制限がある。

いきなり保険会社から送付されている通院証明書を郵送するのは失礼だと思って、今日、Ｍ歯科医院に電話をかけてみたわけ。

ワタクシ「ご無沙汰しております。平成○年度にお世話になっていた××ですが、、、」
Ｍ歯科医師の奥さん「平成▼年度ですか？」（とっても感じが悪い）
ワタクシ「いえ、平成○年度の◇月から▽月頃までです。」
Ｍ歯科医師の奥さん「平成▼年度の○月から◎頃？」（感じ悪い）

（上記のくだらないやり取りの繰り返し。歯科助手をしていたはずの奥さん、頭は大丈夫か？）

ワタクシがイライラし始めた頃、漸くＭ歯科医師に電話がつながった。

とりあえず挨拶などをして、保険請求のために通院証明が必要である旨を伝える。

ワタクシ「･･･費用が発生しますよね？証明書は保険会社から送付されたものを郵送させていただきますが、引取りをどうしましょうか？」

Ｍ歯科医師「うん、発生する！五千円・四千円・三千円・とかな！Ｂ病院は何と（幾らと）いっとった？」

･･･Ｂ病院は、金のことは言ってなかったよ。明日聞きに行くけど、「証明書」は不要だから殆ど無料だと思うんだけど。

※ちなみに保険会社が負担する証明書代は三千円。

ワタクシが以前発行してもらったことがある他科の各種証明書・診断書の費用は、三千円以下だった。

病院が発行する証明書類は保険の対象外で、発行費用も病院それぞれ。そこでなぜＢ病院の相場が気になったんだろうか、このＭ歯科医師は。それに５千円ってなに？保険会社が送ってきた所定の用紙にあるカレンダーに○をつけて病院のはんこを押すだけなんだけど。

Ｍ歯科医師「一週間～二週間くらいで返送する。カルテを引っ張り出して見てみるよって。それより、その後どう？（補綴が）とれたり調子が悪かったりしてない？あ、返信用の封筒入れといて。」

ワタクシ「おかげさまで、大丈夫です」（歯科医院はコンビニ以上にあるので・・・）

Ｍ先生、Ｂ病院口腔外科部長時代は、ワーキングプア歯科医の上に胡坐をかいていたのが入院中もよく見えていたよ～。部下の医員は休み無しだったよね。

開業してそんな調子で大丈夫？

歯科の技術は、日進月歩だよ。