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カテゴリ:ドイツ
2009/01/20-21 加筆のうえ写真追加。 * * * 朝7時半起床。 だんだんと朝起きるのが難しくなってきた(笑。薬を飲んでいるので、寝つきはいい。起きてすぐに食堂へ。昨日と微妙にメニューが変わっている。昨日あった米を煮たものの代わりに液体状のものとフルーツポンチがあった。液体状の料理は、ミルクとシナモンを入れて食べるみたいで、昨日のものよりはポピュラーらしく、食事時間終了前になくなっていた。 食事後、急いで中央駅へ向かった。今日はローテンブルクに行くことにした。例のごとくインフォメーションで切符を発券してもらう。昨日のバイエルン・チケットはやはり安かった。アンスバッハ経由でローテンブルクまではIC(インターシティ)あるいはRE利用で乗り継ぎ時間込み1時間10分~20分。どう見ても走行距離はニュルンベルク~レーゲンスブルク間より短いのだが、ニュルンベルク~ローテンブルク往復で35ユーロもした。 ローテンブルクへは、1993年に行ったことがある。その時は、ビュルツブルクからローテンブルクに行って、街を散策してからフュッセンに行ったと記憶している。ローテンブルクについては、レーゲンスブルクのように感じ入るものがなかった。私的にはいまいちといったところ。今回はニュルンベルクに5泊するので、久々に行って見る気になったから行ったのだが。前回はこんなものかと思った記憶があるので、私にとってあまり好きな町並みではないのかもしれない。今回も午前11時半過ぎにローテンブルクに到着して、街を散策し終わるのに1時間半かからなかった。 街への入口。 街並。 特に見るものがないので、拷問器具や拷問に関する文書や出生届を含む法律関係の歴史的文書を展示している「中世犯罪博物館」へ。入館料3.8ユーロで写真撮影可。展示物は拷問器具だけだと思っていたら、結構いろんなものがあり、見ごたえがあった。解説に日本語訳がつけられているものもちらほらあった。 中世犯罪博物館前で会った黒猫。飼い猫みたいで、地元の人が名前を呼んで何かを語りかけていた。 拷問器具。 博物館内から撮影した、周辺の景色。 斬首刑に使われた刀の現物を見て、あれでは切れないんじゃないかと思った。刃先が日本刀のように研がれていないので、切れ味が悪そうだったからだ。それに斬首される側はどうしても首を竦めがちになるので、執行人は大体数回刀を振り下ろすことになったと何かの本で読んだことがある。とにかく刃先が厚い刀だった。ギロチンは罪人の苦痛を和らげるために発明されたというが、それもうなずける。 この博物館で有名な展示物は、「鉄の処女」。身持ちが悪い女性を内部に釘が出た人形の中に閉じ込めるのに使われた(これは日本にもあって、見たことがある)。「恥の仮面」等、結構面白いものが展示されていた。非常に中世を感じさせられるものが多い。 鉄の処女 恥の仮面。二時間つけて、広場で晒される。 博物館を見終わってから、再び街の散策に出た。ローテンブルクで私が好きなポイントは、ブルク門周辺だ。門を出たあたりの景観が、自然が豊かで美しい。 マルクト広場に戻った時刻は1時少し前。市長宴会館のからくり時計が動くのを待って、写真を撮影した。「歩き方」によると、このからくり時計は、1631年にローテンブルクを占領した皇帝の軍隊が市の参事会会員の首をはねることにしたのだが、もしワインを大ジョッキで一気に飲み干せる者がいたらそれをやめるといったところ、市長が見事に飲み干してことなきを得たという出来事を記念したもの。市長宴会館の時計の両側の窓が開き、市長の人形がワインを飲み干す動作をする。300ミリの望遠レンズで個々の人形を撮影したが、ぶれずに撮影できていた。 ちょうど市長がワインを飲み干したころ。 賭けに負けた将軍。 市庁舎。 学生時代に来たときにも上った、城壁内部の通路に上がり、歩いてみた。 城壁伝いに高い場所を歩くわけだから、ローテンブルクの街並みを見下ろす感じで回れて、楽しい。城壁を降りてから見つけた面白いデザインの建物は、後で分かったのだが、ローテンブルクのユースホステルだった。 ローテンブルクYH。 ローテンブルクの銘菓、シュネーバル。 この後、まだ帰るには早いと思ったので、マルクト広場そばにあるレストランと「歩き方」でも紹介されているカフェ「バウマイスターハウス」に入った。レストランは日本語のメニューもあるところで、日本語のメニューを出されたけれどもドイツ語で注文してみたw 注文したのはカツレツのポテトフライ添え(7.5ユーロ)とビール(2.5ユーロ。ドイツではメジャーなエクスポルト)。シュニッツェルは、そんなに美味しいものではなかった。揚げ物ばかりなので完食は自粛して残した。 帰りの電車の時間は、駅のインフォメーションが参考までにと出してくれた5時過ぎ発の列車より一時間早いのに乗ることにしていたのだけれど、昨日レーゲンスブルクでケーキを食べ損ねたので、入ったレストランのすぐそばにある「バウマイスターハウス」へ。 ここは大変きれいなお店で、従業員のサービスもよかった。内装を見ているだけでも、素敵な雰囲気が味わえる。お手洗いもきれいで、お勧め。注文したのは、ヘルンケーキ(2.6ユーロ)、コーヒー(2ユーロ)。やっぱりというか、ケーキは甘かった・・・。そして、日本のドリンクバーのシステムを偉大に感じた。 急いでケーキを食べて、ローテンブルク駅へ。駅に着くと、もうシュタイナッハ行きのREが停車していた。シュタイナッハからアンスバッハまで乗り、そこでニュルンベルク行きに乗り換える。ニュルンベルク中央駅17時25分到着。ニュルンベルクに滞在しているが、ニュルンベルクを歩くのは、いつも日が暮れてからだ。まだ明るい時間帯の街の写真を撮影していない。初日に見つけた書店に行き、本を4冊買った。ドイツ語の書籍は日本ではなかなか売っていないので、買って帰ることにしたのだ。昨日から合計5冊買ったので、もういいだろう。また荷物を増やしてしまった☆ 「ベルサイユのばら」の1巻は、現在ドイツの書店に出回っているドイツ語訳された漫画と壮丁が異なるので、多分出版社が異なる。Amazonでベルばらを買ったときに、1巻だけは品切で買えなかったのがつくづく残念。 今日はランチといお茶で高カロリーを摂取したので、夕食は抜くことにした。それだけでなくても、朝食が日本にいるときの何十倍かのカロリーなのに(いつも朝食抜き)・・・。 書店からの帰りの道すがらグリューワイン(2.5ユーロ)を飲んだ。グリューワインとは、甘いホットワイン。注文時にマグカップのデポジットとして2.5ユーロを料金に追加して払い、カップ返却時にデポジットを返してもらう仕組み。プラハでは1杯最安値30コロナ(160円ぐらい)だったから、私の両替レートだと、大体二倍ぐらいだ。プラハでも旧市街の市庁舎付近だと80コロナほど取っている店があったけれど、商業地の屋台で30コロナ~40コロナあたりがよく見かける値段だった。プラハでも飲んでおけばよかったかな・・・。プラハでも紙コップになみなみと注がれたホットワインは人気の飲み物のようだった。 今日も6人部屋を一人で使えるらしい。ルームメイトとの会話というユース滞在ならではのよさがないけれど、ある意味、かなりラッキーだ。ニュルンベルクでホテルのシングルルームに泊まると60ユーロ~するので。因みにこのニュルンベルクユースでは、四泊以上の割引が適用されており、2008年の料金設定では、一泊あたり20.3ユーロほど(朝食込み)。それでも以前と比べたら随分高い。1000円近く上がっていると思う。毎年現地通貨ベースで価格が上がってきたところにユーロ導入が重なって、値上げの幅が大きく感じられる。 ユース内にあるインターネット用の端末の利用料金は、1時間3ユーロ。でもこれにはUSB接続端子がないので、使えない。よく見るとキーボードのアルファベットの配列が日本のそれと異なっている。YとZの位置が違う。ユースから坂道を降りたTheresien Strasseに「MIR」というネットカフェがあるとのこと。 「歩き方」でわざわざ日本語OKのネットカフェを紹介しているぐらいなので、欧州ではワイヤレスかLANケーブルの接続が提供されていない限り、モバイルは無理なのかも。 ニュルンベルク市内にはクラシック系の楽器を扱うお店が2店あるらしい。マルクト広場から近いBrunnen gasseと駅の反対側にあるWoelckemStrasse。 8GBのSDカードが、99ユーロしていた。私が日本から持ってきた16GBのは3千円台だったと思う・・・。 言葉がわからないフランスでは、食事その他で困りそうなので、多少は言葉がわかるドイツにいる間に少々の贅沢をすることにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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