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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:ドイツ
2009/01/22 写真を追加。
* * * 午前7時半起床。急いで食堂に向かったが、今日は朝食の行列に加わることになった。 やめようと思っていたバンベルクに行くことにしたので、食事の後、急いでニュルンベルク中央駅に向かう。そして例のごとくインフォメーションで急いで切符を購入。バンベルクまでは先日のレーゲンスブルクと同様、バイエルン・チケットが適用されて、REでおよそ40分から一時間の距離だったが、運賃は22ユーロと昨日より安く済んだ。 さて、初めてのバンベルク(Bamberg)。ここは、来て正解だった。レーゲンスブルクと同じように、アルファ波が出る雰囲気!私の好きな街並み。小さな街なのだけれど、マイン・ドナウ運河とペグニッツ河が街の中を流れていて、ここにかかる三つの橋からの眺めは美しい。何より、小鳥のさえずりや河のせせらぎといった心休まる雰囲気が、すばらしい。 下流の橋に建つ像。バンベルク専門の旅行ガイドの表紙を飾っていたので、街のシンボルマークのひとつだと思われる。 街の様子は、朱色の瓦ぶきの家々が並んでいて、ローテンブルクやニュルンベルクを髣髴とさせる。ペグニッツ河の一区画が小ヴェネツィアと呼ばれる地域で、昔漁師が住んでいたエリアだそうだ。ここの小ヴェネツィアの規模は大変小さい。 バンベルクにある「城」はあまり立派でなかった。こう書くと語弊があるかもしれないが、素朴な感じの城だった。 教会は丘の上にある聖ミヒャエル教会、ヤコブ教会そして大聖堂に行った。大聖堂は1237年の完成で、中世建築の遺産だそうだ。バンベルクの騎士と呼ばれている像と、この大聖堂を建築したハインリヒ2世とその后の墓が見所らしい。祭壇の前でよりそうように眠る夫妻二人の石像が印象的だった。大聖堂のすぐそばにある旧宮殿は今までの宮殿のイメージとはかけ離れたデザイン。新宮殿の中の薔薇庭園は、冬なのでただの庭だったけれども、ここからの市内の眺望はよかった。朝10時40分に到着してから午後6時ごろまでうろうろしていた。 四つの尖塔をもつ大聖堂 「バンベルクの騎士」 ハインリヒ2世とその后の墓 聖ミヒャエル教会 旧市庁舎そばでグリューワイン(2ユーロ)を飲み、電車を待つ間にレモン風味のスポンジケーキ(2.2ユーロ)とMilch Kaffee, Gross(=カフェラテ。2.6ユーロ)を飲む。ケーキはドイツのケーキにしては砂糖が控えめで美味しく食べられた。 グリューワイン。甘くて美味しい。体が温まる。結構好きだ。 仮装した子供たちの行進。 橋の上からの眺め。 バンベルクには街中に本屋さんが多いように思った。驚いたのは、秋葉系というか、日本や海外の漫画を専門に扱う書店まであったこと!ここでも「ベルばら」について尋ねてみたが、あいにくなかった。こういう店でなかったら、もうだめ(涙)。最近、ドイツ語が聞き取れていないのではないかと、ドイツ語のヒアリングスキルを疑っていたのだけれど、よくよく考えたらここはバイエルン地方。ここで話されているドイツ語は、標準的なドイツ語と違ってバイエリッシェと呼ばれる強い訛があるものなのだった。日本語を標準語で学んで、大阪弁が聞き取れるかというと、怪しいのと同じ感じ?大聖堂の公共トイレでお祖母さんから話し掛けられたのだけれど、顔の表情や状況から、発言内容が想像できたものの、言葉自体は95%ほど分からずショックだったのだけれど、電車のアナウンスは聞き取れたので、あれっと思ったのだ。最近電車のアナウンスが聞き取れないというジレンマに陥っていたのだけれど、今日の帰りの電車のアナウンスははっきりと聞き取れた。つまり、全く分からないわけではない。ガーガーと雑音が入っていたり、放送の音量そのものが小さかったり、早口で訛がある放送だとわからないみたいだ(まあ、要は、勉強不足なわけだが)。それと、土地勘がなく、放送で言われている駅名が分からないのも、車内放送の聞き取りができない原因になっていると思う。ドイツ鉄道の車内放送のパターンが昔と変わったのも、一因かな。まだ耳が慣れていないのかもしれない。 バンベルク駅からルイボルト通りを少し歩いたところに、ヴァイオリンを扱っているお店があったので入ってみた。でも、分数ヴァイオリンと4/4と弓が少々あっただけで、しかも安物だけしかなかったので、ちらっと見るだけにした。 バンベルクは、ゆっくり滞在してみたい街だ。外国人観光客にはまだマイナーで、観光客はドイツ人の老人ばかりだった。スーパーがたくさんあるし、物価は大都市よりも安いし、街中の観光スポットに無料(!)の公衆トイレがいくつかあるのが嬉しい。大聖堂の裏手のと、ペグニッツ河にかかる橋のたもとのを利用したけれど、どちらも清潔な状態だった。 小ヴェネツィア(下流)方向をのぞんで撮影。ひとつの建物を挟むように橋が二つ架かっている。 橋からペグニツッ川を覗き込む子供。 市庁舎。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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