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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:フランス
写真を追加し、一部加筆しました。
*** 午前8時半起床。昨晩寝たのが午前4時前だったので、仕方がないかな。 朝食をとって#7のメトロで向かったのは、ルーヴル美術館!午前9時半前に到着。 今日は無料開放日なので大行列を覚悟していたのだが、セキュリティチェックがなくすぐに入れた。午後1時頃にはもの凄い人出になっていたので、早く行って正解だった。最初からゆっくり鑑賞するつもりはなく、著名な所蔵品を探しつつ、気に入った絵画を鑑賞するといった、ざっくりした見方をした。宗教画、彫刻、工芸品、四大文明関係のものは90%無視。 「モナリザ」や「ナポレオンの戴冠」がある2階は写真撮影禁止と「歩き方」にあったが、写真撮影可能だった。フラッシュは禁止だったが、お構いなしにたいている人が多数。これは絵の鑑賞を大いに妨げるので、止めてもらいたい。←私の写真撮影の妨げでもある。 「モナリザ」に群がっている人々。 ルーヴル美術館は、絵画の所蔵点数は多いけれど、好きな絵はオルセー美術館のほうに多くあった。宗教画は、同じモチーフの作品が重複しておいてあると、苦痛極まりない。あと、神話系の絵も。鑑賞する気がうせる。 ルーヴル美術館を早々に切り上げて向かったのは、コンシェルジュリー牢獄。 昨日はカメラのバッテリー不足を懸念しての撮影自粛があったので、無料開放をいいことに再訪した。アントワネット独房横の小窓、マリー・テレーズが作ったアントワネット記念堂そして中庭の水洗場跡は見落としていたので、行ってよかった。 フランス革命で処刑された人の名前の一覧が展示されており、マリー・アントワネットの名前もある。 コンシェルジュリーの次に向かったのは、バスチーユ!「ベルばら」ファンとしては、行っておかないわけはないと思い訪れたのだが、「バスチーユ」周辺にはオペラ・バスチーユとファミリーランドと7月革命記念柱があっただけ。バスチーユ駅のホームの壁には革命をモチーフにした内容の絵が描かれていたけれども、「ベルばら」ファン的には萌え度が低かった。残念。 次に#13のメトロの駅そばにある、王家の墓があるサン・ドニ教会を訪れた。 「歩き方」には第一日曜日無料の情報が出ていなかったのだけれど、無料だった!ルーヴル美術館はそのままは入れたが、コンシェルジュリーやサン・ドニ教会ではわざわざ無料(0ユーロ)のチケットを発行していた。サン・ドニ教会では国籍まで尋ねられた。データを収集しているようだった。「日本?」と尋ねられたので、日本人はちらほら訪れているのだろう。なぜならここにはマリー・アントワネットの墓があるから。アントワネットの墓のほか、息子のルイ・ジョゼフやルイ17世の墓がある。 長年の真贋論争の果てにDNA鑑定で本物だと判明してここに葬られることとなったルイ17世の心臓が、彼の小さな墓の下に器に入れられて展示されていた。 墓の全部は見ていないが、教会の前方の区画(ここに入らないとステンドグラスのいいところやアントワネットたちの墓が見られない)には相当古い時代からの墓があった。11世紀ぐらいの年代のものもあった。 王族の墓には彫刻が施されているのが通常だが、アントワネットたちの墓には何の装飾も施されていない。ルイ18世(ルイ16世の弟)の墓も同じだった。 縦に二列で計六つのシンプルな墓が並んでいる。アントワネットとルイ16世の墓は、前から二列目。左側がアントワネットのもの。最前列右はルイ18世の墓。フランス革命で処刑された王族は、いったん共同墓地に葬られていたが、ルイ18世の時代に掘り起こされ、サン・ドニ教会に埋葬された。王族の遺体には石灰がかけられていたので、それを頼りに区別したとのこと。アントワネットの遺体は、彼女の靴下止めでそれと判明した。 サン・ドニ教会は、ステンドガラスのデザインが綺麗だった。行ってよかった。 サン・ドニ教会の後、#13でモンパルナスに向かった。ここではメトロを降りて、出口そばにあるモンパルナスタワーなるものを撮影しただけ。その足で向かったのは、RERのC線アンヴァリッド駅。もう少し時間が早かったら無料になっているかもしれないアンヴァリッドに行ってみたかった。第一日曜日は、美術館等が全面的に無料になるのか、そうでないのか、具体的な情報を載せればいいのに>「歩き方」。○○は第一日曜日は無料と書かれると、その情報がないところは、有料と思うじゃない。 しかも・・・。 「歩き方」にヴェルサイユ宮殿とプチ・トリアノンとヴェルサイユまでの往復交通費がセットになった券がC線各駅で売られているとの情報があったので、それを入手したくてここ数日C線の幾つかの駅で質問していたのだが、曖昧な返答ばかり。それで今回C線を利用するついでに再度窓口に聞いてみたのだ。そしてついに、「それは、もうない。廃止された」という明確な回答を得られた。今までの窓口の係員は「ここでは切符しか売ってない」という回答だった。さっさとなくなったと言えよ・・・。英語での説明は、面倒なのか。 私はパリ・ヴィジット(Zone1-3)を持っているのだけれども、ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅はZone4にあるので区間外になる。乗越し清算をどうするのか、もう一度聞いてみた。「パリ市内から、買って。そのほうが"便利"だから(+ウィンク)」。昨日聞いたお姉ちゃんが言っていた金額は、確か片道2.9ユーロ。Zone3まで有効のチケットを買っているので、Zone1からの料金を取られるのは納得がいかない。でも、パリでは日本のように乗越し清算機を見かけないし、切符売場は改札の外にあって、改札内には駅員がいない。切符がチェックされるのは多くの駅で、*入場時と乗換え時だけ*。だから、乗越清算という仕組みがないのかもしれない。 ※と、ここまで書いて「歩き方」を再チェックしたら、やはり乗越し清算のシステムはないので、予め目的地までの切符を買わなくてはならないと記載あり。検札は、観光ルートでは結構旅行者をターゲットにして行っていることがあるので、要注意。不正乗車扱いで、いやおうなく5千円以上の罰金を取られると思う。 エッフェル塔の設計者エッフェル氏の像の写真を撮り忘れていたので、エッフェル塔に向かった。当分パリには来ないだろうから、旅行者として基本的なことはもれなくしておきたいと思ったからだ。#6のメトロの駅前にある店のチョコ味のクレープを食べた(3ユーロ)。チョコスプレッドを塗っただけのシンプルなクレープがこのお値段・・・。これは高い。エッフェル塔の東側のエスカレーターの行列が凄かった。ちょうど6時になったとき、エッフェル塔全体が"点滅"し始めた。見ていて壮観だった。キラキラ具合は映像でないと伝わらないと思う。エッフェル塔は、毎時点滅するとのこと。 帰りは#6でエッフェル塔から凱旋門に出てバスに乗ろうと思っていたのだけれど、C線ノートルダム駅で#4に乗り換えて、パリ東駅の傍にあるパリ北駅に行った。ホテルからはどちらの駅も徒歩2分程の距離と近い。帰国時にどういうルートで空港に行くかを検証するためと、昨日フロントで北駅付近にレストランが沢山あると聞いたからだ。パリのメトロの駅には階段しかないところが殆ど。大きくて重いスーツケースでの移動はしないほうがよい。危険だ。空港へは、パリ北駅からB線に乗れば行かれる。北駅からB線に乗るぶんには、駅構内にはエスカレーター等が整備されていて、改札口も荷物を通せる構造になっていた(メトロの改札では荷物を通せない構造のものがある。荷物を持ち上げて改札ごしに先に荷物を入れてから、入場する人を見かけた)。空港までのRERの切符は、自動券売機が沢山あるので、並ばずに買える(英語表記可能)。運賃は、8.4ユーロ。ホテル前の道の先に北駅がまじかに見えているので、頑張ってスーツケースを運ぼうと思う。 北駅周辺でレストランを見たけれども、飲物込みで予算26ユーロ位だったので、今日は利用しなかった。レストランには行かなかったので、いつものホテルそばのパン屋でケーキを二つ買ってきた(6ユーロ)。レモンのタルトはしっかりとレモンの果汁が使われていて、美味しかった。ショコラはチョコレートが濃厚で、甘いけれどこれも美味。ドイツのケーキと比べると外れがない(失笑。今日の夕食はケーキ二つ。お水を買おうと思っていたのだけれど、スーパーがもう閉まっていて、買えなかった。因みにホテルに戻ったのは午後7時ごろ。 ホテルの部屋にはテレビがある。まぁ当たり前のことだけれど、プラハからユースホステルに泊まっていたので、自室にテレビがある生活というのはパリに来てからだ。チャンネルは仏語、独語、伊語、英語のチャンネルがある。普段はドイツ語のをつけている。天気予報によると、ドイツは現在、私がいたときよりも相当天気が悪く、曇りか雨天。そして気温が低いらしい。パリも寒い。噴水の水が凍って、厚い氷が張っていたので、相当寒いはず。ドイツでは表面に薄い氷の膜がところどころできる程度だった。公園の地面も凍っていて固い。 昨日、喉に痛みを感じたのだけれど、悪化した。どうやら風邪を引いてしまったみたいだ。サント・シャペルでの並びが響いたか。喉の痛みと悪寒があるので、手持ちの解熱剤を飲んでみた。正露丸は持ってきたが、風邪薬は重量が増えるので置いてきてしまった。今日はワインを飲んで早めに寝よう。 明日は、ヴェルサイユ宮殿に行く予定。デジカメは予備バッテリーあり&メディアは16GBだから、大丈夫だと思う。画像サイズをMサイズに落として撮影しているし。沢山写真を撮影したい。滞在最終日の明後日はモンマルトル付近を散策しようかと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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