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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:フランス
昨夜はあまり眠れなくて、朝食時間になってもベッドに横になっていた。
シャルル・ド・ゴール(CDG)国際空港を利用するのは初めてなので、集合時刻よりかなり前に空港に着けるようプランしていたのだが。 結局8時頃に朝食を摂って、そのままチェックアウトした。フロントの担当は、くしくもこのホテルにチェックインした朝の担当者だった。日本語を勉強しているらしくて、少し話せる。感じのいい青年だ。新年あけましておめでとうございます、と日本語で言ってくれたので、私もあけましておめでとうと言った。パリは楽しかった。Au revoir!とホテルを後にした。 ホテルを出てすぐに、彼の写真を撮らせてもらえるようにお願いしようかという考えがふと頭をよぎったのだけれど、ここで振り返ってはいけないと思い、北駅に向かった。 近いので、あっという間に駅に着いた。まだ時間が早かったので、駅周辺の様子を写真に収める。パリの街をバスの中から見やっただけで、日中は駆け抜けるように過ごしたパリでの日々だった。 CDG空港への切符を窓口で買ったら、二枚出てきた。私はCDG第二空港(終点)までお願いしますと言ったのだけれど、窓口の女性は二枚頼んだではないかと反論する。でもそんなことは言っていないと言って返金してもらった(相手はぶつぶつ言っていたけれど、こちらはそんなこと言ってないんで)。多分、"CDG"と言って買えば同じ運賃で、第二までと言ったのが余計だったのだろう。 CDG行きのRERのB線は、窓口から左側に進んだ少し離れた場所にある、#43と表示のあるほうの改札から入る。窓口すぐ傍の改札はオルリー空港行きなので要注意。 エレベーターで地階に下りると、人垣ができていた。 CDG行きのRERは二本後で、少し遅れてきた。8時45分発だったが、車内は北駅に到着した時点でほぼ満席。所要時間30分ほどで終点のCDG第二ターミナルに着いた。 写真は車窓からの眺め。今日のパリは天気が良かった。 第二ターミナル駅ホーム中央にあるエスカレーターやエレベーターが動いていなくて、皆階段を大きな荷物を抱えて上がっていた。私はホーム端に動いている上りエスカレーターを見つけてそれで空港へと上がった。 CDGは、構造が分かりにくい。事前に「歩き方」(2008年版なら63ページ)を見ておけばよかった。何も知らずに行くと、自分が乗る航空会社のチェックインカウンター探しからするはめになるからだ。←経験者は語る。個人旅行なのでチェックインカウンターの情報がない。成田空港のように、出発ロビーに上がってあたりを見渡せば、航空会社の表示が目に入る構造ではない。駅から空港に上がったところにあるのは、出発ホールの番号とその方向を示す矢印だけなのだ。各ホールにどの航空会社が入っているかという情報は掲出されていない。 インフォメーションを探してそこでアエロフロートがどこなのか訊いたら、「E」だという。ホールの表示を見に行くと、Eには更に1番から番号があって、別々の方向を示している。再度インフォメーションに行って尋ねる。先ほどの担当者が、「E2だと言った」とのたまう。ハイ。私が聞き取れていなかったのかもしれません。 というわけで、E2に行く。 ところが、ここにもE2の案内図のようなものはなく、あったのは航空会社数社の社員らしき人物が並んでいるカウンター。ここでアエロフロートの担当らしき人物から、アエロフロートは5番カウンターであることを聞く。しかしその5番カウンターにアエロフロートの表示はない。後から分かったのだが、私が行った時間が少し早かったようだ。少しして5番カウンターに戻ったら、アエロフロートの表示が出ていたので。そこで早々にチェックインして、乗継便も含めたチケットをもらう。搭乗ゲートE64とあったので、そこへ向かう。 手荷物は一眼レフが入ったタウンバッグ以外のものをスーツケースに入れて計量したところ、24.8kgほどあり、地上職員からMax22kgまでと言われたので、予めレスポのバッグに分別しておいた機内持ち込み手荷物を取り出す(笑。これで17.8kg位になった。マレーシア航空は27kgを超えていても超過料金なしでスルーしてくれたんだけれどなぁ…。とりあえず、アエロは22kgまではOKらしい。 ホールE2の中は、更にA~Fに搭乗ゲートが分かれている。そして個々の搭乗ゲートの下の階に到着ゲートがある。二層構造になっている。正確にいうと、搭乗ゲートが上の階にある。 今まで利用してきた空港は成田ぽい構造のところが多かったので、CDGの構造の個性に少々翻弄された。 少々休憩して、E64へ向かう。Eゲートの入口に出国審査場がある。各ゲートに出国審査があり、その奥に手荷物検査場がある。コートだけでなく、羽織っている上着や靴も脱がされる。 早くに空港に到着したが、空港の構造に戸惑っている間に時間が過ぎていた。E64に到着すると、誰もいない。お隣のE65の係の人に訊いてみるが、分からないので案内板で確かめるよう言われた。でも、案内板までが遠い。既に離陸30分前。焦る。少し戻ったところで案内板を発見し、搭乗ゲートを確認したところ、E55に変更されていた。E55は案内板のすぐ傍だったので助かった。これが遠くのゲートだったら遅刻していたかもしれない。 パリ発モスクワ行きのアエロフロートは、3×3の機体で座席が狭かった。乗客には東洋人は見かけなかった。ほぼロシア人。 機体は定刻より40分以上遅れて離陸した。 アエロフロートの機内放送は、ロシア語⇒英語⇒フランス語の順で流れる。ロシア連邦の定める法律により、機長の職権で問題のある乗客を処分したり、罰金が科されることがあるというようなことを早口のアナウンスで言っていたのだけれど、いまいち聞きとれず(汗。ロシア語みたいな英語で、ちょっと耳がついていかない。 ちょうど翼のある付近に座っていたのだけれど、エンジンが動き始めると、きな臭い異臭がした(!)。下からはエンジン(?)の音も聞こえてきた。 アエロフロートはアルコールの提供は有料。機内食は結構美味しいと思う。 夜に向って飛んでいるので、あっという間に機外は夜の景色になった。 モスクワ上空から見るモスクワ市内の街の灯りが美しかった。着陸後、乗客から拍手が起こる。行きのチェコ・エアラインとの共同運行便でも起きていたので、ロシア人乗客は着陸時に拍手する習慣があるのだろうか。そういえば、今回は行きの便モスクワ→プラハの便の時のような、免税店で買った酒を飲んで暴れるトラはおらず、平和だった(彼は私のすぐ傍に座っていて、最終的に機長から警告文が出たのだが、それを破り捨てていたw)。 モスクワ空港では行きも帰りもバスによるターミナルへの移動だった。一瞬ではあるが、ロシアの寒気にさらされた。マイナス10度と言っていたかな。 モスクワでのトランジットは、行きの便のときのように恐ろしいことにはなっていなかった。あの時は、他の便に遅れでも出ていたのだろうか…。それとも時間のせいか。係員が一人しかいなかったせいか。今日は、私が離陸時刻1時間前に迫った東京行きの乗客であることを知った係員が優先して手続きをしてくれ、セキュリティチェックの長蛇の列に優先して並ばせてくれた。ロシア人の口から、定型文ではあるが、正しいアクセントの日本語とか単語が聞こえるのがおかしい。 今日は少し時間があったので、空港内の写真を撮影できた。こじんまりとしている。お手洗いは意外にも普通程度には綺麗だった。 免税店。 搭乗ゲート。到着した乗客の通路が、搭乗ゲートのドアのすぐ外にある面白い(?)構造だ。 モスクワ発東京行きは、ほぼ定刻どおりに出発した。行きと違って最新の機体。LANケーブル接続端子やUSBポートもついていた。機内放送はロシア映画とかあまりぱっとしない内容のものだった。 夕食。パリ発モスクワ行きで魚を選んだので、今度はチキンを選択。味付けは濃いものの、やっぱりアエロフロートの機内食はなかなか美味しいと思う。 個人モニタでファミリー向けのディズニーアニメをつけたが、睡眠導入剤を飲んだためいつの間にか爆睡していて、気がついたら放送は終了していた。むずかる赤ちゃんが傍の席にいたんで機内で眠れるか心配していたのだけれど、よく眠れてほっとする。これで体内時計を日本に合わせた。機内で寝られかったら困るのだ。なぜなら、帰国したらすぐにヴァイオリンの課題曲を練習して、夜にはレッスンに出なくてはならないのだから。 写真のテントウムシは、ニュルンベルクのユースホステルで大晦日にエレーネが新年のお祝いにとプレゼントしてくれたチョコレート。食べずにつれてきた。現在フュッセンにいて、これからインターラーケンに行くエレーネにもこの写真を見せてあげよう。日本に連れてきたよ、と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 9, 2009 02:10:49 AM
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