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テーマ:ヨーロッパ旅行(4229)
カテゴリ:ドイツ
2008年12月29日にドイツのローテンブルクを訪れたときにドイツ鉄道車内で出会った変な日本人について書いておこうと思う。
今回の旅行では中国人や韓国人の団体とはあちこちで遭遇したのだが、日本人とは殆ど会わなかった。私は中国人や韓国人旅行者が嫌いだが、これまでの経験から、旅先で会う日本人もあまり好きではない。というわけで、滞在期間を通じて少々幸運ではあったのだが、さすがにというかローテンブルクに行った日だけは別だった。アンスバッハから乗り換えた電車から、車内の日本人乗客がぐっと増えたのである。平日の午前中に乗った電車なので乗客はあまりいなかったのだが、その数十パーセントが日本人だった。このような観光ルートを走る車両のためか、ローカル線にもかかわらず、ドイツ鉄道の車両は写真のように最新型のものだった。通常はドイツ語でしかアナウンスがないが、ローテンブルクに至る乗換え駅では明瞭な英語のアナウンス(録音)もかかっていた。 この車両はメインの座席部分が中二階ぐらいの高さに設置されていて、一階部分にはホームと殆ど高さの差がない乗車口とトイレそして座席が少々あるという設計。ブースのようなトイレが車両内にある。 新しくて綺麗な車両に乗っているうちにお手洗いを済ませておこうとトイレに向かった。海外では日本のようにお手洗いがないし、駅構内のお手洗いは有料なので、電車に乗っている間にというわけである。 トイレのドアが「空き」の表示になっていることを確認してドアを開けたのだが、なんと、中に先客(中年女性)がいた。 トイレから少し離れた席に座っていた女性が日本語で「使っています」といってきた。聞けばその女性はトイレにいた女性の連れで、順番待ちをしているのだという。・・・使っているといわれても、ドアは空きの状態だったのだが。 中にいた人が出てきたので、私が連れの女性がいた席で順番待ちを開始した。 "事件"は暫くして起こった。 突然やってきた日本人男性が、トイレのドアを開けたのである。そして、ドアは、開いたのだ。その人も私と同じようにトイレが空いていることを確認して開けたのだと思う。男性はびっくりした様子で謝罪して席に戻っていった。 それから、中にいた女性が出てきたのだが、私は彼女から非難めいた口調で以下のように言われたのである。 「順番待ち、されていましたよね?・・・見られちゃいました。」 ↑ トイレの鍵は内部からかけられるようになっているのだが??? トイレの中に入ってみると、しっかりとドアを閉めてから鍵をかければ、内部からロックできる仕組みになっていた。先に利用していた二人が何故鍵をかけずにいたのか理由は不明だが、 自分がドアをきちんとロックしなかったくせに、それを赤の他人の責任に転嫁するなんて、どこか発想がいかれているとしか思えない。日本で同じ事件が起きたら、100%使用していた人の落ち度になることだ。 見られたくなかったら、自分で鍵をかけろ。 こういう馬鹿なやつに会うことがあるので、私は旅先では日本人を避けるようにしている。 ローテンブルク駅外観。観光地だが、駅そのものはとてもこじんまりとしている。駅を背にして左手に進むと、旧市街への入口にたどり着く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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