マイコプラズマ肺炎は苦しい
敬宮愛子内親王がマイコプラズマ肺炎にかかったとか。何を隠そうこのワタクシめも十年ほど前のこの時期にマイコプラズマ肺炎に かかり、9日間ほど入院したことがあります。土曜日の起床時に突然三十八度六分の発熱があり、近所の救急病院にいったら、待っている間に三十九度三分に。病院では風邪の診断で風邪薬を処方されました。土日とその薬を飲んでみましたが、熱は一向に下がらず。月曜日に会社を休んでもう一度前出の病院へ。また風邪の診断。火曜日も熱が下がらず。水曜日になって、午前半休をとって前の勤務先の傍にある別の病院へ行きました。そこでレントゲンを撮影した結果肺炎とわかり、医師からは即入院を告げられました。入院の用意をして、紹介状をもらって翌日からその病院の本院に入院しました。ところが、症状は入院前より悪化。熱は下がるどころか、四十度を超え始めました。激しい咳と痰と高熱で窒息するような感じで苦しく全く眠れません。こんな日々が続き、看護師さんも奇妙そうな顔を見せるようになりました。肺炎と診断した医師は入院は五日ほどで済むと言っていたのに、症状は悪化するばかりだったのです。その理由がわかったのは入院後一週間が経った頃。やっと担当医がかく痰検査を行い、ワタクシの肺炎がマイコプラズマ肺炎と判明し、抗生物質が切替えられました。そしたら、嘘のようにさーっと熱が下がったのですよ。午前に点滴して、午後には熱が平熱になりました。担当医は、勝手に肺炎球菌による肺炎と思い込んで、検査もせずにずっとワタクシに肺炎球菌の抗生剤を投与し続けていたのでした。何日も全然熱が下がらないのに!この誤診のおかげで、ワタクシの肺は、MRIでは内部に厚みのある白い層が写り、CTの画像もホワイトをべったりと塗ったように一面真っ白な状態になってしまいました。退院後も肺の中の大量の菌の死骸(=痰ほか)を排出するためのそれはもう激しい咳が長期間にわたって続き、いっそ休職したほうがよいような状態が続きました。肺炎後去年の引っ越しまで、それ以前は不要だったアレルギーの薬が必要になりました。高熱が続いた頃、当直医が「危険だ」と言ったのを覚えています。因みに担当医はバイトで他の病院に働きに言っていると言っていました。こういう誤診をしても、なんの補償もありませんでした。長期化して余計にかかったはずの入院費用(高額療養費の制度はありますが)の返済はありませんでしたし、余計に検査もして、病院は逆に利益を得ていました。おかしな話です。ヤブ医者には要注意です。最初に行った前の住居のそばの救急指定病院も、地元では結構ヤブ扱い。徒歩で2分のところだったので、病身に鞭打って行ったのですけれど、誤診されただけでした。 ワタクシが入院したのは、池袋にある胃腸器科を専門とするT病院です。新■センタービルに系列の診療所を開設しているところ。K山という男性医師はまだいるのかしら。今思い出しても腹が立ちます。