私の出産体験
一人目の出産は家から近い個人の産婦人科。両親学級やベビーマッサージのクラスが人気の雑誌にも乗ったクリニック。母子共に無事で産まれた。正常分娩産まれた子供はとても愛おしく幸せだっただからそれ以上を望むのは贅沢なことなのかもしれないでも…分娩は辛かった陣痛室でよくわからないままただただ陣痛に耐え不安に耐えた時間会隠切開の処置の後が長いこと痛かった退院しても痛みでトイレが辛かった痛みがなくなっても違和感が一年後も残って辛かった子供はもう一人は欲しいけれど正直また同じような出産をするのは怖かった。吉村医院の名前を聞いたのは母乳指導を受けた助産院。入院中からミルクを与える混合栄養だった為母乳を飲むのが下手になってしまったので私のおっぱいはトラブル続きで何度となく助産院にお世話になっていたのです。張って痛いのに飲み足りないと泣く赤ちゃんを抱えてなんでうまくいかないのだろうと悩みました。おっぱいが足りないのかなもっと食べないといけないのかな食べ物が悪いのかな飲ませ方が悪いのかなミルクをもっとあげないといけないのかな今は原因がわかる。スタートがいけなかったんだね。一番大事な産まれてすぐにほ乳瓶に慣れちゃったんだよね。赤ちゃんは何にも悪くないのに、(なんで上手く飲んでくれないの?)と思ってしまったこともあったね。ごめんね…母乳のトラブルが自然な育児、自然なお産について考えるきっかけとなって二人目の時は一人目の時とは違うように産めたらいいなと思うようになった大野女医著の「分娩台よ、さようなら」を読み、その中でまた吉村医院の名前を聞き、そして吉村先生の著書を読んだ。私が体験したいお産のかたちがそこにあった。そして幸運なことに通える距離に吉村医院があったのだ。吉村医院に通った妊娠中の40週は本当に楽しくすごせた。体にいいことか悪いことかは体が教えてくれるようになった。妊娠マニュアルなんて要らない。体の不快だと感じたら×気持ち良ければ○体の声を聞いてそれに従えばいい。体のどんどん歩いて運動して体はどんどん軽く感じる。散歩の帰り道、二歳になるナイトを大きなお腹の上に抱っこしてもへっちゃらだったお産は…陣痛はそりゃ痛みだもの、痛かっただけど少しも辛くなかった。信頼できる助産士さん、それにお産の仙人吉村先生がついてくれ不安はなかった呼吸法の指示もなく、ただ(自分のペースでいいよ~)と言われる不安がないから体の声がよく聞こえる。陣痛の合間にはウトウト気持ちよく寝てしまいそうな時間(寝てもいいよ~)と言われる寝てもいいの??いついきめば、どれくらいいきめばいいの??(いきみたくなったらいきみたいだけいいよ~)本当に自分の体に従えばいいんだ。マニュアルなんて要らないんだ。吉村先生に安産だよと言われた通り赤ちゃんはつるんとこの世に出て来てくれた。自分のもっている力で産めたんだな~とそしてそれは先生や助産士さんが手助けしてくれて実現したことだった本当に楽しかった。嬉しかった。