50からの旅立ち 酒飲み女の独り言

嘘つきのある人
その人は、いつもいつも嘘をつき
判り切った簡単な嘘をついて、叱られる・・・
叱られると
ごめんなさい、もう、嘘はつきません！
と毎回言うのですが、
何の反省の気持ちもその言葉には籠ってないのです。


その人にとって、褒められること
叱られること・・・どちらも同じこと


そのことを今日ある方から教えていただいて。
なぜ、嘘をつくのだろう・・・ずっと考えてきたけれど
私を見て下さい・・・
私を気にして下さい・・・
私だけを・・・
その気持ちに気付きました。


子育てをしたことのあるお母さんは
すぐ気が付くのでしょうけれど。
私は、なんでなのかなあ・・・
とずっと考えていました。


確かに嘘はいけない事です。
その人は嘘は「いけないこと！」と口ではいいますが・・・
嘘をつく事で叱られる・・・自分を気にかけて貰えると
嬉しく実は思っているのです。


そう考えたら・・・嘘をついてばかりのその人を
いじらしく感じてしまう。
どうしたらいいか、悩ましいけれど
きっと、喉がカラカラに乾くように
何かを欲しているのだろうと・・・


長い事以前の私は
嘘をつく人間は許せないと思っていたんです。
駄目なものは駄目という
白黒以外に無いと思っていました。


でも・・・
そんな単純な、簡単な、平面的な話なんて実は
ないのです。


それを、私は今毎日毎日
馬鹿な自分だった事を思い知らされています。


嘘をつくその人から・・・
いろんな事を教えていただいています。
本当に感謝です。