銀河惑星からのメッセージ

｢満月とかくれんぼ｣（宮沢せな著　文芸者）を買ったのは３月初めでした。

私はジャンル問わずの乱読家で、ハードブックを月に５冊は読みます。
ネットや株式投資に裂く時間より本を読んでいる方がはるかに多いのです。


｢満月とかくれんぼ｣の購入動機はタイトルに興味をもったから買ったのです。
独創的なタイトルですよね。

｢満月とかくれんぼ｣は、著者、宮沢せなさんが、書き溜められた詩が、キラキラと光っています。

厳しくもなく、柔らかでもない。
不思議なほど自然に女の夢が綴られています。

収められている詩の中で、あえて選ぶならば、私は、｢張り裂けそうな想い｣が好きです。

どこか悲しいのですが、読者の心を癒す言葉であふれています。

私は、宮沢せなさんより少し年下ですが、年代が同じであることから、自分に歌いかけ
てくる詩のような感じで読みました。

楽天市場のブログでお会いした時は驚きました。^^;


｢満月とかくれんぼ｣（宮沢せな著　文芸者）を読みつつ、私の頭の中を與謝野晶子の詩が往復したのです。


宇宙と私

宇宙から生れて
宇宙のなかにゐる私が、
どうしてか、
その宇宙から離れてゐる。
だから、私は寂しい、
あなたと居ても寂しい。
けれど、また、折折、
私は宇宙に還つて、
私が宇宙か、
宇宙が私か、解らなくなる。
その時、私の心臓が宇宙の心臓、
その時、私の目が宇宙の目、
その時、私が泣くと、
万事を忘れて泣くと、
屹度、雨が降る。
でも、今日の私は寂しい、
その宇宙から離れてゐる。
あなたと居ても寂しい。

與謝野晶子


｢満月とかくれんぼ｣から、

幼い頃から
月を眺めるのが好きでした。

月に夢を託していたのかもしれません

その思い達が現在（いま）

一冊の本に綴られました。

　　（宮沢せなさん）


宮沢せなの作家空間
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宮沢せな公式HP
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