月言葉～ツキノコトノハ～

ここまできて、私は一体何を怖がっているのだというのだろう。

もう、戻れないのに。戻ることなんてできないのに。



まだ、どこかで逃げ道を探している私がいる。






今まで、何度も何度も、覚悟を決めてきた。

その概要を知らない人から見ればよくわからないだろうなとは思うけれど、
それは、私にとって大きなリスクを背負うことだった。




覚悟して、なんとか決断して、進んで・・・

また、覚悟を決める壁にぶち当たる。その繰り返し。




図られたようにそのスケールはどんどん大きくなっていく。

そのたびに、自分の小さな枠を破壊して、新しいものを創造する。








壊して、創って、壊して、また創って・・・

そんなことをずっとずっと繰り返してきた。




自分のアイデンティティなど、役に立たない。

そんな世界に生きてきた。そう、せざるを得なかったんだ。









そしてまた、新たに既存の枠を破壊するときが来ている。

『私はここまで』・・・と決めた、自分の枠を。




自分に課した限界と、制限を打ち破り、本来の力を取り戻すために。









破壊と創造・・・それは常に表裏一体。


破壊をしなければ、新たな創造は生まれない。