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カテゴリ:歴史・城
安土城から自転車20分ほど走り、名勝「教林坊」へ。
ここは605年に聖徳太子により建造され別名「石の寺」とも言われています。 当初の計画では、ここへは地理的に行くのは難しいと考えていましたが、レンタルサイクルのお店で自転車でも行くことは可能だということ。 更にはここで初めて知ったのですが、白洲正子ゆかりの地だということでした。 彼女がここを訪れた際に書かれた随筆があるそうです。 白洲次郎好きの私としては、絶対に行かねばと思い自転車を走らせました。 閑静な住宅地の中に教林坊はありました。 入り口をくぐりしばらく行くと目の前には、まさに旬の紅葉が広がっています。 緑・黄・紅のグラデーションが見る目を惹きつけます。 前日に雨が降ったため、木の実にしたたる雫が印象的でした。 ここからでもすばらしい景色なので庭園に入ったらそれ以上にさぞかしすばらしいことでしょう。 表門をくぐるとすぐに書院に入るかたちとなります。 書院を一歩出ると・・・ すばらしいのひと言です! 中庭に創られた長椅子でちょっと一息しながら紅葉の美しさを満喫しました。 たいへん優雅なひと時です。 書院裏手から本堂へと続く道周り、庭園になっており、石庭と紅葉とが相重なった風景は絶景で「近江の名園」と言われるのもうなづけます。 風が吹くたびに紅色に染まったカエデが、書院の屋根に落葉する姿は哀愁さを感じ、見ていて全く飽きません。 書院の横には「水琴窟」が設置してありました。 数年前に知人から水琴窟の音をサンプリングしたCDをプレゼントしていただき、その時はじめてその存在を知ったのですが、ここで実際のものと音に遭遇できるとは思ってもおらず、とても感激しました。 竹筒に耳を近づけると、なんとも心地の良い音色が響き渡ってきました。 教林坊は、困難な願いも二度詣でれば叶うと言われているそうです。 詣でるためでなくとも、またぜひ訪れたい地であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 29, 2009 10:30:12 PM
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