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実家に帰っている間に、父親とたくさん話をしました。

私の父親は、建築士なんです。
あんまり勉強してないように見えるのに、いろんな資格とか取ってて、
なんだかちょっとくやしいんですが。
（私は今、必死になって国試、卒試の勉強してますから。）

設計とかを専門としているのですが、
今話題の、耐震偽装の問題。
ワイドショーとか見ててもよくわかんないんですよねえ。
ヒューザーは何が悪いの？とか、
専門的なことばっかでよくわかんない。

父親に聞いてみたところ・・・

やっぱり、専門的なことはわかりませんでした。
でも、建築士から見ると、
「なんであんなことやったの？？」
っていう疑問だらけなようです。

耐震の偽造って、やろうと思えばすっごく簡単にできるんですって。
ただ、偽造したって儲からないから、誰もやらなかっただけ、と。
今回出てきた人たち、誰一人として儲かってないみたいですね。
１千万とか、そういうかんじ？
それって一般庶民から見たらかなりの額だけど、
もしもばれたら、マンション１戸を壊して造り直さないといけない。
そしたら億単位での出費。
そんなリスクは抱えたくない。
だから、そんな小さい儲けは誰も狙わない、というものだったみたい。

へえ～・・・。

面白かったのはね、
父親が、「今回のはみんな被害者なんだよ」
って言ってたこと。

建築士も施工会社も、チェックしたり許可だしたりしてるところも、
ある意味みんな被害者だ、と。
とくに確認検査機関？そんな名前のとこは、悪くない、と。
そもそもそんな偽装があるなんて誰も思ってないんだから、
みつけられないのは不自然なことではない。
他にチェックするべきことがいっぱいあって、
柱の太さとか、そういったことは建築士も間違わないでしょう？って監査してくもんなんだ、って。

建築士も、自分が儲かってないんだから、そんなに悪いことをしたと思ってなかった。
だから最初のうちは報道にも出てきてた。
でも騒ぎが大きくなって、
やっと自分のやってしまったことの大変さに気づいて、
それで外に出てこなくなったんだ、と。

そもそも儲かってないんだから、
マンションを建て替えることなんてできなくて、
自己破産しかないだろうね、と。


なんか、わからなくもないんだけど、
しっくりこないですよね。
専門的なことはわかんないし、
彼らの儲けは鉄筋何本分、とかいう大したことない額だってのもわかったけど、
なんていうか、それじゃあマンション買った人たちは救われないでしょ。
住人達は、ただただ安全を求めてるんだから。
金銭的な保証、っていうのも、
そのお金で安全な住まいを手に入れるためなんだし。
そいやって困ってる人がいるんだから、正当化しないで！
なんて、素人からは言えませんが（笑）

そういえば、横浜市では、住人に対して頑張ってサポートしようとしてますね。
さすがは横浜市長♪