迷子
今日、迷子の女の子を助けてあげました。「助けた」とか言うと大げさですが、彼女にとっては大事件だったと思うんですよ。私が住んでいるとこは八王子からわりと近いところなんですが、一応駅ビルもあるような、それなりに大きな駅なんです。本屋の前で、その子は泣いていて、お母さんを捜していました。3歳くらいかな。私が思わず声かけたら、安心したのか不安になったのかわかりませんが、ますます大泣きしてしまったんですよ!焦りました・・・。とりあえず、大丈夫だからねえ、なんてあやして、一緒にお母さんを探してあげることに。とはいえ、駅は広い。しかもお母さんはすでに駅を離れてしまった可能性もなくもない。さて、どうするか・・・。私は、わずか5分ほどでお母さんを探し出しました!☆その腕前ったら、プロ並ですよ♪私は小さい頃、よく迷子になっていたらしいんです。母の話では、TDLでもスーパーでも、行く先々で迷子になる、という親にとってはなんとも迷惑な、改め可愛らしい子供だったようで。親と話していると、小さかったころの話になることって多いじゃないですか。だから私の迷子話ってのは、すでに何十回も聞いた話だったりするんですよ。迷子になりやすい子を持った母の教訓1、周りが静かになったとき、それは子供が迷子になって離れていったサイン2、迷子になった子は、大抵道の先にいる。来た道をもどっても、絶対にいない。3、子供は親の服装なんて覚えていない。4、泣いている子供は親が名前を呼んでいても気づかない5、そのうち見つかるわ、と開き直った瞬間に見つかる6、しゃがんで子供目線になると、すぐに発見できたりするもっとあった気がしますが、忘れてしまいました。二番目がポイントなんですよ。動物園とかで、親はゆっくり見てるけど、子供は飽きてきまうんですって。だから、親を置いてどんどん行ってしまうんで、はぐれる、と。ココは、母がもっとも強調してたとこです。今回の場合は、私は親を捜す側だったから、この女の子が来た道を戻ればいいわけですよ。が、しかし。どの道を来たかなんて覚えてない、と・・・。それじゃあしかたない。ここに来るまでなにやってたの?なんてとこから始まって。ドーナツ買った!元気のいいお返事ですこと。って、ミスドは駅の反対側だし!!とりあえず、そっちの方向へ。でもミスド方面へ行くには2通りの道がある。ここはカンですね。お母さんとどこではぐれたかもわかんないんだし。なぜかご機嫌な女の子を連れて、歩いていったんですが、ミスドの前にあるエスカレーター付近でお母さんを見つけたんです。お母さん、泣いてましたよ。ベビーカー押して、泣きながら捜してました。そりゃあそうだよなあ。どうやら、下の子がぐずって、面倒みてる間に迷子になってしまったんだとか。ゼヒお礼を、と引き止めてくださったお母さんの言葉を丁寧にお断りし、私は学校へ・・・。そう、これは朝に起きた話なんです。11時くらいかな。ちなみに、3限間に合わず・・・。「明日からはバスに乗らずに歩く!」って言ってたのに歩かず・・・。でも不思議と、気分は明るいです。なんだかイイコトしたな、って。たいしたことじゃないのかもしれないんだけど、小さいことだからこそ自分も嬉しくなってしまったのかもしれません。電車で妊婦さんに席を譲ったとか、そんなことでも私は1日楽しくなります。