Dolce Vita

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  韓国映画「ピアノを弾く大統領」

  2005年韓国映画「ピアノを弾く大統領」をテレビで観ました。ピアノを弾く大統領(DVD) ◆20%OFF！ 勤務先でトラブルを起こしてなかなか続かず、学校を転々としている女教師ウンス（チェ・ジウ）は新しい勤務先の高校の問題児、ヨンヒの父親（アン・ソンギ）と接近していきますが、一つ問題が。なんとヨンヒのパパ、ハン・ミアクは大統領だったのです！ ダンディーな大統領ときっぷのいい女教師の恋のお話。シンプルで他愛のないラブコメディーなので、安心して見られる作品です。いつも美しくはかなげで薄倖の運命に翻弄されて、なぜか不治の病に冒される役のことが多い韓国の美人女優チェ・ジウが、ショートカットのヘアスタイルにキュートな黒のパンツスーツ姿でくるくる万華鏡のように表情の変わる可愛い女性を演じています。この映画のチェ・ジウ、ほんとにキュート。悪戯っ子みたいな表情とか、目をくるくるさせるところとか、とっても可愛いです。ハン大統領役のアン・ソンギは韓国を代表する俳優さんだそうですね。ダンディーで優しくて、そして一人の女性を愛する政治家の役を誠実に演じています。さて、この二人、ＳＰたちをまいたり、楽しいデートをしたりして恋心を深めていくのですが、二人でいるところをスクープ写真に撮られてしまい、しかもウンスが学生時代にかかわっていたあることからスキャンダルになってしまいます。大統領を守るため、自分だけが悪者になろうとするウンス。でも、大統領はある決断を・・・。 アン・ソンギさんが一生懸命練習したというピアノが素敵。「Love is many splended thing」という、古い映画の主題歌だそうです。  この映画は「アメリカン・プレジデント」というハリウッド映画のリメイクだそうですね。こちらは未見ですが、韓国版もとても良かったですよ。特にチェ・ジウの意外な魅力が楽しかったです。あの「涙の女王」が寄り目になって気絶しちゃうんだもん。それがまたお上手でした アメリカン・プレジデント  

  2010年01月09日

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  映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」

  さてさて、新年早々見てまいりました、映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」。(↑前編の予告編はこちらの公式ＨＰで見られますよ♪）予告や宣伝でも言われていましたが、やはり映画館の音響とスクリーンで感じるオーケストラの音と演奏シーンは見ごたえ・聴きごたえがありましたよ映画館のお客さんは小学生くらいからお年寄りまで多種多様。シルバー世代のご夫婦ではなくデートらしい（会話がちょっと聞こえちゃった）カップルと思しき方々もいらっしゃったりして、「のだめ」のファン層の広さがうかがえました 以下、内容ネタバレあります。 最初っから迫力のある始まりでした。楽聖たちの銅像をめぐるようにウィーンの街中をジョギングする千秋と、パリのごみ溜め部屋（笑）で寝ているのだめのシーンがオーバーラップします。そう、今日は千秋がウィーン楽友協会ホールでデシャンオケを指揮する日。チケットと花束を持ってルンルンしながらパリからウィーンへ列車で急ぐのだめ。そして千秋の見事なベートーベン7番の指揮シーンへと・・・。 先月ケーブルテレビでこの映画のメイキング番組を見たのですが、玉木さんはほんとに指揮の練習が大変だったようです。で、ものすごく努力されたそうですが、なるほどの指揮者ぶりでしたよ。何にも知らない人に映像見せて「このひと指揮者だよ」って言ったら信じるんじゃないかな―と思いました。玉木さんはその他にラヴェルの「ボレロ」のヴァイオリンフレーズとバッハのピアノ協奏曲のピアノ演奏（弾き振り）もあって大変だったでしょうねー。ヴァイオリンとピアノはさりげなく吹き替えてあるようでしたが、でも自然な画面になっていて、特にピアノ協奏曲の演奏シーンは画面の角度なども含めてすごく良かったです。のだめ役の樹里ちゃんもピアノしっかり弾いてましたね。前編では「トルコ行進曲」だけでしたが（でも本人が指動かしているシーンが長い長い！途中からマングース集団が出てきてのだめのピアノと一緒に乱舞）、後編はもっともっとピアノを弾くシーンが出てくるはずなので、いやーお疲れ様です。それと相変わらずのはじけっぷりでのだめを演じる樹里ちゃんですが、特に「やられた」ショットはＲＵＩと一緒の千秋に逆上して飛びつき噛みついた後の、ヤギさんとのショット。原作のまんまの表情やん…この子やっぱり天才だわ～と改めて思いました（もちろんシリアスな演技も全部含めてですけどね）。ターニャ役のベッキーちゃんもピアノ歴がある人なので、ショパンの「革命」とモーツァルトの「オーボエ協奏曲」の伴奏、しっかり指が映ってるシーンがありました。黒木君役の福士くんも相変わらずの達者なオ―ボイストっぷりでした。 と、音楽演奏シーンももちろん感心したのですが、お話そのものも面白かったです。ドラマスペシャルの時と同じように、前編は「千秋編」、後編は「のだめ編」という感じなんでしょうね。原作でもすごく好きなエピソード、ダメダメマルレオケを鬼軍曹のような千秋とコンマスのシモンさんが叩き直して猛特訓、とうとうカタルシス一杯のコンサートでの大成功へ…というお話がメインになっていて楽しかったです。これはＳオケの時のエピソードに似ていますが、指揮者さんのお仕事ってこういうことの繰り返しなんだと思いますよ（指揮者さん→違ったらごめんなさい）、毎回新しいオーケストラとの出会いがあって、そこがマルレのようにダメダメだろうが質の高いところであろうが、指揮者である自分とオーケストラとの「融合」によってより良い音楽を紡ぎだしていかなくちゃいけない、というのが指揮者のミッションのように思うんです。自分は楽器はピアノだけしかやりませんが、バレエをやるので時々同じような感じなのではと思います。この場合は指揮者はコリオグラファー（振付家）だったり演出家だったりするのですが、バレエ団のメンバーはオーケストラの楽器と同じような感じかな～と思うのです。あはは、ちょっと脱線しましたが、まあそんなわけで千秋がひとつひとつ指揮者の階段を登っていくところで出会うオケとの面白くて愉快だけど実は「高めあい」の瞬間とそれが美しい音楽に結びついたシーンがとても好きで、この映画では見事にそれを画面に出してくれたと思いますよ同じことはのだめがのだめらしい一風変わったユニークな苦節を経て（笑）、素晴らしいピアノの演奏に結晶していくシーンにも言えます。こちらは後編で見られそうですね話は前編に戻りますが、外国人側のキャストも原作に似せてる人なんかもいて、思ってた以上に自然でした。特に重要な役割のシモンさんはすごく良かったですよ。ノースリーブヴァイオリン弾きとか打楽器の二人組、子だくさんでうちで練習すると奥さんに怒られる元チェロ首席とか・・・原作どおりだったり、さらに膨らんでいたり、最後のほうでは皆がそれぞれ忙しい生活の合間で一生懸命練習しているシーンが出てくるのですが、「映画化されてよかったなー」って思える展開になっていました。日本人側の新キャラ、谷原章介さん演じる顔はいいけど性格の悪い先輩指揮者松田さんはまさにぴったり。千秋の指揮するマルレのボロ・ボレロに大笑いするところなんか、さすが原作ファンですねー、まさに松田さんでした。のだめと松田さんのバスルーム対決は・・・やっぱり時間が足りないし下ネタだから映画ではダメだったんですかね。テオ役のなだぎさんも、ま、これはミルヒーと同じカツラキャラですが、何しろ持ちネタがディランのかたですから（笑）、オーバーアクションも妙にマッチしていてなかなか愉快でした。バソンのポールはほんとはヤキトリオの活躍も見たかったのですが。。。時間足りないですよね、残念。 そしていよいよ新生マルレオケと千秋の一番勝負。チャイコフスキーの「序曲　1812年」を千秋が振り、生まれ変わったオケの皆が演奏するところ、これが私的には前編の最大の見どころでした。もちろん随所にギャグがあったり、のだめの妄想がスパークして（千秋にチェレスタの代役を頼まれて有頂天状態）「変態の森」へ飛んで行ったり、カレー事件が起きたりと愉快だったんですが、前編の終わりは、のだめと千秋の不協和音に・・・。 ドラマ版から一貫して登場カットになっている千秋パパとの父子の葛藤エピソードがないため、千秋とのだめの間に出来た壁や、千秋がアパルトマンを出てパリ内別居状態になるまでの心理過程が映画版では説明できないので、最後の千秋の引っ越し宣言はちょっと唐突だったような気もします。のだめも急に千秋のピアノに嫉妬して焦ってしまうまでの過程が見られなくて（千秋の弾いた協奏曲がたまたま自分が一生懸命練習していた曲と同じ、という理由がついていましたが）ちょっと急ぎすぎちゃったかな？と思ったり・・・でもとってもおもしろかったし、↑の部分も後編ですっきりできることでしょう 映画のエンドタイトルの後で後編の予告もたっぷり流れました。パリへやってきた峰くんと真澄ちゃん、パリの音楽コンクールで頑張る清良（そうそう、あの横断幕も見られそう！）、そして、音楽の森で迷子になってしまったのだめと、のだめを見つめながら「オレはのだめに辛いことをさせているんじゃないのか？　のだめは楽しくピアノを弾いていられたほうが幸せじゃなかったのか？」とモンモンとする千秋の「変態の森ラブストーリー」のエンディングが見られそうです。もちろんのだめのピアノ協奏曲デビューも。玉木くん＠千秋が予告画面ではやたらと走り回っていました・・・。いなくなったのだめを探してるのかしらねー というわけで、楽しかったですよー。後編も楽しみにしてます最後は映画だ!ぎゃぼー!! のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ(DVD) ◆20%OFF！送料無料 DVD/邦画 (ガイドDVD)/最後は映画だ! ぎゃぼー!! のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ/ASBY-4510 【限定】●“のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編(仮)”＜初回限定仕様＞3CD（2009/12/9）

  2010年01月04日

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• 新年あけましておめでとうございます

  年が明けてもう数日経ってしまいましたが・・・（＾＾；）。遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。 今年もマイペースで好きな映画、ドラマ、本、その他いろいろ、気ままに感想を描いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  

  2010年01月04日

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  「坂の上の雲」　第五回「留学生」（第一部完）

  「坂の上の雲」第5回　「留学生」　第一部完です。第二部はなんと来年の12月、1年後！なんと気の長いドラマなんでしょうー１８９５年９月、巡洋艦「筑紫」が呉に帰還し、真之（本木雅弘）は松山の子規（香川照之）の見舞いに行く。子規は大学時代からの友人で、現在は松山中学校で英語を教えている金之助（小澤征悦）と一緒に下宿していた。帰り道、真之は律（菅野美穂）に子規の病状を尋ねる。やがて帰京することになった子規は途中、大和路を散策し、法隆寺の風情を句に詠む。97年６月、海軍の若手将校に海外留学の話が持ち上がった。真之はヨーロッパの大国への留学は選ばず、新興国のアメリカへ留学することを決意。真之の親友の広瀬（藤本隆宏）は将来、日本とロシアが衝突すると予見し、ロシアへの留学を希望する。留学中、真之は著名な海軍の戦術家マハン（ジュリアン・グローバー）に教えを請う。アメリカ・スペイン戦争の観戦武官となる機会を得た真之は、アメリカの伝統にとらわれない合理的な戦術に目を見張る。 いやはや、こんな豪華なドラマ、っていうか映画でもそうそうないのでは？？？と思うくらいお金かかってます、豪華です、海外ロケもすごすぎ。アメリカにロシア・・・アメリカロケもＮＹの街並みなど凝っていて（これは一部セットかもしれないですが）見事でしたが、とくにロシアの絢爛豪華な建物や風景、舞踏会や劇場の中などにはため息が出ました。今回は三人の主人公のうち、真之にスポットが。彼がいよいよ海外へと旅立ちます。目指す先はアメリカ。モックンの英語上手ですね。私も日常生活で英語を話しているのですがが、彼のセリフは英語を丸暗記するレベルではなく、英語という言語を使ってしっかりその内容をお芝居していると思いましたし、聞き取りやすい発音だなーと思いました。好古（阿部さんのオヒゲ素敵）も確実に実力を発揮している中、気の毒なのは病床の子規。正岡子規を演じる香川照之さんは病状に合わせてずいぶん減量されてるのではないでしょうか。彼の、自分の運命を受け入れつつも海の向こうの親友真之を羨み、憧れるあきらめきったような悲しいまなざしに見ているほうも涙してしまいました真之がアメリカから送ってくれた毛布にくるまれ、小さな庭を眺めながら「今年もみんな年を越せるのお」と涙する子規・・・。そうそう、真之の親友の広瀬も今回は活躍してましたね。ロシアロケも綺麗でした。赤毛のロシア美女アリアズナと恋に落ちる広瀬・・日本からの軍人で一番人気があったとのことですが、演じる藤本隆宏さんも背が高くて立派な体格なので、アリアズナと舞踏会でヨハン・シュトラウスのワルツ（春の声）を踊るところもなかなか様になってましたね。それから今回は広瀬のライバル（と向こうは勝手に思ってる？）、ロシア人貴族の青年ボリス君が何気に大活躍。こういう役、マンガによく出てきませんか―？？？ラブラブな広瀬とアリアズナを遠くからバラの花束を持って茫然と見つめるボリス君・・・いと哀れなり そしていよいよ真之は、次の赴任地、英国へ・・・というところで第一部完。第二部は現在作成中だそうで一部予告として流れましたが、ますます豪華そうな感じです。でも一年後までお話覚えてられるかしらん？？？ とにかくものすごくレベルの高い見事なドラマだったと思いますよただし、戦争は良くないです。昔のこの時代、弱小未開の国だった日本ががむしゃらに功績を上げた歴史としては興味深くても、やはり戦争はいけませんよね。現代ではこのようなことになりませんよう、それは肝に銘じながらドラマを見ていきたいと思います。 写真で読む「坂の上の雲」の時代 『坂の上の雲』もうひとつの読み方

  2009年12月27日

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  「のだめカンタービレ　番外編　AKT2」

  「のだめカンタービレ番外編　AKT2」 Ｒ★Ｓオケ元メンバーほとんど総出演。菊池君まで日本に避難しに来ています番外編は笑いが満載ですねー。今回もネタがいっぱいでした。 以下ネタバレあります。 何より男を上げたのは黒木くんでしょう（くろきん祭りまだまだ続行中）なんたってドイツのオケに入団が決まっていて金髪に青い目の（それに多分外見的には美人）恋人を連れてきてしかも飲み会で、その彼女にフランス語で話していて（しかも会話の内容はプロポーズ）確かにかっこよすぎかも。Ｒ★Ｓオケの男子たちから見たらまさに希望の星、黒木先生と呼ばれる黒木君なのでした。一方例のホクロ美人は、千秋のウィーン時代の幼なじみで社交ダンスのペアでした。真澄ちゃんを始め、みんなが「彼女は危険！」とのだめを心配してるって言うのに当ののだめが危険を感じてマークしているのはブー子菅沼沙也！千秋といがみ合いのけんかをしているところとか彼女の歌の才能に千秋が「はっ」としているところとかに過去の自分のデジャヴなのか、ライバル意識を・・・（これは当たるのか外れるのか？？？）そして相変わらずの大河内君のせいで、リハは土台からすっかりやり直し体制のようですね もしかしたらこの番外編のあっかるーいノリも、実写版チームでいつかテレビスペシャルになっちゃうかもですね。ヨーロッパロケも外人タレントも必要ないし、費用はかなり低コストで抑えられつつ内容は笑えますから、なったら面白いかも 【送料無料選択可！】最後は映画だ! ぎゃぼー!! のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ / 邦画 (ガイドDVD)【送料無料】ヤマハミュージックメディアピアノで弾く映画「のだめカンタービレ 最終楽章」

  2009年12月26日

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  「JIN－仁－　最終回」

  「JIN-仁-　最終回」ＪＩＮ－仁－（最終回）◇仁（大沢たかお）のもとを訪れた佐分利（桐谷健太）が、乳がんについて調べたという資料を仁に渡す。佐分利から野風（中谷美紀）の再診を強く求められた仁は、吉原で再び野風を診察する。野風の身請け話の行方が、恋人の未来（中谷＝２役）の存在にかかわると考える仁は、明らかに乳がんの兆候が見える野風に悪性かどうか分からないと言って、手術に難色を示す。佐分利は仁の診察に納得できずにいたが、野風は笑顔で受け入れる。一方、咲（綾瀬はるか）の縁談話は着々と進み、結納の日を迎える。 3か月楽しませていただいた「JIN－仁―」もとうとう最終回です。来週から日曜の楽しみが一個減ります（もう一個見てるドラマはあるけどね。笑）最終回を見てしみじみ思ったのは、このドラマは仁だけが主役じゃなかったんだなー（多分）ってこと。仁先生、坂本龍馬、咲、野風それぞれにスポットが当たって、彼らのどれもが輝いていました。とくに龍馬は最後までビシッと決めてくれましたね最終回では野風の乳がんの手術をきっかけに、仁先生、野風自身、咲の人生がそれぞれ変っていきました。江戸の時代で、「今日」という人生を生きていく決意を深めた仁先生。野風の手術をしたことで、未来の写真は消えてしまいました。でも彼は野風を助けることができてよかったと、本当に嬉しそうに言ってましたもんね。花魁の世界を出て、普通の世界で（それも一人で）生きていくことになった野風。仁先生が大好きだけど、大人の女として、素敵な去り際でした（最後にキスを残して）。野風はどうやら塾の先生を始めるようですね。そして、未来の世界の彼女の子孫と思われる未来（みき）も元気な姿で教師をしているようです。野風の生き方が、未来の運命も変えてしまったのかもしれないですね。咲はお嫁に行くのをやめ、野風の手術が阻止されるのを命がけで守り、そしてやっぱり仁先生のもとで看護師修行を続けることになりました。きれいなまとまりでしたが、最後は引っ張りましたね。仁先生が足台から足を踏み外して転落…あれ、未来に飛ばされちゃうの？と思ったら無事なようで…と思ったら今度はあの不気味な赤ん坊の目が。。。これで終わりなんてずるーい！！！続きは映画（といううわさなんですが、続編ドラマかスペシャルなのかしら？）で見なさいってことなんでしょうか。 でも、とにかく面白かったです。ここまで役者さんに全くハズレのないドラマって珍しいと思います。特に先に上げた主役級4人を演じる俳優さんたちはほんとにお見事でした。そして特に特に内野さんの龍馬どん。（ダーリンがぼそっと言いました。「こんなに龍馬にはまってる役者（内野さん）が一足先に出たら、来年の大河の龍馬はやりにくいだろーなー」→いやいや、もちろん福山さんにも頑張っていただきたいですが！！！）最後、龍馬は仁先生が未来から来た人で、自分の運命がどうなるかを知っていることも分かっていているのですが、でも彼は仁先生に自分の未来を問いかけることもなく言います。「十年先、百年先を知ったところで日は一日一日あけていくだけじゃ。一歩一歩進むしかないがじゃ。わしも先生も地を這う虫のように」「じゃ、龍馬さん、また明日」「おう、また明日じゃ」そう言って別れる仁先生と龍馬がすがすがしくて素敵でした。  未来、あそこから出ていかないオレに、君は本当はずっと言いたかったんじゃないだろうか。もう一度歩いてみろ、きっと思う以上に美しいはずなのだから。人生は。 最後まで楽しく見ることができました。でもこうなっちゃうと続き、気になりますよねー。この終わり方でほんとにおしまいってことは多分ないですよね？？？？ ↓思い起こせば3カ月チョイ前、赤坂の街角で見かけたこのド迫力のポスター。「へー、あの「仁」がドラマになるんだー。どんなふうになるのかなー」なんてお気軽な興味を持っていた私（大沢たかおさんファンなので即座に視聴決定ではありましたが）こんなにはまるとは思いませんでした。JIN-仁- DVD-BOX/大沢たかお［DVD］【返品種別A】 だって面白かったですもんねそれから毎週トラックバックを送ってくださったブロガーの皆様もありがとうございました。またの機会によろしくお願いします！！！

  2009年12月20日

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  「ＪＩＮ－仁―　第10回 龍馬暗殺！」

  「JIN－仁―　第10回　龍馬暗殺！」野風（中谷美紀）の身請け話が決まる。野風の強い希望で診察することになった仁（大沢たかお）は、咲（綾瀬はるか）と共に吉原に向かう。そこには身請け先の藩医も同席していた。診察を始めた仁は、野風の体の一部に異変を感じる。しかし現代に残してきた恋人の未来（中谷＝２役）を案ずるあまり、その異変を野風に伝えることができなかった。葛藤（かっとう）しながらも仁は、診察は正しいと自分に言い聞かせる。一方、縁談の話を仁に伝えられずにいた咲はある日、仁に対してある思いを打ち明ける。歴史を変えてしまうことへの恐ろしさを痛感した仁は、龍馬（内野聖陽）の時代を変えようとする画期的な考えにも戸惑い、歴史を元に戻そうとする。 野風を診察し、彼女の胸に小さなしこりがあることに気付きながらも「問題はない」と伝えた仁先生。そのおかげで写真の未来の姿がくっきりしてきたのでしたが・・・。 「花岡流」・・・「花岡青洲」先生ですね。聞いたことありますよ、「花岡青洲の妻」って本がありましたよね、幕末に世界で初めて麻酔を使って乳がんを手術した先生でしたよね。さてさて、今回は咲ちゃんの仁先生への思いが切なさが一杯みなぎっていましたね。咲の役は綾瀬はるかさんじゃなきゃ、他の女優さんじゃ無理だったでしょうね。ひたむきさ、幼さがありながら芯の強いところ、ほんとに見事なキャスティングだったなと今回見ていて特に思いました。お見合い話と仁先生への片思いに悩む咲は、恋のライバルであるはずの野風に、相談に行きます。花魁の野風のことを、武家のお姫様である自分と同等と考えて、「一番気持ちを分かってくれる」人として相談する咲はほんとにいい子だし、その彼女に微笑みながら「咲さんが大好きでありんす」と伝える野風もとても素敵な女性。野風が乳がんかもしれないのに仁先生は未来の恋人のために彼女の病を見過ごそうとしている、そう気付いた咲は仁先生に必死で訴えるのでしたが・・・。 龍馬に言われてようやく咲の思いに気付いた仁先生（このニブさが先生の魅力ではありますが・・・）は、とうとう咲の家を出て、ペニシリン醸造所で寝泊まりすることにしました。次回、彼はやはり野風のために治療することになりそうですよね。 でもでもでも、それよりも、後半、大変なことになっちゃいました！龍馬と仁先生が刺客に襲われちゃいました。オレが歴史の時計の針を進めたツケ、そのツケが龍馬さんにまわったということか？ 自分が刺客を引きよせ、仁先生に逃げるよう指示した龍馬。でも、仁先生は龍馬を助けに・・・（剣もないのに、石で・・・） 結局ギリギリのところに追い詰められたふたりは、そのまま崖から転落・・・。川（か湖？）に落ちた仁先生は龍馬の姿を探して彼の名前を呼びますが、龍馬の姿はどこにもなく・・・。やっぱり包帯男は未来に飛んできた龍馬だったんでしょうか？ 次回最終回、ああ、気になりますねーどんなふうに終わるんでしょう。（でもその続きは映画になるそうですけどもね） このドラマも、「坂の上の雲」同様、実力のある俳優さんばかり配置しているからか、見ていて安心できますね。仁先生役の大沢たかおさんももちろん素敵なのですが（くっしゃくしゃになった泣き顔がかっこいい俳優さんなんて、めったにいないと思うわ） 、何より私の中でアッパレなのは龍馬どん役の内野さんです。内野さんが龍馬を演じる大河ドラマか、または司馬さん原作の「竜馬がいく」のドラマ、って見てみたい気がするんですが。（いや、もちろん福山さんのも楽しみなんですけどね）  【予約】 JIN -仁- （17）●MISIA“逢いたくていま”CD（2009/11/18）

  2009年12月13日

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  「坂の上の雲」　第3回　国家鳴動」

  「坂の上の雲　第3回　国家鳴動」 西欧列強の世界にこぎ出した"少年の国"ともいうべき明治の日本は、世界という荒波の中で苦悩していた。１８８９年、日本は大日本帝国憲法を発布し、近代国家の基礎を固め始める。その年の夏、子規（香川照之）は病気療養のため松山に帰郷。真之（本木雅弘）も広島・江田島から帰省し、二人は３年ぶりに再会する。子規は真之に、俳句の道を進むと打ち明ける。２年後の91年５月、来日していたロシア皇太子ニコライ（ティモフィー・ヒョードロフ）が暴漢に襲われヨーロッパの大国、ロシアとの間に緊張が走る。そのころ海軍兵学校を卒業し海軍に入った真之は、後に連合艦隊司令長官となる東郷（渡哲也）と出会う。一方、フランスから帰国し陸軍士官学校の馬術教官になった好古（阿部寛）は、児玉（高橋英樹）の勧めで多美（松たか子）と結婚。好古と真之は陸軍と海軍、それぞれの立場で臨戦態勢に入るのだった。 だんだんお話の中にも雲が立ち込めてくる部分が・・・。世界情勢は雲行きが怪しく、正岡子規はとうとう（そのうちと分かっていましたが）喀血、そして好古と真之の父が他界。子規は学校を辞めて、新聞社に勤め、本格的に俳句をやることを決意します。後見人であり、新聞「日本」の社長である陸羯南（くが　かつなん）が「せっかく入った学校を辞めてまで・・・」と止めようとしたとき、子規は頭を下げて決意のほどを伝えます。自分には残された時間があまりない。だから俳句をやりたいのだと。陸は、黙ってその言葉を聞き、すぐに子規を社員にし、家などの面倒を見ようと快く言ってくれます。子規がどんな思いだったか考えると心が痛みます。そのあと陸の隣家に妹と母を呼び寄せてお引っ越し、友人の夏目金之助（後の漱石）が手伝ってくれます。金之助が「猫」が主人公の物語のアイディアについて（吾輩は猫である、ですね）話してみんなでゲラゲラ笑うところ、とっても楽しい場面なのですが、その先に起きることを考えるとせつなかったですね。そんな中、ほっとするような愉快なエピソードは好古の縁談話。児玉に結婚を勧められ「母が気に入った人となら」と適当にはぐらかした好古、まんまと母の策略にはまってしまいました。母のお気に入りの女性に会わせる、と言われて連れてこられたのは前に下宿していたお屋敷。出てきたのは美しい着物姿の多美おひいさまでした（笑）。しかも多美さんと母はすっかり仲良しの様子で、すっかりはめられていた好古。でも、固ーい表情だった好古が、見合い相手が多美だと知ってほっとした時の表情は見逃しませんでしたよ、ふふ二人の結婚式を、モノクロの活動写真風に撮ってるシーンも楽しかったですね。阿部さん、19世紀風の洋装も軍服もほんとにお似合いですねー おっ、そうそう、帰郷した真之くんの水泳＋陸軍とのヤンチャエピソードも楽しかったです  さて、日本は日清戦争に突入していきます。陸軍として好古が、海軍として真之が出征。好古が出征していくところを多美が見送るところ、多美さんを演じる松たか子さんのうるうるお目目が情感こもってさすがでした。でまた馬上の阿部さんめちゃカッコよかったです（そればっか）それにしてもこのドラマはほんとに配役全て、配置されている俳優さんがすべて演技の実力がある方ばかり。実力がある人じゃないとこのドラマにはきっと出られなかったでしょうし、出たとしても浮いてたでしょうね、と思うくらい隅々まで俳優さんたちの底力がみなぎっている（ナレーターからしてそうですもんね）最近では珍しいくらい重厚な作品だと思います。 でも次からはお話がだんだん私の好みから離れていくんですよね（正直なところ・・・）。3人の、夢と希望にあふれたやんちゃな青年時代のお話が一番好きだったし、とても見事なクォリティでドラマ化していただいたので、これから続けて見るかどうしようか、悩むところです。でも、豪華な戦闘シーンは気になるし、やっぱり子規さんの最期までは見届けたい気も・・・辛いけど『坂の上の雲』と日露戦争文藝春秋にみる「坂の上の雲」とその時代

  2009年12月13日

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  「のだめカンタ―ビレ　アンコール　オペラ編　AKT：１」

  「のだめカンタービレ」、本編は終わってしまいましたが番外編の「オペラ編」が早くもスタートしました。習慣で、つい買ってしまった「KISS」。でもカレンダーのおまけはついてるし、お話も久しぶりにげらげら笑える「日本編」の初めのころのようなお笑いのノリ。二ノ宮先生も長大な本編を書き終えて、今は楽しくはっちゃけてこの番外編を描いていらっしゃるのではないでしょうか？以下　ネタバレです。  最初から豪華な豪華なオペラ「椿姫」の舞台のシーン。棒を振るのは巨匠ヴィエラ先生。第一幕の「乾杯の歌」のところですね。まさに目の保養です 場所は天井の絵や外観からすると、パリのオペラ座（ガルニエ宮）のようです。ヴェルディ / 『椿姫』全曲　M．ドミンゴ演出、コンロン＆ロサンジェルス・オペラ、フレミング、ヴィラゾン、他（2006　ステレオ） 【DVD】それでパリ在住ののだめも見に来ることができたんでしょう、その華麗な舞台を目をまん丸にして客席から可愛いドレスで観賞しているのだめ。その舞台裏で助手をしながら「オレもオペラが振りたい」とシリアスに思う千秋。まだまだだって分かってるけど　どんな小さな舞台でもいいから依頼が来れば・・・そんな千秋にオペラの依頼が！なんと峰くんからです。R★Sオケが市民オペラのオケを依頼されたので指揮をやってほしいと。「やる！」と即答の千秋（パリのアパルトマンにてごはん作成中）、のだめは、寝起きらしく歯磨き中です。ちょっと待て、日本が夜だったら、時差的にお昼ぐらいのはず（日本が夜7時だとしたらパリは同日の12時くらい）。のだめ寝坊すぎーーーーどうやら、相変わらずの役割分担で（→千秋、家事担当、のだめ→食べて散らかす担当。笑）この二人一緒に暮らしてるようですが、まだ薬指には指輪がないので、結婚はしてないのかな？？？？ で、スケジュールをやりくりしてオーディションのために日本へ来た千秋。そこに現れたオーディション応募者たちは・・・笑。演目はモーツァルトの「魔笛」。主役をやるのはなんとおなつかしのブー子こと菅沼ちゃん？　自分のことを「彩子の親友だった」とのたまってます（いつから親友になったんだー！）。しかも峰が演出…モーツァルト / 歌劇『魔笛』全曲　スイトナー＆シュターツカペレ・ドレスデン　 輸入盤 【CD】その他個性豊かな（でも実力のある人もいる）応募者たち。「夜の女王」役志願で、千秋と知り合いの杏奈という美人（しかもウィーンの音大卒業後ウィーンでデビュー）とか、プロで実力派で奴隷頭のモノスタトス役経験のあるテノール歌手が、タミーノ王子のオーディションに来たりとか（市民オペラででもせめて王子やりたかったのかしら）、才能を秘めていそうな女の子とか。手ごたえを感じて一時フランスに戻った千秋は、6月に改めてのだめと一緒に帰国。コンセルヴァトワールを無事卒業したのだめは、日本で初のソロコンサートに挑戦するらしいです。のだめは空港でもパリス・ヒルトン並みに自分が歓迎されるかと思ってたみたいだけど、全然そうじゃなかったみたいで・・・ というか、のだめはさておいて、R★Sのメンバーの間に激震が走り、みんなが驚愕したのは（そして私の今回一番のツボ）、黒木君が金髪碧眼の彼女（ターニャ）を連れてきたこと。黒木泰則　凱旋帰国滝涙を流して拍手の嵐の男子たち。（のだめ、凱旋帰国ならず・・・）ほんと、久しぶりに笑わせてもらいました。千秋とのだめも大人っぽくなったのですが（千秋は髪短くなりましたね）、表情とかは日本編の雰囲気があってなつかしかったです。オペラ編は肩の力を抜いて楽しめそうですねKiss (キス) 2009年 12/25号 ［雑誌］のだめカンタービレ（＃23） そうそう、私も市民オペラに参加した経験あり。ヨハン・シュトラウスの「こうもり」でした。でも参加したパートは踊るほうで（バレエ）、二幕の舞踏会で「フレンチ・カンカンを踊る踊り子」の一人でした。でも、歌のパートの人たちとも一緒にお稽古して、なかなか面白い経験でしたよ

  2009年12月10日

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  「坂の上の雲」　第2回「青雲」

  「坂の上の雲」　第2話　「青雲」 １８８４年。上京から１年、真之（本木雅弘）と子規（香川照之）が暮らす東京は文明開化の奔流の真っただ中にあった。９月、真之と子規は大学予備門に合格。報告を受けた好古（阿部寛）は、座右の銘である福沢諭吉の言葉を真之に説く。そこへ下宿先の娘、多美（松たか子）が祝いのタイを持ってくる。好古が在学する陸軍大学校では、児玉（高橋英樹）がドイツからメッケル（ノーベルト・ゴート）を教師として迎え、日本陸軍はドイツ式になっていく。春になり、子規の妹の律（菅野美穂）が松山から上京。結婚の予定を打ち明け、真之に子規のことを託す。真之と子規は予備門で、後に夏目漱石として有名になる塩原（小澤征悦）と仲良くなったり、野球を始めたりする。しかし一方で、自分たちの将来について悩む。子規は文学の道に進むことを決意。軍人になろうと決めた真之は86年10月、海軍兵学校に入学する。 日曜の夜に面白いドラマがバッティング・・・どっちを見たらいいのよーと嘆いている人も多いのでは（「JIN」と30分かぶっちゃうのよね）今日のお話も面白かったです。好古、真之、子規、三人の文明開化の東京での生活。街のセット、相変わらずすごい。お金かかってますねー。それから日本国内に残っている洋館や、海外での重厚な建物のロケも素晴らしいですねー。 真之と子規の大学予備門合格を祝って、おんぼろ下宿で祝杯を上げている三人のところにお祝いの鯛を持ってやってきたお姫（ひい）様こと多美子さんと好古のやり取りがおかしかったです。それから真之と子規のスクールライフも楽しかったですね。それにしても同じクラスに未来の夏目漱石やら、有名な文人やら、スゴイ人たちがうじゃうじゃ。やっぱり明治ってとんでもない時代だったんですねー。チャンスと志があれば、自分の力を思い切り出して「坂の上の雲」を目指していける、そんな時代だったのかもしれません。 そして上京してきた子規の妹、律。彼女はいとこの軍人のところにお嫁に行くことに決まったのですが、ひそかに真之のことをずっと好きだったんですねー。彼女のせつない思いが菅野美穂の大きな瞳にあふれそうで、やっぱり上手な女優さんだなーと。その後彼女は、結婚生活はうまくいかずにすぐ離縁されてしまい、海軍士官候補生となって休暇に故郷を訪れた真之と再会を果たすのですが・・・。（かなりロマンティックな盛り上がりでしたが、真之さんは史実上も他の人と結婚しちゃうんですよね（←演じるのは石原さとみさんでしたっけ？））真之は「女子（おなご）でも必ず立身独立できる」なんて、ちょっとベクトルの違う慰め方ですが・・・ま、しょーがないか、史実を変えるわけにもいかないですもんね ところで子規さん、史実通り、ドラマでも野球に夢中になってましたね彼が「ベースボール」を「野球」と呼んだり、ルールを日本語に訳したりしたのは有名なお話だそうですね。多才で、生き急いでいるかのような子規（まさに彼の人生を暗示するかのように）、やんちゃな学生のうちから既に名参謀の才覚が垣間見える真之、着実に陸軍士官の階段を上っていく才気あふれる好古・・・。人生で「やりたいもの」。既に見つけている「単純明快」な好古と、文学、俳句の世界に照準を定めた子規、そしてとうとう大学予備門を退学して海軍に入ることを決意した真之。大学予備門をやめることをノボさん（子規）になかなか言い出せない真之・・・。雨の日、いつも散らかっている自分の部屋がきちんと片付いているのを不思議に思った子規は、その机の上に真之の手紙を見つけた…。進路が分かれてしまった二人。切ない思いを抱えながらも、子規は真之に門出を祝う句を送ります。戦をもいとわぬ君が船出には風吹かば吹け　波立てば立て（だったかな？）好古の進んだ陸軍はドイツ風、真之の進んだ海軍はイギリス風。どちらの士官学校も、当時の日本の中では一番西洋化が進んでいたようです。カレーライスも食べてたしね（食べたくなっちゃった）。　そうそう、馬上の軍服姿の好古（阿部寛）さん、めっちゃカッコよかったですーもちろんモックンの軍服姿も素敵ですけどね。坂の上の雲（1）新装版司馬遼太郎と「坂の上の雲」

  2009年12月06日

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  「JIN -仁-　第9回　残酷な神の裁定」

  「JIN－仁―　第9回　残酷な神の裁定」 野風（中谷美紀）に突然、身請け話が舞い込む。一方、仁（大沢たかお）は佐分利（桐谷健太）らが作った医療器具に感心する。しかしその医療器具を見た一人の老人は鼻で笑い、仁の医療を真っ向から否定する。老人は火消し「を組」の親分、辰五郎（中村敦夫）だった。素性を知らずに辰五郎に意見した仁は、今度火事があったとき火事場で治療することを約束してしまう。ある日、野風から手紙を受け取った仁は、龍馬（内野聖陽）と共に吉原へ向かう。そんな仁に、咲（綾瀬はるか）は切なさを募らせる。吉原で野風と二人きりの状況になった仁は、野風が心までも未来（中谷＝２役）に似ていることに気付き、不思議な感覚を覚え始める。その時、仁の目に、江戸の町を覆い尽くす大火の波が飛び込んでくる。辰五郎のもとへ駆け付けた仁は、想像を絶する修羅場を目にする。 写真に写る未来の姿が消えかかってる・・・？？？「医者の度胸と心意気」を火事が起きたら見せてやる、と火消しの辰五郎親分と約束してしまった仁先生。江戸時代の火消しの親分って、すごい存在だったのですね。町民の身分でありながら、まるで現代の警察署長のような感じでしょうか。   野風ともう少しで・・・というところで、大火の知らせを聞き火事場に駆け付けた仁先生は江戸時代版ER(緊急治療室）を展開します。先日偶然作ってもらっていたアンビュバッグや患者の重症度を色別の帯で区別する方法などを導入、トリアージでしたっけ？てきぱきとさばいていきますが、「を組」の千吉が気管支に火傷を負い、気管支切開をしなければ死んでしまうという事態に。火消として本望な死に方だといい、千吉を寺へ運ぼうとする親分に「触るな！」と叫ぶ仁先生。火が燃え移る危険の中で、患者を見殺しにできないと、一晩かけて気管支切開手術を行った翌朝、建物の外に出た仁先生たちは自分たちのいた建物以外が全て焼け野原になっていることに驚きます。親分たちが守ってくれたのでした。火消の心意気と、医者の心意気。「心意気」同士が通い合う、粋なお話でした。 ・・・が、それだけではすみませんね・・・お話はだんだんとクライマックスへ・・・。見受けされ、籠の鳥になって仁先生と会えなくなる前に、せめて一度だけでも先生と結びつきたいと願っていた野風。そんな彼女は仁先生を火事に連れて行かれてしまいましたが、花魁のプライドから泣かない、と言います。でも竜馬は「こうすりゃあ見えんじゃろ」と言ってそんな彼女を抱きしめてくれます（この竜馬どんはほんとにいいヤツですね）。竜馬の肩にすがって仁先生へのせつない思いをつぶやく野風・・・。彼女は、胸にしこりがあるのに気がつきました。一方、咲には縁談が。 そして仁先生は激しい頭痛に倒れました。あの包帯男の正体は・・・あの不気味な赤ん坊は・・・。そして竜馬暗殺？？？次回も目が離せませんねー ●MISIA“逢いたくていま”CD（2009/11/18）

  2009年12月06日

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  ラッセ・ハルストレム監督の映画の原点「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」

  私の大好きな映画監督のひとり、ラッセ・ハルストレム。彼の映画はほとんどどれも大好きです。彼は今ではハリウッドなどで活躍していますが、元々はスウェーデン出身の映画作家。私にとって未知の国だったスウェーデンをとても身近なステキな国と認識させてくれた作家さんでもあります。これはそんなハルストレム監督がスウェーデンで制作し、彼の才能とそのかわいくけなげで温かな映画の作風が世界中から注目されるきっかけとなった作品です。 【新品特価】【DVD】洋画／ラッセ・ハルストレム　初期作品集　DVD-BOX（COBM-5261）（洋画）  舞台は1950年のスウェーデン。父は行方不明、いじめっ子の兄と病気の母（普段は優しいけどときどき体調不良で感情がコントロールできなくなる）と一緒に暮らす少年、インゲマル。彼には「カエルちゃん」という可愛いガールフレンドもいる。そんなインゲマルには口癖があった。「それでもぼくは●●よりはましだ・・・」「比較すれば、ぼくは運がいい・・・」どんなに辛いことがあっても、実験のために宇宙ロケットに乗せられ、地球をぐるぐる回りながら餓死したライカ犬よりはましだ、お祈りを唱えている途中にいきなり撃たれたシスターよりましだ・・・そう思うことで自分の不幸をなんとかやり過ごそうとするインゲマル。でも、母の肺結核が悪化し、兄とも離されて田舎に住む叔父さん夫婦の家に引き取られることになったインゲマル。一人ぼっちで汽車に乗り、しょんぼりと田舎へやってきた少年を、叔父さん夫婦は温かく迎えてくれます。インゲマルを挟んで三人で座った車の中で、叔母さんが明るくなってきた外の風景を見ながらいうセリフが素敵です。「あんたが太陽を運んできたのよ」この村には変わった人たちがいっぱい。叔父さんの家に同居している叔父さんのお父さん（だったかな？）なんか秀逸。ずっとベッドに寝たきりなのに、インゲマルに女性の下着のカタログの記事を読んでくれとせがみます。当時の下着のカタログだからそんなに過激な描写はないのだけど、まあ当時としてはそれなりだったのでしょう（「あなたのお体を包みます・・・」とか）「もっと（読むの）？」とインゲマルがたずねると、まじめな顔で「もっと読んでくれ」という老人。とぼけててすごく好きですねー。他にも緑の髪の少年とか、男の子みたいな恰好をしている美少女とか、変な大人達とか。インゲマルにとっても優しくしてくれるセクシーな美女のお姉さんの秘密とは？？？ほんと、この村に住んだら楽しそうです。 やがてインゲマルは人生最大の悲劇に出会い、さらに追い打ちをかけるような事実も知ります。ショックを受け、自分の殻に閉じこもってしまう少年と、彼を温かく見守る村の人たち…。最後のシーンはヒミツ。でもとても幸せになれる映画です。  ハルストレム監督は、スウェーデンで、同じくスウェーデンを代表する児童文学家、アストリッド・リンドグレーンの児童文学、「やかまし村」シリーズを映画化しています。これがまたまた可愛いの。（まったりしていて、スウェーデンの絵本のような森や家がとっても素敵です）  やかまし村の春夏秋冬 / リンダ・ベリーストレムやかまし村の子どもたち ハルストレムといえば、ジョニー・デップも彼の映画に出演していますね。 ☆ジョニーデップDVD大特集！ショコラ私はこの映画が大のお気に入りです↓　　少年時代のレオナルド・ディカプリオの神がかり的演技力にもびっくりすると思います　【中古DVD】ギルバート・グレイプ/ラブストーリーそうそう、スウェーデンといえば、カール・ラーソンも私の好きな画家です。「マイ・ライフ」よりさらに50年くらい昔のスウェーデンの、美しく楽しいカントリーライフをたくさん描いています。以前ロンドンのヴィクトリア・アルバート博物館で特別展をしていて、とてもよかったですよ。かなり前の話ですけど。 

  2009年12月03日

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  「坂の上の雲」　第一回

  司馬遼太郎原作の長編大河小説「坂の上の雲」がNHKでドラマ化されました。今日はその第一回。私、この原作の特に前半、主人公の三人の青春時代のお話の部分が大好きなんですよ。 ＜１８８３年、好古（阿部寛）は東京の陸軍大学に入学。同年６月、四国の伊予松山で自由民権運動の熱弁を振るっていた子規（香川照之）のもとに、妹の律（菅野美穂）が手紙を持って来る。それは東京に住む叔父から上京を促す手紙で、喜んだ子規はすぐに東京へ向かう。一方、真之（本木雅弘）のもとにも東京の好古から面倒を見てやるという手紙が届く。真之は好古の下宿で暮らし始め、子規の後を追うように神田の共立学校に入学。大学予備門を目指すことになる。そんなある日、真之と子規は英語教師の高橋（西田敏行）に誘われ横浜へ。そこで二人は最新鋭の巡洋艦を目にする。（公式ホームページより）＞ 実在の有名な軍人、日露戦争で活躍した秋山好古と真之兄弟、それから日本の近代文学史から外すことのできない早世の歌人、正岡子規の三人が主人公。この三人を阿部寛、本木雅弘、香川照之が演じて、正岡子規の妹役は菅野美穂（お兄ちゃんをかばおうとすっ飛んできたところが超かわいくて、10代の女の子に見えちゃった。さすが芸達者）、そして好古と東京で出会った士族のお嬢様（好古に「狆のようにかわいい目をしている」と言われて、いきなり長身・軍服姿の彼に馬の上からから抱っこして下ろされちゃったこのお嬢様のほうには、既に恋愛フラグが立っちゃったようで？？？）役にこちらも芸達者の松たか子、真之と子規の学校の英語の先生（後の総理大臣高橋是清）役に西田敏行。西田さんは英語の発音もなかなかサマになっておられました。モックンもね。ああ、さすがNHK、贅沢すぎるキャスティング。 それから、言い忘れてた！ナレーションはあの渡辺謙さん！主要な役を演じられても全然おかしくないあの方がナレーターだなんて、なんという贅沢なドラマでしょうねーあの渋い深みのあるお声で「司馬さん節」を朗々と語ってくださいます。私なぞは司馬さん小説の大ファンですから滝涙モンです。3人の若者たちがそれぞれの志を持って、順番に東京へと出ていくところ、希望に燃えているところ、すごくさわやかで「江戸から明治へ、鎖国の国から西洋化へ」と奮闘する青い時代と重なって楽しかったですよ。明治初期の東京の街並みを再現したセットもお金がかかってるんじゃないでしょうかー。さて主役を演じる三人はさすがの演技派。考えたら、それぞれに海外でも評判の高い邦画の数々で主役張ってる人達ですもんね。多分三人ともアラフォー世代と思いますが、10代後半の燃える青年期を上手に演じてらっしゃいます。特にモックンは、表情をあえて豊かにやんちゃにちょっと大げさなくらいに演じているところがすごく少年ぽさが出ててうまいなーと感心しました。長身の阿部さんはさすがに昔風の軍服姿がお似合いですね。彼が演じる好古さんは、実際大変目鼻立ちの整った、日本でもヨーロッパでも女性にモテモテのイケメンさんだったそうです（でも本人は顔の良し悪しなんか全然気にしてなかったそうですが）。ヨーロッパ人に間違えられるほどだったというから、阿部さんぴったりですね。正岡子規役の香川さんは、年齢的にどうかな？と一瞬思ったりもしたのですが、なんと子規さんの有名な実際の写真（横顔の）をよくよく見ると、目元がなんとなく似てるかも？？？結構キャスティングも凝ってるんですねー！！！  というわけで次回も楽しみです（で、でも次回は「仁」と重なっちゃう？？？） 原作は読みましたが、主人公たちが元気な子犬みたいにはしゃいでたり、将来への夢に燃えて頑張る姿が見える前半が好き。全体的にも素晴らしい作品ですが、後半は日露戦争の詳しい読み物という感じの側面もあります。坂の上の雲（1）新装版坂の上の雲（2）新装版坂の上の雲（3）新装版坂の上の雲（4）新装版坂の上の雲（5）新装版 司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む   

  2009年11月29日

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  「JIN-仁-　第8回 歴史の針が変わる」

  「JIN-仁-　第8回  歴史の針が変わる」自らつくった病院、仁友堂を開院した仁（大沢たかお）は、より薬効の強いペニシリンを作るため、咲（綾瀬はるか）と共に実験を繰り返していた。しかしそれには莫大（ばくだい）な金が必要で、仁は浜口（石丸謙二郎）に援助を依頼する。しかし返ってきた答えは期待できるようなものではなかった。話を聞いた龍馬（内野聖陽）は、なぜか仁を吉原に連れて行く。護衛の恭太郎（小出恵介）と共に３人で吉原を訪れると、野風（中谷美紀）が一人の武士らしき男性に詰め寄っていた。男性は野風を軽くあしらいその場を去る。人だかりの中で仁を見つけた野風は、病に苦しむ花魁（おいらん）の初音（水沢エレナ）を診察してほしいと頼む。仁は快諾するが、初音という名前を聞いた恭太郎は動揺する。 今回はこれまで割と地味めな役割だった恭太郎さんがクローズアップされていました。彼の初音への思いは、残念ながら片思いに終わってしまったようですが、彼は武士の誇りを捨ててペニシリンを守るために身分の低い役者に土下座をしたり、自分の本音（竜馬のことが嫌いだった＝嫉妬していた）を話したり、竜馬と仁先生から温かい言葉を聞いて男泣きしたり・・・いい人だとは分かっていましたが、やっぱりいい人ですね。仁先生、竜馬、恭太郎・・・よく考えるとデコボコな三人の男の友情、といった感じでした。 一方、咲と野風も仁先生への「片思い同盟」状態？ 二人ともステキな女性なんですよねー。咲に「南方先生には心を決めた人がいる」と聞かされて「お辛くはないですか？」とたずねる野風に「わたくしには、先生の医術がありますから」 と答える咲。そのずっと後で、ひとりになって「あちきには何にもござんせん・・・」とつぶやく野風がせつないですねー。 そして、今回の困った問題は「400両（新しいペニシリンを作るための資金）はどうやって工面したらいいのー？」 だったわけですが、これも紆余曲折、売れっ子役者田之助や怪しい堕胎医なども巻き込んで、途中で咲ちゃんが、自分が遊郭に身売りするなんて言い出しちゃったり…相変わらずいい子ですがヤバイ所でしたね（ま、仁先生が絶対許さないでしょうが）最終的には田之助が（恭太郎のプライドを捨てた行為により）払ってくれ、しかも、最初「人間としての器を見せていただきたい」と試すようなことを言ってすんなりお金を出してくれなかった浜口さん（ヤマサ醤油の旦那です）もスポンサーになってくれました。「自分は小さな器しかない、でも援助をしていただきたい」と正直にお願いする仁先生に、「正直で己を大きく見せることはしない、けれど、自分のなすべきことに対してはあらん限りの努力をする。あなたの器はきっとそう大きくはない。けれどきっととても美しいんでしょうな。だから周りの人が守りたい、助けたいと思う。それが南方仁の器なのでしょう」とほほ笑む浜口（スポンサー決定スマイル）さんなのでした さて、最後で、竜馬をどうやら刺客がつけているらしいことが分かります。自分が医学の時計の針を進めたことで、竜馬暗殺の瞬間が早まるのではないかと危惧する仁先生...。   でもそんな仁先生に、竜馬どんは、たとえ切られても先生が治してくれるから大丈夫だってたとえ歴史の時計の針が早く進んだとしても...。  「助けますよ。オレが。この手で」    さてさて  写真に写っていたのは何なんでしょうね？？？   そして江戸には大火事が...どうやら、仁先生がタイムスリップしてしまった謎もいよいよ解けるんでしょうか（って原作からずいぶん離れてきてしまったのでしょうか？？？面白いからいいけどねー）【ポイント8倍】税込\2000以上のご購入で全国送料無料!!※代引き手数料を除く逢いたくていま■MISIA

  2009年11月29日

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  「のだめカンタービレ　２３巻」

  「のだめカンタービレ」23巻が発売になりました。番外編は続きますが本編はこの巻で終了です。 【送料無料】のだめカンタービレ 23巻　通常版　（11月27日発売） 【otoku-n2730】）のだめカンタービレ 23巻 初回完全限定版 アニメDVD付き（書籍）［講談社］《発売済・在庫品》  各巻のカバーイラストでいろんな楽器を持って登場したのだめですが、最終巻は1巻と同じピアノ。それも日本の音大時代に着てたヨーコママお手製のワンピを連想させるようなサクランボ柄のワンピースです（この服、ストーリーの最後の盛り上がるところでものだめが着用してます）。ピアノから始まってピアノに戻った、音楽バカ（すいません）なお二人さんのお話でした。最初に二人で弾くことになった、そして二人の（特に千秋の）世界が広がっていくきっかけとなったモーツァルトの「二台のピアノのためのコンチェルト」で、最後も締めくくられるなんてステキじゃありませんか。まるで上質のロンド（輪舞）の曲を聴き終わったような楽しい読後感でした。千秋とのだめのそれぞれの表題、フレーズが先に流れたり、追いかけたり、一緒に重なったり、時には離れて短調の響きに転調したり。そんなカンタービレなお話だったんだーと改めて思います。 コミックスにはいつものおまけイラストがあるんですが、黒木君からのだめ発見（動画つき）メールを受け取った千秋からの動揺しまくり誤字脱字返信メールに笑わせてもらいました。何事も完ぺき主義の千秋だから、きっとメールも普段は誤字脱字なくきっちりまとめてるんでしょうが、さすがにあの時（のだめ失踪時）はうろたえまくってたということですね（笑）。 番外編は12月10日から「KISS」でスタート、リアル映画版は12月19日に前編公開、アニメ版は1月14日「ノイタミナ」枠で24：45にスタート。まだまだのだめ関連の公開が続きますが、こうなったら最後まで追っかけることにしますよー のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編（3CD）

  2009年11月28日

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  「JIN-仁-　第7回　生きる遺言…」

  「JIN‐仁‐　第7回　生きる遺言・・・」仁（大沢たかお）は西洋医学所を去ることになったが、ペニシリンを使って梅毒治療を続けていた。そんな中、茶屋の娘の茜（橋本真実）が大けがを負ったという知らせが入る。咲（綾瀬はるか）と共に茜の家を訪れると、茜は揚げ物用の油をかぶって大やけどを負っていた。治すには皮膚移植をするしかない。しかし皮膚移植には大量のペニシリンが要る。仁は洪庵（武田鉄矢）にペニシリンを大量生産してほしいと頼む。洪庵は快く引き受けるが、その手術を知人にも見せたいと申し出る。やがて、洪庵と洪庵の知人、浜口（石丸謙二郎）が見守る中、茜の皮膚移植が始まる。 今回もペニシリン製作所が全焼したり、醤油屋の大旦那様（○○サ醤油ですか？仁先生も「こんな時代からあったのか・・・」とひとり言言ってましたが）がスポンサーになってくれたり、大やけどの皮膚移植をしたりと波乱万丈の展開でしたが、何より大きかったエピソードはやはりこれでしょう。 仁先生が江戸時代に迷い込んで以来、一番の理解者であり支援者であった緒方先生との別れの時がやってきました・・・。  末期のろうがい（肺結核）に冒された緒方先生の病床を訪ねた仁先生との二人の会話がとても感動的でした二人とも、育った時代は違っても医者同士、緒方先生は自分の死期を悟っているし、診察をした仁先生にももう手の施しようのないことはすぐわかります。そのうえでの、静かで深い会話に涙でした。緒方先生は、仁先生が未来から来たのだということを知って（というか察知して）いました。自分は大阪から江戸に赴任してきてとても寂しかった、でも大阪から来たのなんか、未来から来た仁先生の寂しさに比べたら何でもないと、仁先生の心の孤独を思いやり、そして優しく言う緒方先生。「どうか先生の寂しさ　この洪庵にお分け下さい　洪庵、冥土に持っていきます」と。そんな緒方先生に答える仁先生。「私のような得体の知れない者を支えて下さった方がいたから　私は決して孤独ではありませんでした」このご恩にどう報いたらいいかという仁先生に、緒方先生は遺言とも取れる言葉を残しました。「より良き未来をおつくり下さい　皆が楽しゅう笑う　平らな未来をおつくり下さい」と。。。 穏やかに世を去った緒方先生…。 一方、熱血龍馬どんからも仁先生に手紙が届きます。差出名は「友」。龍馬どんらしいです。「わしは日本を今一度　洗濯するぜよ　この日の本を一つにするぜよ」 それが天命だと、手紙で言い切る龍馬。天命・・・。 以前、咲も仁先生に言っていたのでした。「いつか天命もまいりましょうし」人には、こう生きるべきという天命が下るときがくるのだと。仁先生にも、何かが下ったようです。これってもしかして　天命ってやつじゃないかって思ったんだな それは、診療所を作ること。誰もが気軽にかかれるような、東洋と西洋医学を融合させた病院を開こうと決心した仁先生なのでした・・・。 毎回お話の展開が本当に面白いですね。次回は、咲の兄、恭太郎とひっそり恋心を育てていた花魁の初音が病に倒れてしまうようですが・・・。それに龍馬どんにも暗殺者の影が？？？？（ま、まだだよね？？？） あ、そうそう、それから、ほんとは仁先生のことを好きなくせに、なんとも思ってないと咲きに向かって言い切った野風さんと、その瞬間彼女の言葉を偶然聞いてしまった仁先生という、まるでハー○○イン・ロマンスちっくな展開（笑）と、その後なぜか落ち込んでる仁先生がかわいかったですねー   逢いたくていま/MISIA［CD］実は元々幕末ものの時代小説・時代映画、特に坂本龍馬関連ものに目がない私なのでした（ウフ）。 これはもちろん愛読書でござるよ↓ 竜馬がゆく（1）新装版竜馬がゆく（2）新装版竜馬がゆく（3）新装版来年のNHK大河も楽しみなのでありんす。（おまけに福山さんだしねー） 

  2009年11月22日

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  大沢たかお・中谷美紀主演　「7月24日通りのクリスマス」

  昨日観たテレビドラマ「仁‐JIN－」の感想ブログにちょっと書いた、この映画をご紹介します。（お勧め度は・・・うーん、好きな人は好き、苦手な人は甘すぎてデヘヘ、かも笑。でも私は主演のお二人が好きなので）↓こちらはメイキング 7月24日通りのクリスマス リスボンからのプレゼント(DVD) ◆20%OFF！↓こちらがムービー7月24日通りのクリスマスメガネにダサダサ服の冴えない市役所の職員、サユリ（中谷美紀）が、学生時代からの憧れの先輩（大沢たかお）と再会してだんだん綺麗な女性に変身していく、少女趣味だけどなんだかほのぼのしていて可愛いお話です。このサユリさんって、あるマンガの大ファンで、その舞台であるリスボンを自分の住んでる町、長崎とダブらせて「自分はリスボン」に住んでるつもりでいる妄想お姉ちゃんしかも「素敵な男性リスト（だったっけな？）」を常に頭の中でランキング中・・・でもいつもトップ1にいるのは、学生時代の憧れの先輩（大沢たかお）なのでした。この物語には中谷美紀さんの弟役のイケメン阿部力さんと、やっぱり冴えない女の子役（「のだめ」っぽい雰囲気漂ってます）の上野樹里さんのラブストーリーも絡んでくるのですが、これがまた可愛いカップルなんですよ。お姉さんは自分のイケメンの弟が、まるで自分の鏡みたいなダサダサ少女と恋をしたのを知って複雑な気分でむくれちゃったりするんですね。自分の、憧れの先輩への片思いとダブってみじめな思いになったりして。。。中谷さんも上野さんもチャーミングな女性なのに、ダサい女の子になりきって（よく見れば可愛いので無理があるけど。笑）、けなげでかわいい女の子を演じてます。考えてみると、この映画のあと、中谷さんは「嫌われ松子」へ、樹里ちゃんは「のだめ」へとそのコメディエンヌの才能を開花させていったわけで、そうすると、この映画はエポックメイキング的な作品なのかも。そしてお姉さんとこの弟くんの恋人ちゃんが共通で大好きなマンガというのが出てくるのですが、あの「キャンディ・キャンディ」のいがらしゆみこさんが絵を提供しています。大沢たかおさんは、まさに「王子様」役。非の打ちどころないっす（笑）。それが同性の男子諸君から反感を買うかどうかは・・・どうでしょ？女子にとっては目の保養ですよ   クリスマスシーズンが舞台の、スイートでちょっとマンガチックなお話です。 嫌われ松子の一生 【通常版】(DVD) ◆20%OFF！  

  2009年11月16日

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  「いつか晴れた日に」

  1995年イギリス＝アメリカ映画「いつか晴れた日に」イギリスのロマンティックな小説の始祖ともいえる、ジェーン・オースティン原作の「分別と多感」が原作、19世紀初頭のイギリスの雰囲気を余すところなく描いた傑作映画です。 19世紀初頭。イングランド、サセックス州。私園“ノーランド・パーク”を構えるヘンリー・ダッシュウッド（トム・ウィルキンソン）は、死の床で先妻の息子ジョン（ジェームズ・フリート）に、現在の妻（ジェンマ・ジョーンズ）と３人の娘の世話をするよう約束させる。だがジョンは妻のファニー（ハリエット・ウォルター）の反対にあい、ダッシュウッド夫人と娘たちは新しい家を探さねばならなかった。冷静な長女エリノア（エマ・トンプソン）、情熱的な次女マリアンヌ（ケイト・ウィンスレット）、好奇心旺盛な三女マーガレット（エミリー・フランソワ）と３人はそれぞれ個性的だ。そんなある日、ファニーの弟のエドワード（ヒュー・グラント）が訪れる。エリノアとエドワードは、徐々に惹かれあうようになるが、ファニーは彼らの仲を引き裂こうとする。その後ダッシュウッド家の４人は、従兄弟のジョン・ミドルトンの別荘に移り住むが、そこに訪れたミドルトンの友人ブランドン大佐（アラン・リックマン）は、ひと目見てマリアンヌに惹かれるが…。ジェーン・オースティン好きの私、もちろんこれはすでに何度も観ていましたが、今回ケーブルテレビで放映されていたのを再見しました。そして思ったのはやはり繊細なつくりの映画だなーということ。19世紀初頭のイギリスの建物、衣服、髪型、街並み（馬の●●で汚れた道の様子さえ描いて）が再現されていて、まるで物語の中に迷い込んだよう。それに流れる音楽も、当時のクラシック音楽とか歌曲とか、とてもきれいです。主役は二人の姉妹。落ち着いて分別のある（そして恋にはオクテな）姉のエレノアと、思いのままに行動し、恋愛にも積極的な夢見る妹、マリアンヌ。そんな二人のそれぞれの恋物語が美しいイギリスのカントリーサイドやロンドンで展開されていきます。俳優さんたちもなかなか見事な演技なのですが、実際の原作の設定よりはかなり年上の方たちが演じています。でもキャラクターはぴったりでしたけど。（特に気がいいけどヘタレな好青年がハマり役のヒュー・グラントがヘタレ青年エドワードにまさにドハマリ！）姉妹はそれぞれに苦しい恋をしてせつない思いに悩みますが、最後に訪れる予定調和、ハッピーエンドのシーンがとっても綺麗で素敵ですよ いつか晴れた日に（期間限定）(DVD) ◆20%OFF！   SENSE AND SENSIBILITY(B) ［洋書］分別と多感 実際の年齢にもっとぴったりな俳優さん達が演じているのは、イギリスのＢＢＣが制作したテレビドラマ版。実はこっちのほうが原作に忠実で、ロケも素晴らしくてお勧めなんですよね（もちろん映画も素晴らしいので、ご興味のある方は両方観ることをお勧めします）。BBCドラマ版「分別と多感」はまだ日本では発売されていませんが、同じジェーン・オースティンのシリーズはすでにいくつか発売されていますので、そのうち出ると思います。ジェイン・オースティン コレクション::ノーサンガー・アベイジェイン・オースティン コレクション::エマ 

  2009年11月15日

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  「仁-JIN-　第6回」

  「仁-JIN-　第6回　生きてこそ・・・」 仁（大沢たかお）の神懸かり的な医術は江戸の町で大評判となる。仁はうわさを耳にした医学館の奥医師、多紀（相島一之）から対面を申し込まれる。多紀と対面した仁は、素性について問いただされる。護衛についてきた龍馬（内野聖陽）や恭太郎（小出恵介）も、一緒になって仁の素性をはぐらかそうとするが、医学館の仁への不信感はますます強くなっていく。そんな中、同席していた医学館の玄孝（佐藤二朗）が突然、腹痛を訴える。玄孝を診察した仁は胃潰瘍（かいよう）の可能性が強いと判断し、急きょ医学館で手術を行う。しかし手術後、佐分利（桐谷健太）が西洋医学所を揺るがす事件を起こしていたことが発覚する。一方、吉原では、仁についての信じられないうわさが野風（中谷美紀）の耳に入ってくる。（公式HPより） 幕府お抱えの医学館と蘭学のメッカ、西洋医学所との争いに図らずも巻き込まれていく仁先生。これまでは江戸の町で生じた病や怪我を現代医学の知識で仁先生がどのように対処していくか・・・というのがメインのお話が多かったのですが、いよいよ仁先生がこの時代の渦に巻き込まれていきます。でも彼は自分が本当にこの世界で生きているのか、それとももしかすると現代でもう生けるしかばねのように眠っていて（恋人の未来と並んで病院のベッドで）、今のこの江戸での暮らしは夢なのではないか、そうぼんやりと感じているので生に対する執着心が全くなく、殺人者の疑いをもたれた佐分利を助けるために自分を犠牲にしようとさえします。そんな彼が歯がゆくて、目に涙を浮かべながら吠える熱血龍馬どんがよかったですね やがてとうとう、一人江戸の町を歩く仁先生を刺客が狙います。彼が命を狙われていることを聞いた野風は咲に文を。。咲はそれを読んで、仁先生を追いかけ、間一髪のところで助けることができました。その時になって、自分の震える手に気がついた仁先生。やっぱり殺されそうになって怖かったんだと。。。「当たり前です！先生は生きておられるのですから 死んでも平気なんて二度と・・・」と必死の思いで先生を叱る咲。「そうなんですよね、オレはここで生きてるんですよね・・・」改めて、この世界で自分が生きていることを実感した仁先生。咲ちゃんの偉いところは、野風が自分に仁先生の危機を教えてくれたからこそここで自分が助けることが出来たのだ、ということをちゃんと伝えるところですね。野風姐さんも素敵だし・・・かごの鳥である自分の運命を半ばあきらめつつ、恋敵（だよね。笑）の咲に全てを託し、ただ手を合わせるだけ・・・。そして、仁先生からお礼の手紙を受け取ると、それをぎゅっと握りしめる。どちらも素敵な女性ですね さてさて・・・どうやら彼を狙った刺客も、研究所をめちゃめちゃにしたり佐分利さんを陥れようとした黒幕も、医学館ではなく同じ西洋医学所の内部の者のようです。次回も不穏な動きがますます起きそうだし、緒方先生の身にも・・・。毎回見せてくれますねー次回も楽しみです （コミック）JIN-仁-（16）　／村上もとか【2009年10月2日発売】  こちらは仁先生こと大沢たかおさんと野風姉さん＝中谷美紀さんが主演のラブストーリー。 ■期間限定！全品ラッピング無料！【20%OFF！】「7月24日通りのクリスマス」～リスボンからのプレゼント～(DVD)［DVDソフト］ 7月24日通りのクリスマス  

  2009年11月15日

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  森　薫　「乙嫁語り」　第1巻

  「エマ」の森　薫さんの最新作です。乙嫁語り（1） 19世紀イギリスの身分違いの恋をマニア心炸裂で美しく緻密な絵柄で描いた森さん、実は中央アジア遊牧民の文化にもマニアだったのですね（笑）。というわけで、今度は19世紀のイギリスより、私たちにははるか遠い存在である、19世紀中央アジア　カスピ海周辺の地方都市が舞台です。19世紀とは言っても、そこはまるでファンタジーの舞台のように浮世離れして見えます。遊牧民、素敵な手作りの刺繍いっぱいの衣装や、人々のかぶる不思議な形の帽子、ラバなどの動物たち、ミステリアスな雰囲気の建物、繊細な木彫り、一見何の道具なのか分からない家財品が並ぶ家の中。主人公は山を越えてやってきた、美しい20歳の花嫁、アミルと彼女をめとった花婿、12歳の少年、カルルク。8歳年上。現代で考えると、半ズボンにランドセルの小学校6年生の男の子と女子大2年の女の子が結婚しちゃった、みたいな？いやいやそんな下世話な想像は全く似合わない、ピュアなお二人なんです。弓が上手で姉さん女房、動物の皮と肉をサバサバさばける、野性味あふれて、実は天然、でも夫のカルルクにメロメロな可愛い奥さんアミルと8歳も年下なのになんだかすでに当主の風格さえある、でも可愛いところも満載の少年、カルルク。アミルが猟に出かけた場所に狼が出ると聞いて、すぐに馬を走らせて駆けつけるカルルクも、カルルクが風邪をひいて高熱で寝込んだときに、そばでオロオロ動転しているアミルもまあ、ごちそうさまーなラブラブっぷりです（笑）。 そして、そんな二人を取り巻く人たちも相変わらずの森さんテイストで、多彩で人間味のある人たちばかり。そんな中に一人、西洋の文明を少し感じさせるのは居候（たぶんイギリスかアメリカの人類学研究者さんなんでしょうね）、スミスさん。結構お笑いキャラです。そして存在感たっぷりのおばあちゃんがまたかっこいいの。小鳥や子ヤギ、砂漠のテント、精緻な木彫り、こちらも相変わらずお見事。 そんな幸せな小さな世界にも、ちょっとだけ暗雲が・・・。アミルの実家は、アミルをエイホン家（カルルクの家）から連れ戻し、もっと有利な婚家へ嫁がせようと、なにやら画策しているようで、これがこれから先のドラマにつながっていきそうです。 【古本】エマ ［1~10全巻］　(著)森薫

  2009年11月08日

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  「ＪＩＮ－仁―　第5回」

  「ＪＩＮ　－仁‐」　第5回 野風（中谷美紀）の先輩に当たる花魁（おいらん）の夕霧（高岡早紀）を診察することになった仁（大沢たかお）。夕霧は重度の梅毒に侵され、江戸時代の医術では手の施しようがない状態だった。何とか救ってほしいと野風から懇願された仁だが、特効薬の「ペニシリン」がない今、治すことはできないと告げる。一緒にいた洪庵（武田鉄矢）からも何かできることはないかと言われた仁は、花魁たちに梅毒の検診を申し入れるが、あっさり拒否されてしまう。仁はどうにかしてペニシリンの製造方法を思い出そうとするが、なかなか思い出せない。もどかしい日々を過ごしていた仁だが、あることがきっかけで製造方法を思い出す。(公式HPより) 今回、仁先生が戦った相手、それは梅毒。末期症状の梅毒に冒された野風の姉御分、夕霧を助けるために、この時代にはまだ発見されていないペニシリンを作ろうと決心した先生。夕霧は結局亡くなったけど、最期の時を安らかに迎えられ、顔のひどいただれも薬のお陰で引いて、咲にお化粧してもらった美しい顔で逝くことができました。「泣いても一生　笑うても一生　ならば今生　泣くまいぞ」夕霧が最初に、それから野風も言っていたこの言葉、この時代、哀れな末路をたどるしかなかった花魁の女性たちのことを考えると泣けちゃいましたね今回は夕霧役の高岡早紀さんの演技力に改めて感心（映画などでその演技力の評価は既に高い方ですが）。梅毒でただれた顔はシャドウほとんど隠れていて、後は諦めきったかのような、静かな優しい声と手と、わずかな体の動き。それから最後に死化粧してもらった時の笑顔と、天に伸ばした手と・・・まるで当時の哀れな運命をたどった女性の思いを体で表現しているような凄味がありました（拍手！）。 今回もいいドラマでした。このエピソードは原作でも読んでいたのですが（もちろん原作の全てがドラマに描かれていたわけではないですが・・・原作では、梅毒末期の花魁は、沈みゆく船に乗せられ流されたという悲しい史実も紹介されています）、ドラマもとても良かったと思います。咲ちゃんがまたまた可愛かったし。男の着物を着て、仁先生と一緒に遊郭に乗り込むところも、夕霧にお化粧をしましょうと言い出すところも、ほんとこの娘いい子だわー そして仁先生がこの時代でペニシリンを作ろうと思いついたそのアイディアの発信元は、恋人の未来だったのでした・・・未来との話を全て仁先生から打ち明けられ、複雑な思いの咲。  それからとうとう、仁先生を嫌う人々が彼を狙おうと陰で動き始めましたよ・・・（ブルブルッ）。このクールのドラマでは、原作のどのあたりまでドラマ化するんでしょうかね。確か最近は仁先生は咲ちゃんと江戸を離れて旅をしていたかと思いますが。（コミック）JIN-仁-（16）　／村上もとか【2009年10月2日発売】JIN-仁-総集編 2009年 12月号 ［雑誌］ 

  2009年11月08日

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  「チャレンジド　最終回　　さよなら、先生」

  「チャレンジド」最終回　「さよなら、先生」  啓一郎（佐々木蔵之介）が同行を許されなかった修学旅行に合流した上に生徒の真鈴（藤本七海）を遭難させたため、教育委員会は彼を１週間の謹慎処分にし、教師として適格かどうか審議を始める。啓一郎は京子（村川絵梨）にクラスを任せ学校を去る。そんな中、麗（夏未エレナ）が真鈴をいじめていたことがクラスに知れ渡り、今度はクラスメート全員に責められた麗が学校に来なくなる。啓一郎は麗にクラスに戻っていじめ問題を解決するよう働き掛けるが、彼女は聞き入れない。そこで啓一郎は、自分がフルマラソンに挑戦して完走できたら麗がクラスに戻るという賭けをする。マラソン大会の当日、クラスの生徒らがコースに駆け付け、代わる代わる啓一郎の伴走をする。（公式ＨＰより）  たとえ首になっても、一度かかわった生徒は、オレの生徒だ一生オレの生徒だからな！そう呼びかける啓一郎先生の声にも心を閉ざした麗。真鈴をいじめたことがクラスのみんなにバレて、しかも啓一郎先生が謹慎処分に遭って首になりそうなのも彼女のせいだと、クラス中から今度は自分がいじめのターゲットに・・・。 謹慎と、クビ・・・その瀬戸際に立たされて「オレだってやめたくない！」と落ち込む夫に「まだ一週間は謹慎中でも教師なんだよ。やりたいことをとことんやろうよ」とはっぱをかける奥さん（ほんとに素敵なご夫婦）その後クラスからいじめられ、不登校になった麗を謹慎中の啓一郎先生が訪ねる。42.195キロのきよかわ市民マラソンを完走してみせる、そうしたら学校へ来い、と賭けを麗に持ちかけた啓一郎先生・・・。マラソン大会、生徒たちの伴走と、先生たちの応援を受けて走る啓一郎先生。生徒たちも、麗のいじめをやめて、「ひとつのクラス」になろうと決意したことを、先生に告げます。生徒ひとりひとりが交代に伴走しながら、先生に本当の心の内を伝えます。修学旅行の事件でひねった足が痛み、ひきずりながら走る先生。そして、副担任の新谷先生は麗の家を訪ね、彼女に啓一郎先生とクラスの皆が今走っていることを伝えます。先生を完走させるためにみんなで伴走しているのだと。「賭けをしたんでしょ、その最後までちゃんと見届けなさい。あなたにはその義務があるのよ」 痛む足、苦しそうな先生、既定の時間で走れるかどうか・・・？かなり熱血でクラシカルな展開でしたが爽やかでとっても良かったです。啓一郎先生は、ほんとに「メロス」だったんですねー。  そうそう、マラソンの伴走練習にへこたれそうな奥さん、「3キロ痩せる」とご主人に言われて、「行くわよおー、ファイトー！」とはりきって走りだすところが超キュートでした。【送料無料選択可！】NHK土曜ドラマ「チャレンジド」オリジナル・サウンドトラック / 小西香葉&近藤由紀夫(MOKA☆) 

  2009年11月07日

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  「聖☆おにいさん」4巻

  （コミック）聖☆おにいさん（4）／中村光【2009年10月23日発売】「聖☆おにいさん」第4巻を読みました 実は読み始める前はちょっと文句言ってたんですよ。「なんか、薄くなあい？」とか、「3巻でちょっとトーンダウンしちゃったから、テンション下がってたらどうしよ」とか・・・。 ところが全くの杞憂でした。面白いのなんの。3巻よりさらに盛り返して「ゆるゆるな面白さ」はさらにパワーアップしてます ただいま天上界から降りて来て立川のアパートで東京ライフを満喫中の聖なるお二人、イエスのボケっぷりとブッダのツッコミというか唯我独尊っぷりは相変わらず二人は相変わらずのマイペースで、好奇心でお目目キラキラさせながらスケートリンクや、映画館、100円ショップ、ネットカフェ、りんご狩りにまで出かけてます笑いのツボはますます増えて、ページが進むごとにクスクス、イヒヒだったのですが今回は特にイエスのパパ（白いハトさん）に笑わせてもらいました。「おちつけ」と書かれた虹のメッセージとか、一日かかった息子（イエス）への携帯メールとか、ブッダに「滅びよ！」とか・・・。いいんですかねえ、イエスさんのパパさんといえば神様のはずですが・・ああ、日本って平和な国ですね、こんなほのぼの宗教ネタが楽しめるなんてイエスがブッダのお誕生日プレゼント購入のためにバイトしていたおもちゃ屋さんの店長さんとか（「イエスちゃん」と呼んでます）、相変わらず濃い梵天さんとか、代々木アニメーション学院に送り込まれそうになった阿修羅くんとか・・・なんか笑いが止まりませんが一番気になったのは、イエスに自分を「俺」と呼ばせるまでに豹変させてしまった映画「008」のラッコですかね。どんな映画だったのか、「悟れ！アナンダ」同様気になってます（笑）。あ、それからお盆に故人をお迎えする「送迎野菜」ネタ・・・渋滞するなんて、オモシロすぎです！！！ さてさて、5巻は来年4月に発売のようですが、このお値段だともう少し厚くなってから出版していただいてもいいような気がするんですけどね（とはいえ早く読みたいんだけど、困ったもんですねー） 【まんが全巻セット】 聖☆おにいさん　(1→4巻 連載中）　講談社 %OFF

  2009年11月04日

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  「オトメン（乙男）　最終回・贈るほどでもない言葉　後編」

  「オトメン（乙男）最終回・贈るほどでもない言葉　後編」飛鳥（岡田将生）はりょう（夏帆）から転校することを聞き、驚く。だが、福岡にいる病気の祖父の看病をするために決めたと話す彼女に何も言えない。充太（佐野和真）はりょうに思いを伝えるべきだと飛鳥に勧めるが、飛鳥はこんな時に気持ちを押し付けたくないと断る。帰宅後、飛鳥は母親の浄美（山本未來）に自分には好きな人がいると告げるが、入香（菅野莉央）との見合いを進める浄美は聞く耳を持たない。翌日、担任の夢子（柳原可奈子）は飛鳥ら２年Ａ組の生徒にりょうの転校を告げる。飛鳥はりょうがこの日を最後に学校に来なくなると知り、がくぜんとする。（公式ＨＰより）     「お母様に乙男（オトメン）だって、言っちゃうかも～」とニッコリ脅迫、婚約を迫るオトメチック少女入鹿（いるか）ちゃん。転校することになったと告げる都塚りょうちゃん。「転校を理由に相手の気持ちを聞き出すなんて相手に悪い...」と悩んで、自分の気持ちを打ち明けられない、思考回路がまったく同じの飛鳥とりょうちゃん。   っていうなかなかラブコメーな設定＋これまでのお話の総集編って感じでした。 物語を動かすキーとなったのは、少女漫画界のカリスマ、城之内ミラもとい、飛鳥パパでしたー。「正直な人はほとんどいない。でもあなたにはそうあってほしい」その言葉を飛鳥に伝えるメッセンジャーの充太君...。   そして、飛鳥ちゃんの婚約式の日、旅立ちの支度をしているりょうちゃんのところへやってきた充太君は、ムチャクチャな作り話（世界中の闇組織に飛鳥君が誘拐されたとかなんとか）をりょうちゃんに伝えて、天然りょうちゃんはそれを信じて（ウソ！！）、飛鳥君を救いに...。   ショートパンツで男たちをバッタバッタと飛び蹴りしていくりょうちゃんがカッコよかったけど、婚約式で全員の前で「僕は自分に正直に生きる」と気持ちをカミングアウトした飛鳥君もカッコ良かったですよ～。  「オレの大好きなお姫様は、あの人です！」     あっかるーいラブコメの楽しい最終回でした。このドラマの何が良かったって、これは原作もそうなんだけど、主役の飛鳥くんとりょうちゃんの話言葉がとってもきれいな日本語なんですよね。今どきの高校生どころか大人でもないような「...です」「ハイ」「ですね」なんて。それがとても初々しくて、主役のお二人の俳優さんにもぴったり合ってて雰囲気が好きでした-。      脇役の多武峰くんと尾針田先輩もちゃっかりいいムードでございましたね、フフフ。 【送料無料選択可！】オトメン オリジナル・サウンドトラック / TVサントラ (Audio Highs)オトメン乙男 1-9巻 漫画全巻セット 連載中来週からは「ライアーゲーム」が再開ですね。これも楽しみです   【ウインタセール】 ライアーゲーム DVD-BOX(DVD) ◆25%OFF！

  2009年11月03日

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  「相棒　ミス・グリーンの秘密」

  「相棒」今期のドラマは結構私好みのが多くて、全部の感想は書いてませんがこれも観てます。及川ミッチー氏の新相棒ぶりも、これはこれで見慣れてきました。右京さんとの緊張感のあるこの関係も、面白いです。それに、水谷豊さん演じる右京さんをはじめとして、見慣れた面々ががっちり周りを固めていらっしゃるので、観ていてしっくりくるというか、落ち着いて楽しめます。 野村（笠原秀幸）というプログラマーが自宅で何者かに殺された。事件の重要な情報を話したいという主婦からの通報が特命係に回されてくる。右京（水谷豊）と尊（及川光博）が主婦に話を聞くと、緑（草笛光子）という老婦人が訪ねてきて、主婦がガーデニング雑誌に投稿した文の中に書いていたオルゴールがあった場所を教えてほしいと言われたという。その場所が野村の部屋のベランダ先だったのだ。緑が事件のことを何か知っているのではないかと察した右京と尊は、彼女のもとを訪ねる。緑はなくしたであろう自分のオルゴールがあった場所を主婦から聞いたが、足が悪く、つえが必要であるため、その場所へは行っていないと話す。右京は警察が来たことに緑が驚かなかったことを疑問に思い、尊に緑をマークするよう指示する。（公式ＨＰより）  今回はサブタイトルにぴったりな、「緑」が画面に出てくる割合のとても多いお話だったかと思います。上品な草笛光子さんの「ミス・グリーン」ぶりと緑の庭のお陰で、まるで英国のアガサ・クリスティーのミステリードラマを観ているような雰囲気でした。さすがの尊さんも、ミス・グリーンにかかっては「新芽」扱いでしたね（笑）。でもそんな彼女を、射程角度の間にさりげなく立って庇っていた尊さん（ばっくれてるけど、右京さんにはお見通し）「ミス・グリーン」は同情の余地ありで減刑になってくれるといいなあ、たぶん右京さん達が努力してくれるんじゃないかなー。。。なんて思ったのでありました。ミステリー系のドラマでは、やはりテレビ朝日のセンスは抜群だなーと思います。米倉涼子さんの「交渉人」も好きですよ～。という、実は骨太系ドラマが大好きな私なのでした。次回も楽しみ―。 送料無料!!【DVD】相棒 season 5 DVD-BOXI/水谷豊 ミズタニ ユタカ

  2009年10月28日

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  「JIN－仁ー」第3回

  「JIN―仁―」　第3回。”コロリ"が江戸で猛威を振るい始める。目の前で苦しむ喜市（井沢柾樹）や山田（田口浩正）を見て、コロリと戦う決意をした仁（大沢たかお）は、洪庵（武田鉄矢）や佐分利（桐谷健太）らにコロリの治療法を細かく説明する。さらに当時の江戸にはない点滴の必要性を感じた仁は、点滴道具の作り方を説明し、洪庵らに用意を頼む。程なく点滴道具もそろい、全員総出でコロリとの戦いが始まる。点滴治療や龍馬（内野聖陽）らの協力もあって喜市と山田は順調に回復する。また勝（小日向文世）の計らいで、幕府がコロリ対策の援助をすることも決まる。そんな中、仁の体に異変が起きる。治療に専念するあまり、本人がコロリに感染してしまったのだ。咲（綾瀬はるか）は懸命に看護するが、仁は危篤状態に陥ってしまう。（公式HPより）やっぱりこのお話面白いですね  江戸で猛威を振るう「コロリ」と戦うため、タッグを組んで頑張る「チーム仁先生」って感じですっかり心が一つになっていて見ていても素敵な仲間（またキャスティングが良いんですよね。内野さんの龍馬さんを始めとしてみんなはまってます）。途中で倒れて危篤状態になってしまった仁先生も、 点滴の手技を伝授した弟子の咲によって助かりました。コロリも下火になり、江戸にはようやく平安が・・・。ところが喜市くんのお母さんのタエさんが辻切りに遭って会えなく急死、仁先生はまた悩んでしまいました。一度はタエさんの命を彼が救ったけれど、結局は別の形で死んでしまった。「歴史はオレのやったことすべて帳消しにするのかもしれない。だとしたら、オレ、何やってんだろ…」でもそんな彼を、また咲ちゃんがニッコリ微笑みながら元気づけてくれました。「先生はわたくしの運命を変えましたよ。先生と先生の医術とお会いしてから、咲は何やら以前よりもすべてが明るく見えます。咲は生きておりますよ」という咲ちゃんの言葉に号泣する仁先生なのでした（先生、結構泣き虫さんですがかっこいいから許すん？）出来る限り人を助けていこう、少しでも医学の針を進めていけば、恋人の未来も将来助けることができるかもしれない…そう決意を新たにした先生なのでした。さて、いよいよ次回は江戸の世界で現実の世界の恋人、未来さんにそっくりな花魁、野風さんと出会う仁先生・・・のようです。（コミック）JIN-仁-（16）　／村上もとか【2009年10月2日発売】 

  2009年10月25日

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  「チャレンジド」　第3回　「14歳のメロス」

  チャレンジド」第3回。盲目の啓一郎（佐々木蔵之介）の授業に不安を感じる保護者がいることが分かり、花村校長（西郷輝彦）の提案で、啓一郎は授業参観を行う。授業を見た保護者は理解を示したがただ一人、鵜飼秀彦（竹内寿）の母・里子（七瀬なつみ）は秀彦を私立の中学に転校させるという。啓一郎は秀彦と一緒に走り、秀彦が大学准教授の父・良一（国広富之）の家庭内暴力に悩んでいることを知る。啓一郎は秀彦と里子を守るため、2人を自宅に泊める。秀彦と里子が勇気を奮って良一と話し合う。（NHK公式HPより） 啓一郎先生VSPTAママ軍団の対決のお話かな、と思ったら、違いました。ほとんどのママたちは授業参観を見て、声だけで生徒が誰か聞きわけ、エネルギッシュでフレンドリーで生徒たちを積極的にさせてしまった啓一郎先生に満足した様子です。たった一人、鵜飼君のママを除いては・・・。今回は優等生の鵜飼君の家庭の事情を鵜飼君ママの「湿布の匂い」で何かあると察知した啓一郎先生が活躍するお話でした。目の見えない先生に息子を任せるのは不安だ、これは夫が決めたことだからと、鵜飼君を転校させると言い出した鵜飼ママ。その陰には、家庭内暴力（父親から母親への）という秘密が隠されていたのでした…。家のことを知られたくなくて、かたくなになっていた鵜飼君ですが、一人でグラウンドでマラソンをして、転んでしまった啓一郎先生に思わず声をかけた彼。伴走をお願いされ断った彼ですが「負けるの怖いのか？」と言われ、負けん気が（ははは、やはり年の功の啓一郎先生です）。走り終わった後、心が通い合った二人。そして下校の時に、鵜飼君が真実を話し始めたのでした。彼の成績が悪いと母親に大学准教授の父親が暴力を振るうようになったこと。それは自分が悪いからだと。そして強くなって母親を守りたいという彼に「偉いな、お前本当にメロスだったんだな。守るものがあったんだな。たった14歳で・・・」と鵜飼君を抱き寄せる啓一郎先生。そして鵜飼家を訪ねる啓一郎先生。とうとう先生と鵜飼パパの対決が。「私には守る義務がありますから！」と叫んで鵜飼君とママを家に連れて帰った先生は・・・。 鵜飼家の家庭の危機を最終的に救ったのは、まっすぐに育った息子の勇気でしたが、先生がそのきっかけを作ったのは確か。今日もいいお話でございました ところで新谷先生とのコンビはすっかりいい感じですね。ボケの啓一郎先生とツッコミの新谷先生って感じで。 でもなんだか、不穏な空気が。パニック症候群に悩まされつつもちょっとずつ頑張っているひよちゃんが（小公女セイラもびっくりの）ひどいイジメに遭うことになりそうです・・・。  【送料無料選択可！】NHK土曜ドラマ「チャレンジド」オリジナル・サウンドトラック / 小西香葉&近藤由紀夫(MOKA☆) 

  2009年10月24日

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  「仁-JIN-　第2回」

  「仁-JIN- 第2回」前回もしっかり見つつ、感想を書き忘れておりましたが、これは面白いです。今クールの中でも私の中のイチオシかな。と思ったら、世間での評判もよろしいようですね。 原作は一部だけ「江戸文化オタク」友人の三毛子ちゃん（もちろん仮名）からかなーり前に借りて読んだことがあるのですが、どうもこのドラマは原作を生かしつつ、ドラマなりの展開をしているような気がします。それがまた面白いんですよね。仁役の大沢たかおさんをはじめ、役者さんたちもみなさんはまってると思います（大沢さんはお顔は美形すぎるけど、演技がお上手なのでグー…ていうか実は前からファンなのです、私、ウフフ） 仁（大沢たかお）が追っていた男性の正体は坂本龍馬（内野聖陽）だった。そのころ江戸では、"コロリ"と呼ばれる病が再び猛威を振るおうとしていた。咲（綾瀬はるか）は兄の恭太郎（小出恵介）を救った仁の医術に興味を持ち、何とかその医術を学ぼうと仁の講義を熱心に受ける。一方、西洋医学所で佐分利（桐谷健太）から仁の奇跡的な手術の話を聞いた洪庵（武田鉄矢）は仁のもとを訪ね、治療法を指導してほしいと申し出る。しかし仁は自分の医術が歴史を変えてしまうのではないかと思い始め、コロリという病は知らないとうそをつく。そんな中、咲と共にタエ（戸田菜穂）の家を訪れていた仁の目の前で、タエの息子が嘔吐（おうと）して倒れてしまう。 （公式HPより） コロリ・・・コレラですねー。今回は仁さん、葛藤の回でした。自分はこの病気の対処法を知ってる、でももし誰かの命を助けてしまえば、歴史を変えてしまうかも知れないと…。確かにそうなんですよね、これはSFでは「タイム・パラドックス」って言うんですよね。…例えばの例ですが、A太郎さんとC子さんが本来ならば結婚するはずだったんだけどC子さんがA太郎さんと出会う前に死別していた恋人のB介さんを、例えば仁先生が助けてしまってC子さんとB介さんが結婚してしまうと、いろんな事が変わってきてしまうわけです。A太郎さんが誰とも結婚しなければA太郎さんのうちの子孫は絶えちゃうかもしれないし、あーだこーだと枝葉末節にまで行って歴史は変わっちゃうわけで…。（あーややこしくてすいません） とそこまで仁先生が考えたかどうかはとにかく、彼は悩みます。自分の医術が歴史を変えてしまうのでは、と。でも、そんな彼をスカーンと目覚めさせちゃったのは咲ちゃんでした。綾瀬はるかちゃんもこの役ピッタリで可愛いですねー  タイム・パラドックスはとにかくとして。医師としてすべきことに目が覚めた仁先生。次回は自分まで病に倒れてしまうみたいですが。。。 それにしても、あの赤ちゃんの顔、不気味です…夢に出てきそう。 （コミック）JIN-仁-（16）　／村上もとか【2009年10月2日発売】

  2009年10月18日

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• 「チャレンジド　第２回」

  NHKで先週から放映されている全５話のドラマ「チャレンジド」第２回。「チャレンジド（Challenged)」というのは英語で「障がい者」という意味です。かつては英語では「Disabled」というネガティブなニュアンスのある言葉が使われていたのですが、日本でもそうですけれど、障がいのある人に対する言葉使いが選ばれ、前向きなものに変わってきているのは英語も同じ。 「Challenged」という言葉は、このドラマでは「神様からチャレンジする使命を与えられた者」と説明されています。 これは、ある日突然難病で失明してしまった教師（佐々木蔵之介）が、一度は失職しながらも、静岡の中学校に就職し、全盲の古典の教師として頑張る姿を描いたドラマです。とてもいいお話ですよ～。 啓一郎（佐々木蔵之介）は副担任の新谷京子（村川絵梨）に手伝ってもらって授業を始めようとする。しかし、担任になり損ねた京子は反発し、独力で授業を進めなければならない。啓一郎の教室での失敗を生徒たちが助けたりはするが、生徒たちは単に盲目の教師を珍しがり、面白がっているだけだと校長の花村（西郷輝彦）は厳しく言う。啓一郎からテストの採点を頼まれた京子が帰宅途中で答案の一部を紛失してしまう。夜の川で必死に答案を探し回る啓一郎の姿に京子は心を打たれる。（公式HPより） 自分が今度こそなれると思っていた主担任の地位を、「目が見えないから」という理由で逆に恩恵を受け、啓一郎に奪われたと逆恨みしている新米教師の新谷先生。彼女は啓一郎に辛い態度をとりますが、啓一郎のひたむきな姿にいつの間にか心を打たれて、本当の「パートナー」になっていくという「ええ話やなー」という第二回でした。簡単に主担任になって簡単に生徒の心をつかんでいく（ほんとはものすごい努力をしているんだけど、そう見えちゃったのね）啓一郎さんをねたんでいた新谷先生。そんな彼女と啓一郎が本当に和解して握手したところが（ちょっと教訓ぽくはあるけど）素敵でした。 このドラマは一見「綺麗事」を描いているように見えるけど、細かいところでカッチリしてるな、と感心する場面が多いです。例えば、これまで視覚障害のある人が出てくるドラマでは、健常者側がなんとなく「上から目線」のストーリー運びになりがちのような気がしていたのですが、このお話では新米の新谷先生は、明らかに啓一郎先生に嫉妬してます。あれこれ言いがかり（笑）をつけてはても、結局彼女は啓一郎先生が自分より生徒たちの信頼を得ている素晴らしい先生だということを自覚していて、それで嫉妬してるんですね。かというと、かわいい声で「さよならー」と啓一郎先生に声をかけながら、先生が目が見えないと思って、盲導犬のポン太にいたずらをする生徒たち、とか、それを帰宅してから妻（富田靖子）に発見され、しょんぼり落ち込む啓一郎先生とか。でね、玄関先で「やっぱり自分は面白がられてるだけなんだ・・・」と落ち込んでいる彼に奥さんが言うの、「つまらないより面白がられてたほうがいいじゃない！」ナイス奥さん！！！落ち込んでいるときに、うちにこんな奥さんがいてくれたら、いいよね！（私は女ですが（笑）） でも、結局のところ、このあっかるくて前向きな奥さんも、点字ボランティアの学生くん（斎藤君だっけ）も、なんだかんだと温かく見守ってくれる同僚教師たちも、そして盲導犬のポン太くんも、みんなとっても愛すべき存在です。  さて、次回は啓一郎先生のマイペースで失敗もまだまだ多い授業に「受験勉強に全然役立たない」とイライラカリカリしているクラスの優等生、鵜飼くんがPTA会長のママに訴え、PTAママ軍団ｖｓ啓一郎先生　ということになりそうです

  2009年10月17日

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  Ｐ．Ｇ．ウッドハウス原作　勝田　文「プリーズ、ジーブス　１」

  私のお気に入りのイギリスユーモア作家、Ｐ．Ｇ.ウッドハウスの世界的ベストセラー「執事のジーヴス」シリーズを、同じくお気に入りのコミック作家、勝田文さんがコミック化した「プリーズ、ジーヴス」の一巻をようやく読みました。  _（コミック）プリーズ、ジーヴス（01）／勝田文／P．G．Wodehouse 【2009年03月05日発売予定】比類なきジーヴス執事（というより、厳密には紳士付きの従僕）、自らのことも「紳士おつきの紳士」と名乗る頭脳明晰でどこか謎の落ち着き払ったジーヴスと、将来は叔父の跡を継いで伯爵になる予定ではあるものの、今のところはお金と暇を持て余してロンドンでちゃらんぽらんな生活を送るお坊ちゃまのバーティ、そして二人を取り囲むひとくせもふたくせもある変な人たちとのドタバタ日常生活をつづったお話が原作です。P.G.ウッドハウスの原作は、短編集と長編と両方あるのですが（何冊も出ています）、とにかく文字の洪水。その文章がとってもおかしくてくすくす笑っちゃうんです。その文字をすべて吹き出しにするわけにもいかないし、あの絶妙な行間の間合いを絵で表現するのも大変だろうなと思っていたのですが、勝田さんらしいかわいくてとぼけた絵柄で独特な世界を展開されてます。村のフェスティバルを二ページ見開きで描かれている所なんか、絵本みたいですよ。私の脳内イメージではバーティはヒュー・グラントをちょっと若くした感じ、ジーヴスは映画「日の名残り」のアンソニー・ホプキンスの執事さんをもちょっと若くてフットワーク軽くした感じ、だったのですが、このコミックスのバーティもジーヴスもそれより全然若い！っていうか、バーティって24歳だったのですね。じゃあ、こんな感じなのかなー。しかも原作の翻訳者の森村たまきさん（名訳！）の訳文をそのままコミックでも使われて、しかも森村さんが監修もされているので鬼に金棒。一話ごとのおしまいに、イギリスの階級制度や上流階級の暮らしぶりなどについて、森村さんの知的なコラムがついていて豆知識も身に付きます巻末の、勝田さんと森村さんがご一緒に行かれたイギリスへの取材旅行記も面白かったですよ。いやー、でも読んでみて改めて思ったけど、バーティもおバカだし、バーティの幼なじみのビンゴ（53回も女の子に一目ぼれ、バーティいわく「いつもこいつの頭は春だった」）もおマヌケ大炸裂。で、ジーヴスは策士。バーティのセンスの悪い服やネクタイには容赦なくお仕置きしてるしそしてこの困ったちゃんの親友ビンゴは、毎回のように違う女の子に一目ぼれ（しかも美人ばかりとは限らない）して、毎回毎回お約束のように振り回されまくるバーティ。いい感じの１巻でした。私はバーティと凶暴な白鳥が池で対決する話をぜひぜひコミックで読んでみたいです（笑）。あ、それから劇中のお話なんですが、一番シリアスな絵柄で描かれていたロージー・Ｍ・バンクスのロマンス小説「すべては愛のために」も続きが読みたいかも。女工に身分違いの恋をする伯爵さまが何気に素敵でした何しろ独特のユーモアなので、万民受けとは言えないかもしれませんが、のんびりほんわかした英国紳士ユーモアがお好きな方にはお勧めです  それゆけ、ジーヴスよしきた、ジーヴス

  2009年10月14日

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  「乙男（オトメン）～秋～」其の九　オトメン　パラダイス

  「乙男（オトメン）」其の九　「オトメン　パラダイス」ってわけで、「乙男（オトメン）」がとうとう火曜9時のゴールデンタイムにお引っ越ししました。同じ火曜枠だった「イケパラ」を意識したサブタイトルですねー。  銀百合学園では、生徒たちがお笑いのてっぺんを目指して競い合う「銀－１グランプリ」の開催が近づいていた。「銀ワン」とは文化祭に代わる催しで、当日は一般客もやってきて盛大な盛り上がりを見せる一大イベントだ。２年Ａ組は飲食店をやることになり、正宗飛鳥は厨房責任者となった都塚りょうのサポートを申し出て、一緒に銀百合名物となるメニューを考えることに。 数日後、飛鳥はりょうと橘充太を家庭科室に呼び、考案した"銀百合てっぺんバーグカレー"を提案。見た目やネーミングのみならず、味にもこだわったメニューにりょうと充太は大賛成。さっそく飛鳥による作り方レクチャーが始まった。 同じ頃、有明大和と磯野は剣道部の練習試合の書類を提出するため対戦校の銅蘭高校に来ていた。ヤンキーばかりの生徒に怯えながらも弱そうな生徒に声をかける磯野だが、いきなりヤンキーたちに追われることに。とっさに教室に逃げ込んだ２人はきれいな少女・美由紀に救われた。それをきっかけに磯野と美由紀は付き合うことになる。 練習試合当日、銅蘭高校を訪れた飛鳥たち。しかし剣道場はヤンキーな生徒たちが囲み、選手もかなり強面ばかりという雰囲気に動揺を隠せない。そんな中、試合が始まる。 試合終了後、磯野は美由紀に会っていた。病気の親の治療費が足らないという美由紀のためにお金を貸し、「銀ワン」に遊びに来るように誘う磯野。その後、銀百合学園剣道部では遠征費の10万円が無くなっていることが発覚する。 飛鳥とりょうは料理を、多武峰一はなぜか出場することになった「銀ワン」のコントの練習に励みつつ、「銀ワン」当日を迎えた...。 （フジテレビ公式HPよりお借りいたしました）   このドラマ、ゴールデンタイムに進出して、ちょっとだけ雰囲気が変わりましたね。オバカなすべり系（失礼しました）連発で、それが面白かった土曜枠から、学園正統派？コメディに変わってきたような？それに、飛鳥君とりょうちゃんのラブラブ度も増してきた？？そして最後、飛鳥君とりょうちゃん二人コンビが不良軍団を相手に回したカッコイイ戦闘シーンが見られて満足です　　しかしこの二人キュンキュン告白しながら大勢の敵を目の前に、どうするの？　→次回に続く！ ところで、磯野君と多武峰君、橋本君たちがトリオになったお笑いコント、結構笑えました。トリオの下ネタにりょうちゃんが大笑いしている様子を横で見ながら、「都塚さん、今の意味を分かって笑っていらっしゃるんでしょうか？？？」と困惑気味の飛鳥君が可愛かったですわあ、それから銀百合学園が荒れてた頃の不良生徒たちの乱闘シーン、あれ、「クローズ・ゼ○」？？？ さあ、次回は飛鳥君にせまる美人教師が登場のようです。 （コミック）オトメン（乙男）（9）／菅野文【2009年9月18日発売】

  2009年10月13日

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  2005年イギリス映画　「ヘンダーソン夫人の贈り物」

  2005年イギリス映画、「ヘンダーソン夫人の贈り物」ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版(DVD) ◆20%OFF！まずDVDのカヴァーの美人なお姉さんたちの美脚にほれぼれこれは、第2次世界大戦期にイギリスで初めてヌードレビューショーを始めた「ウィンドミル劇場」というショー劇場が、空襲中にも決して興業を止めずに兵士たちを慰め続けたという実話に基づくお話です。第2次大戦直前に、大富豪のヘンダーソン夫人（ジュディ・デンチ）は閉鎖されていたおんぼろの「ウィンドミル劇場」を買い取り、ショービジネスを熟知しているヴァンダム（ジム・ホスキンス）とともに劇場のショーをオープン。劇場のショーは大ヒットしますが、第二次世界大戦が始まり、劇場もショーの途中に空襲に揺れたり、爆撃の音が聞こえたりするように。やがて、劇場もロンドンも大空襲に襲われる日がやってきて・・・。 私もダンスをするし以前はけっこう舞台で踊っていたので、ダンスやショーのシーンが満載のこの映画はとっても楽しかったです。舞台のシーンだけじゃなくて、リハーサルやバックステージのシーンもたくさんあって、昔の時代のお話とは言え、なんとなくあの「一つのショーを作り上げる」ごったがえしてエネルギッシュな雰囲気は共通だなーと思ってしまいました。いつでもお茶目でユーモアを忘れない、でも老成した大人の女性の悲哀も合わせ持つヘンダーソン夫人を魅力的に演じているのは英国の国民的女優、アメリカ映画でも重みのある英国人貴婦人役にはほとんど彼女が起用されているというジュディ・デンチ。踊り子たちや自分の劇場を愛して支える優しさと、突然飛行機で、フランスに飛んで行ってしまう（1940年代の話ですよ！）大胆さを合わせ持っています。そして彼女がフランスに行った理由は、第一次大戦で亡くなった息子の墓を訪れるため・・・そして劇場を彼女が開いた理由も、後半の彼女のスピーチで明らかになるのですが、ほろりとする感動的なシーンです。 アメリカ映画のように派手でドラマチックではないのですが、淡々とした筋運びと、どんな時にも醸し出されるユーモア。そんなイギリス映画の良さがたっぷり出ている素敵な映画です。 そういえば、この前薬師丸ひろ子さん主演で、第二次世界大戦中に南方に赴いた日本軍の兵士たちを歌で慰めた実在の歌手さんのドラマをやっていましたね。これはそのイギリス版で、しかもヌード劇場のお話。ヌード劇場ってところが、お国柄の違いでしょうか。素敵な音楽、歌、ダンス。戦時下の勇気と友情や、仲間を失う悲しみ。そして粋で素敵な老婦人。とてもいい映画ですよ。  

  2009年10月12日

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  「のだめカンタービレ　THE LAST LESSON」

  「のだめカンタービレ　THE LAST LESSON」 そうなんです。「のだめカンタービレ」もとうとう最終回、グランドフィナーレです。 表紙はカラーでにぎやかに、巴里編の主要な登場人物たちが勢ぞろい（峰くんと清良ちゃんもパリに来てたので出てますね。おっ、真澄ちゃんもしっかりちゃっかり千秋の背後にいました（笑））。 お話は、パリのみんな（それから日本の仲間もちょっと）のそれぞれにスポットをあてた、ほのぼのしたエピソードの連なりという感じでした。 ネタばれありまーす。 すっかりお肌つやつや元気になってる（聴力を補う超能力も身についた？？？）ミルヒーが心の中でつぶやいた言葉。でもよかったね　ふたりともちゃんと分けて　ひとつになった 「そーいうところきちんと分けろ」と前から親心丸出しで二人の成り行きを心配（してたのか？面白がってたのか？）してきたミルヒーの言葉がこのお話の結末にやっぱりふさわしいのかも。そしてのだめも、なぜ自分が音楽をやっているのか、それがようやくつかめたようです。生まれ育った国も　性別も　目の色もなにもかも違うふたりに同じ音を思い描かせる分かり合えないと思っていた人と　たった一音でわかり合えたり惹かれ合ったりそれは千秋先輩とだけじゃなくて世界中　そんなのがいっぱいあるはずだってわかったから海の向こう岸があると思うとやっぱり　人はこぎ出しちゃうんですヨ！人というのは、この場合音楽に魅せられて音楽を奏でる人たちすべてのことを言うのかも。RUIと千秋の理想的なピアノコンチェルトを目の当たりにして、そして、自分もミルヒーと思いがけない出来栄えのコンチェルトを初演したことで、「これ以上のものなんて」と思い詰めちゃっていたのでしょうが、そんなのだめも、「音楽はいつでも、まだまだ先にいろんな出会いがあって、いろんな人との共演でもっともっと世界は広がっていくのだ」ということと、それが楽しさなのだということが、ようやく分かったのかもしれません。その楽しさをかみしめてるのはのだめだけじゃなく、千秋も黒木くんもターニャもRUIもフランクも、そして他の仲間たちも一緒。 ターニャと黒木くん（もはや音楽上では夫婦のように分かり合ってるので、のほうももう少し！！！）シモンさんと千秋そして・・・RUIとフランク？？？（フランクはてっきりヤドヴィかと思ってたら、まさかRUIですか！）他にもみんな、音楽を通じて心が通い合った人たち・・・。  のだめはオクレール先生の元に戻って9月の追試。ひょっこり戻ってきたのだめに対していつも通りひょうひょうと対応してくれるオクレール先生。あっさりニッコリ、9月の追試があることと、ブノワ城のコンサートの依頼が来ていることをのだめに告げる先生、さすが器が大きいです。千秋はのだめの部屋にお泊まりデートならぬお泊まり「大掃除」。君はやはり、一生のだめの汚部屋を片付ける運命にあるのだね（笑）。（千秋はのだめに一度振られたと思い込んでいるようですが、そうなのかなー？）二人も元に戻ったし、他のみんなも元気です。締めはブノワ城でのコンサート再び。一年前と同じコスチュームののだめ、同じ角度でのだめの演奏を見届ける千秋の後姿。でもこの一年で、いろんなことが変わって、みんな成長しました。のだめがどんな演奏をするかは、読者の想像ということで、おしまい、ですね。 これでおしまいかと思うととっても寂しかったのですがでも、12月10日発売の「KISS」から「番外編」が始まるそうです。何話か続くのかな？出来ればまだかなえられていない、のだめと千秋のピアノコンチェルトの様子が見てみたいのですが・・・楽しみにしてます  のだめカンタービレ（＃22）Kiss (キス) 2009年 10/25号 ［雑誌］

  2009年10月10日

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  「のだめカンタービレ　Lesson 135」

  「のだめカンタービレ　Lesson 135」「のだめ」も今回を入れてあと2回となりました。次回最終回だそうです。いよいよ終わってしまうのねと、思うととってもさびしいのですが、今回は本当に可愛いお話で、大団円フィナーレへの素敵な予感以下ネタバレありですが、もうあんまり詳しく書くのはやめよっかなっと。だってもうすぐコミックスにもなりそうですしね。  「一緒にコンチェルトやろう」という千秋の誘いをあっさり断るのだめ。ミルヒーと一緒にやったコンチェルト以上の演奏が先輩となんか（なんか、ですと？笑）できるわけないとか、一番大事な先輩との共演がもしダメだったらと思うと先輩のことも好きじゃいられなくなりそうとか…千秋の言うとおり「おまえ本当にヒドイ」ですよね。。。。でもねえ、これまでに受け入れられたことの一度もなかった千秋、学習してました。これまでみたいにすぐにあきらめて立ち去ったりしません。「もういい　わかった」はまた言ってるけどね。迷いの森にはまり込んだお姫様の手を取って外の世界へ連れ出したのは、やっぱり王子様。王子様が連れて行った先は、ニナ・ルッツ王妃の城の２台のピアノでした（笑）。MOZART BEST 1500 40::モーツァルト:≪キラキラ星≫の主題による変奏曲K265/ロンド ニ長調K485/2台のピアノのためのソナタK448/4手のためのソナタK497パズルのピースがひとつ、またひとつとはめ込まれていくようだった最近の数話。今回は、ニナ・ルッツさんでした。千秋に言われて二人が弾き始めたのは、あのモーツァルトの「２台のピアノのための協奏曲」でした。出会ったばかりの頃、二人ともまだ日本の音大の学生同士で、しかものだめのピアノはめちゃくちゃだった頃に弾いたあの曲。今は４年の修行の時をお互い経て、それぞれの「今の自分」の力で、一緒に奏でるピアノ。ニナさん、のだめがあの音楽祭で「千秋が気にかけていた、全然ダメだった生徒＝こんな演奏をした学生はいなかった「バルトーク」の演奏者」が今目の前で千秋とピアノを弾いてる彼女だと、符号が一致したようです。（ああ、消化不良がいっこ片付いたわー笑）そして、再び「これってフォーリンラブ？」したのだめを、今度はがっちり抱きとめる千秋。で、次回（１０月１０日号）で最終回、グランドフィナーレだそうです。二人のコンチェルトは、何の曲でしょうか。やっぱりアレかな？？？★講談社★　初回限定DVD付コミック『のだめカンタービレ』　第22巻DVD付き初回限定版02P25Sep09

  2009年09月27日

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  ジム・キャリー主演　「マジェスティック」

  2001年アメリカ映画　フランク・ダラボン監督　ジム・キャリー主演　「マジェスティック」 何気なく見始めたこの映画、拾いものでしたよ人の優しさ、弱さ、もろさ、強さ、勇気、そういうものが溢れている映画です。で、調べてみたら、これはフランク・ダラボン監督の「ショーシャンクの空に」「グリーン・マイル」に続く「希望」をテーマにした3部作の最終話だったんですね。どうりで・・・古き良きアメリカの優しい風景、素朴な人たち、そして画面を流れるノスタルジックで優しい空気感。お話は1951年のアメリカが舞台です。1951年のハリウッド。駆け出しの脚本家ピーター・アプルトン（ジム・キャリー）はふとした過去の行為がきっかけで「赤狩り」（当時ハリウッドでは共産主義と決めつけられた映画作成関係者たちが迫害を受けていました）の標的となってしまう。ハリウッドを逃れるようにあてもなく車を走らせていたピーターは橋の上で事故を起こし、車は川に転落、そのまま濁流に飲み込まれた彼は途中で頭を強打し、やがて見知らぬ海辺の町の海岸に打ち上げられる。気がついた時、ピーターはすべての記憶を失っていた。でも、このローソンという小さな忘れ去られたような町の人々は彼の顔を知っているようだった。記憶喪失の彼の前に、彼の父だというハリーという人物が現れる。ピーターはハリーの息子で第二次大戦中に活躍し行方不明になった町の英雄、ルークに瓜二つだったのだ。周りからルークとして歓迎されながらも、何も思い出せず戸惑うピーター＝ルーク。彼は町の人々、そしてルークの美しい恋人と心を通わせ、やがて父ハリーが閉めてしまっていた町でたった一つの映画館、「マジェスティック」の再建に奮闘努力を始めるのだが、その映画館が見事に蘇った後、彼はふとしたことから自分の本当の記憶を取り戻してしまう。そしてその時に事件が起き、さらにFBIも「ピーター・アプルトン」を探してこの町にやってきた・・・。 とてもいいお話です。大人の寓話、ですね。ジム・キャリーがシリアスな演技を熱演しています。コメディでは変顔の彼ですが（笑）、芸達者な役者さんだと改めて感心。父親役のマーティン・ランドーも泣かせる名演技です。ローソンの町の住人たちを演じる脇役さんたちもさすがお上手です。前半、中盤の町の人たちや父（と彼は思っている）とのふれあいもとっても素敵なお話なんですが、圧巻はピーターがFBIに連行され、「聴聞会」で必死の演説をするところ。これはアメリカの、この時代にはあり得なかったファンタジーなのかもしれませんが、正義を信じる勇気、それを信じたいと思う人たちみんなのためのおとぎ話になっています。 古き良きアメリカの町並み、ファッション、モノクロの映画、そしてジャズの響き。長い映画ですが、秋の夜長にお勧めです。号泣、というのではないのですが、見終わった後にほっとする何か、を感じるのではないでしょうか。  マジェスティック 特別版（期間限定）(DVD) ◆20%OFF！ショーシャンクの空に / ティム・ロビンス【20%OFF！】グリーンマイル(DVD)

  2009年09月21日

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  「乙男（オトメン）～夏～」其の七　「ガラスの乙面」

  ガラスの仮面（第1巻）しょっぱなからなぜかご長寿少女マンガ「ガラスの仮面」の有名なシーン、月影先生が「マヤ、恐ろしい子…」って言うところから始まった「乙男（オトメン）」第７話。しかもクラス担任の夢子先生は月影先生のコスチュームだし。で、美術の授業の絵のモデルはオサル顔の磯野君と王子様然とした飛鳥君。テーマは「格差社会」って…ひどーい…でも確かにそうかもーーーー飛鳥君は相変わらず幸花ジュエル先生の大ヒット少女マンガ「らぶちっく」に夢中で、コミックスを飛鳥君から借りて同じく夢中になったりょうちゃんと、自分たちがモデルとは夢にも思わない天然っぷり（名前もシチュエーションも一緒なのに）、幸花ジュエル＝充太君から「恐ろしい子たち…」とつぶやかれています今回は結構中身が濃かったですね。自分たちがモデルだと、全く全然気づかないど天然カップルの飛鳥とりょう、黒泉社少女マンガ大賞を幸花ジュエルとして受賞し、授賞式に本来の自分の姿で出ることは「読者の夢を壊すから」できないと、妹の久利子ちゃんを代役にしようとする、でも葛藤し続ける充太、今では少女マンガ界のカリスマ作家、城之内ミラとして有名になり、息子には気づかれていないものの息子と運命の再会をする飛鳥の父（鶴見慎吾さん、オヒゲのあとが濃すぎてドレス姿は微妙でしたがさすが演技がお上手！）、部室に置いてあった「らぶちっく」を偶然手にしてしまってからすっかりファンになってしまい、しかも充太君に「オレを蝶にしてくれ」と頼まれて、「知らなくていいものを知ってしまった」多武峰君、などなど、皆さんそれぞれの心模様？が入り乱れてましたね多武峰君に「本当に欲しいものは自分の力で手に入れる」と何気ないヒントをくれる小針田先輩とか、部室で「らぶちっく」をめぐって飛鳥君、多武峰君と無意識にコントをしている有明君とか、久利子ちゃんと黒川君とか、出番はちょっとでも周りの人達もなかなか活躍してましたよ。さて、飛鳥君は、「幸花ジュエル」と「橘充太」の類似性に気がついたのでしょうか？？？次回のお話はりょうちゃんのお誕生日編になるみたいですね。オトメン（乙男）（第1巻）(CD)フジテレビ系ドラマ「オトメン（乙男）」オリジナル・サウンドトラック／Audio　Highs（音楽）天然コケッコー / 夏帆／岡田将生

  2009年09月20日

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  「乙男（オトメン）～夏～」其の六「やまとなでしコン！」

  「乙男（オトメン）」其の六「やまとなでしコン！」 銀百合高校毎年恒例の「女性の中の女性」「大和撫子（やまとなでしこ）」を選ぶコンテストに、2年代表として選ばれたのは都塚りょう。 まずは、夢子先生が「やまとなでしこ」という言葉の由来について超豪華キャスト（笑）でお話してくれました。これ本当なんでしょうか？だとしたら結構勉強になる番組ですねー  1年2年と優勝してきた3年生の小針田雅（おはりだみやび）先輩との一騎打ち対決に。（だって1年生代表に選ばれた大和君は男の子だからすぐ失格だし）。 今回はそれだけのシンプルなお話でした。（ちょっと周りのギャグが滑り気味だったのが気にはなりましたが・・・） でも相変わらず、このほのぼのした感じはいいですね。飛鳥とりょう、主役の二人は我が道を行く一途な天然ちゃん同士で、周りがギャーギャー騒いでいてもんだか別世界の花園にいるようなほのぼのさ。そしてちょっと斜めから観察している友人の充くん。 可憐な外見と控えめな行動から、学校では「可憐な容姿に加えて、きっと料理も家事も女らしいことは何でもできるに決まってる！」と皆から好意的勘違いを受けているりょうちゃんは、２年生の生徒たちから「やまとなでしコン」の学年代表に選ばれてしまいました。彼女を手助けしたいと「介添人」に手を挙げた飛鳥君。見つめ合う二人はほのぼのとしてかわいいなあー。 そしていつでもどこでも何がなんでも飛鳥君に挑戦したい多武峰（とおのみね）君は飛鳥君と戦うのが目的で小針田先輩の押しかけ介添人に。って言うか、この人たち充君が言うとおり全然会話がかみ合っていないのに、会話が進んで話が成立しています。この二人の変な会話が今回一番ツボだったかも。コンテストが始まってからも、全然かみ合わないのに妙にいい仕事をしてる二人。ある意味似た者同士のいいコンビです しかし「着物の着付け」「茶道」「華道」「料理」、どれもりょうちゃんの苦手分野ばっかりです  抹茶の粉団子みたいなひどいお茶を飲まされても笑顔をキープ、観客席からジェスチャーで料理の手順を教える飛鳥君、愛です ファイナルの種目が「弓道」だったのと、運と、飛鳥君のアドバイスが手伝って、勝つことの出来たりょうちゃんでした。  さあ、飛鳥ママとりょうちゃんパパが知り合い同士だったことが、しかも飛鳥パパを介しての、ということが判明。次回、充君の正体がバレちゃう？編で、パパも登場しそうです。そう、飛鳥のパパの今の姿は…（フフフ）。  オトメン（乙男）（第1巻）オトメン（乙男）（第2巻）オトメン（乙男）（第3巻）オトメン（乙男）（第4巻）オトメン（乙男）（第5巻）オトメン（乙男）（第6巻）オトメン（乙男）（第7巻）オトメン（乙男）（第8巻）

  2009年09月13日

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  映画化、モントリオール映画祭最優秀監督賞受賞の原作　太宰　治　「ヴィヨンの妻」を再読

  太宰　治原作の「ヴィヨンの妻」や「桜桃」などの短編をエッセンスとしてまとめて映画化された根岸吉太郎監督、浅野忠信・松　たか子さん主演の映画「ヴィヨンの妻～桜桃とタンポポ～」がモントリオール国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したというニュースが飛び込んできましたね。公式ホームページはこちら公式ホームページで予告編を見ましたが、戦後まもなくの日本の混沌としたどこか懐かしいセピア色の雰囲気が漂う世界が広がっていて興味を持ちました。出演者も主演の他にも広末涼子（夫・大谷の愛人で心中相手）、妻夫木聡（妻・佐知に恋心を寄せる若い工員）、堤真一（妻・佐知が昔あこがれていた弁護士さん、だっけ？）と豪華です。で、この機会に本棚に眠っていたこの太宰さんの原作を読んでみましたよ。原作は短編なのですぐ読めますが、中身はさすが濃いですね。ほんの少ししか顔を出さない登場人物たちそれぞれが、こんな風にじっくりと練り上げられ、描きこまれて（未見ですが、多分）長編映画化されるのもうなづけます。ヴィヨンの妻改版 ヴィヨンの妻／桜桃改版2009年10月07日発売【CD】吉松隆／ヴィヨンの妻～桜桃とたんぽぽ～オリジナル・サウンドトラック一番最初のタイトルであり多分メインのストーリーとなる「ヴィヨンの妻」ですが、初めて読んだとき、「なんでこんな男と結婚してるの、この女性（ひと）～？」とほんとに頭をひねりました。再読してもまあ、そうでしたが、でもこのお話の主人公の「さっちゃん」はほんとにたくましくて素敵な女性です。これは一種の、男性の憧れの女性像なのかもしれませんね。どんなにダメダメで悪いことばかりしている男でも、愛して尽くしてくれる可愛い妻（そんなの現実にいるかどうかは別として）。  これは、不思議な夫婦のお話です。 妙に不思議に丁寧な言葉遣いを妻に向かってする（「～ですよ」「だねえ」なんて感じ）、インテリ詩人で酒飲みで女癖の悪い、しかも借金踏み倒しまくり、常に死を考えている夫、大谷。貧しいゆえに栄養不良で病弱な息子をたった一人で育てて（夫は顧みないし）、人も驚くようなおんぼろ家でつましく暮らし、夫の浮気もすべて許容する妻。そんな彼女が夫の借金返済のために、中野の近くの居酒屋で働くことに。。。白い足袋を奥さんにもらって美容院に行くだけで嬉しくなるような、かわいいひとです。彼女は酔ったお客たちをあしらいながら、だんだん綺麗に魅力的になっていきます。そして彼女に恋心を寄せるお客まで（この役が妻夫木くんなのかな）。このお話の最後の、妻「さっちゃん」の言葉が、強くていさぎよいのです。「私たちは、生きていさえすればいいのよ」予告編を見たところでは、浅野さん、松さんはもちろん他の方たちのキャスティングはすべてばっちり合ってそう。広末さんの愛人役は未知数ですが、いい感じかも。原作既読者としても、映画が楽しみになってきました。

  2009年09月10日

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  ミュージカル「ジェーン・エア」＠日生劇場

  今日、ミュージカル「ジェーン・エア」のマチネを観てきました。 「ジェーン・エア」だけでなくブロンテ姉妹の小説に関してはファンを超えてかなりオタクの私（笑）、これを見逃す手はありません しかも主役が松たか子さんと橋本さとしさんという折り紙つき実力派なので、落ち着いて見られるのは確実だし（時々有名人だけど歌は舞台向きではないよね…という俳優が主役に配置されるミュージカルもありますけどね、これはバッチリ）有名すぎるイギリス文学の代表作、「ジェーン・エア」。 公式サイトはこちらです （お話のネタばれですので、下のお話はご興味ある方だけどうぞ）生まれて間もなく両親を亡くし、親戚の家で虐待されて孤独に育ち、その後は「牢獄」のように厳格で食べるものもろくに与えられないローウッド学院という寄宿学校で8年暮らしたジェーン・エア。彼女はいわれのない辛い仕打ちや、大切な親友との死別を経験しながらやがてその学院の教師となり、外の世界での家庭教師の仕事を求めて新聞広告を出します。そしてヨークシャーの裕福なロチェスター家に採用されたジェーンは荒野に立つ壮大な館、「ソーンフィールド屋敷」で小さなフランス人の少女、アデールの家庭教師として暮らし始めます。やがてずっと留守にしていたその館の主、エドワード・ロチェスターが戻ってきます。ジェーンとの運命的な出会い。彼はジェーンを「妖精」とからかいます。ありあまる財産に恵まれ、鋭い知性を持ちながらどこか陰のあるロチェスターと身分も財産もなく器量にも恵まれていないジェーンは年齢も身分も超えて「同じ魂」を持つもの同士として心惹かれ合っていくのですがこの屋敷には恐ろしい秘密が隠されていて…。 美人ではないけれど、19世紀英国という女性が自立して生きるには難しすぎた時代に、たった一人で自分の道を切り開こうとする強い意志を持った凛としたヒロイン、ジェーン・エアを松たか子さん。美人なのに美人でない役（笑）。「私は美人じゃないし～」と何度も何度も自分の容姿へのコンプレックスを切々と歌い上げていますが、黒いストイックなヴィクトリアンドレスも白いウェディングドレスもお似合いでとっても綺麗でした（でも演技も歌も素晴らしかったので違和感はもちろん全然なかったです）。 同じく「私は醜いか？」と自嘲気味にジェーンに問いかけるロチェスター役の橋本さとしさん、背高くて脚長くてフロックコートもタキシードも似合っててかっこよすぎ（笑）。でも「過去」と自らに課せられた重い運命を抱え込み、いらいらと逡巡しながらも清らかなジェーンに心惹かれていくロチェスターがぴったりでした。彼のロチェスターは、ＢＢＣドラマ版ロチェスター役のトビー・スティーブンスとちょっと雰囲気が似てる感じですね。（残念ながら楽天ではこのＤＶＤ見つかりませんでした。そのうち見つけたら別にレビュー書きますおもしろいですよ） このお話は原作がそうなのですが宗教色が少し濃いめなところがあります。初めの数十分、ジェーンが辛い目に遭ってばかりのシーンはミュージカルでも心が痛むのですが（トーンも暗め）、でも寄宿学校で出会う親友ヘレンの信仰深い愛情と優しさによって、ジェーンの反抗的で人を恨む心がほぐれていくなど、とても大事な要素となっています。ミュージカルでもヘレンの役はまさしく天使のような役割でしたね。「人を憎むのではなく愛して許すこと」というメッセージが最後まで貫いていていたし、歌もすごく上手でした。アデール役の子役ちゃんもコケティッシュでこの作品で唯一コメディエンヌな難しい役をうまくこなしていたし、ジェーンの子供役の子役ちゃんもお上手でした。後は舞台の存在感が素晴らしい宝塚出身の方たち（スキャチャード先生（怖い人なのにお笑い担当？）、フェアファックス夫人）あり、素晴らしいクラシック発声法のオペラ歌手（詳しく分からなくて済みませんが、男爵令嬢ブランチ・イングラム役の幸田浩子さんはヨーロッパの歌劇場で活躍されているオペラ歌手さんのようです）の方あり、ミュージカルの世界の実力派の方たちありと、いろんなタイプの方たちが一緒に舞台を作り上げていて、なかなか興味深いものがありました。こういう形の公演は、ひとつのメソッドで育ったプレイヤーたちによる粒ぞろいのハーモニーが楽しめるカンパニーとはまた違った面白さがありますね。そして舞台装置も面白かったですよ。かなりリアルなヨークシャーの荒野（ムーア）のセットが常設してあり、それを背景に家具や調度品を入れ替えて、それぞれの場面を作り出していくという手法。でも家具、衣装は結構時代考証に忠実だったのではと思います。お話は多少登場人物を省いて、役割を重ねてたりなどしていますが原作にかなり忠実です。そして「ジェーン・エア」では一番のキーとなるロチェスターが「ジェーン、ジェーン！」と呼び、遠く離れた場所にいるジェーンにその声が聞こえて「どこにいらっしゃいますの？」と答えるという、二人の魂の結びつきが伝わってくる超有名なあのシーンも、ちゃんとツボをおさえてあったので、ブロンテ姉妹オタクとしても結構満足でした ジェイン・エア（上） ジェイン・エア（下）  こちらはシャルロット・ゲンズブールがジェーンを（フランス人ですが雰囲気はかなりジェーンぽいかと）、ジョン・ハートがロチェスター（こっちは…うーん、ちょっと年上強調し過ぎかな？私はＢＢＣドラマ版のトビーさんのほうがいいな）を演じてます。【21%OFF！】ジェイン・エア(DVD) 【発売日お届け！2009年10月29日発売】

  2009年09月05日

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  「ピアノの森」　16巻　ショパンのプレリュード　No. 24 in D minor

  一色まことさんの「ピアノの森」最新刊、16巻が出たことをブログのお友達のりぃー子さんの記事で知り本屋に出かけてゲットしてきた私です。ピアノの森（16）ショパンピアノコンクール第一次審査でショパンのプレリュードを弾き続けるカイ。コンクールではなくコンサートでしたが私、昨年開催された「ル・ジュルナル・ド・ショパン」（ショパンの音楽日記）というコンサートでショパンの作曲したピアノ曲を時系列に続けて弾くという機会がありました。そこでも一人のピアニストさんがプレリュードを何曲も続けてぶっちぎりに弾いてらっしゃいましたが、ショパンピアノコンクールもまさにその真骨頂なわけですよねー。 そして、今巻前半ではピアノを奏でるカイとそれに引き込まれていく聴衆、賛否両論の審査員の様子を描きながらカイが阿字野先生のところでピアノ修行を始めた頃の苦労と成長の日々が語られていました。最底辺と言っていい社会で、シングルマザーの娼婦レイちゃんを母に生まれ育ったカイ。恵まれた家庭なら、こんな才能のある子供は両親も周囲も手放しでバックアップしたはずですが、カイの場合はそうはいきません。理解のない周囲の人たちに、お仕置きに雨の下に縛られたり、指を切ると脅されたり・・・でもカイはそんなことさえ、ピアノを弾くための感受性を磨く、ひとつの「糧」としていきます。でも彼は幸せ。母親のレイちゃんの無償の愛、父親代わりとも師匠とも呼べる阿字野先生の包み込むような愛があるから（先生は愛とは認めないかもしれませんが・・・これはそうでしょうね）彼はまっすぐに、ピアノの才能を伸ばしていきます。  そして、ラストのプレリュード24番。↓（プレリュード24番の技巧の凄さを見せてくれる画像を発見しました。名手アンドラーシュ・シフのピアノでどうぞ）アンドラーシュ・シフ　「ショパン　プレリュード　24番」 最後のフォルテシッシモ（fff）を弾き終えたカイ、そして会場中に響きわたる拍手と喝采。1次審査の結果は・・・。私たちは先の巻から他の出場者たちのそれぞれの事情や思いを垣間見てきているので、カイ以外の出場者たちが審査に残るか落ちるか、その行方さえもハラハラとして見守ってしまいます。（さすがこのあたりの演出はお上手ですね）そして残ったものと、意外な落選者。 ますます続きが気になります。繊細で、今にも壊れてしまいそうな雨宮くんがどうなってしまうのかも気になりますねー。今回カイくんが弾いていたショパンのプレリュードの何曲かは、普通ショパンに対して抱かれがちの「繊細で美しい」ややもすると「女性的な」音楽という部分ではなく激しい男性的な、感情をたたきつけるかのようなメロディが連なる曲が多くて、「祖国ポーランドの危機を常に憂いつつパリで音楽に燃えるデカダンな男」の情熱的な側面を感じる私でございます。ショパンの曲って結構男っぽいのも多いと思うんですけどね。ショパン:プレリュード全集/2つのノクターン作品62 全国どこでも送料無料♪【送料無料!!】楽譜　ショパン／プレリュードとロンド（解説付）（全音ピアノライブラリー）

  2009年08月31日

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  「のだめカンタービレ　Lesson 134」

  「のだめカンタービレ　Lesson 134」  いよいよフィナーレが近づいてきた予感。千秋がとうとう、あの言葉をのだめに告げた。それは、おそらく、多くの読者がいつか千秋がのだめに言ってほしい、と思っていた言葉なんじゃないでしょうか。そう、単にプロポーズを受け入れる、とか、「結婚しよう」とかじゃなくて。この二人はここから始まったんですから。 以下　今回は特にネタばれです～。   相変わらず託児所状態ののだめの部屋。子供たちに易しいピアノ曲を弾いて聴かせながら「十分幸せ」と自分に（無理に？）言い聞かせているのだめ。そしてアパルトマンの廊下で出会ったユンロンに他人行儀のよそよそしさののだめに対して、ユンロンは正論をぶつけます。「なにやってんだよ！？　あんなに頑張ったのに　チャンスだって手に入れたのに才能だってあるのに！！」ユンロンは自分が叶えられなかった夢を手に入れながら、エアポケットに迷い込んだかのようなのだめを心から心配しているのですね・・・でものだめにその思いは届かず。そんなユンロンを同じようにのだめを心配するターニャとフランクが両脇からがっちり。友情っていいですねー。この人たちはほんとに音楽の同志。のだめの心が早くみんなの元に戻るといいなあと思いつつ・・・。 のだめはヤドヴィと子供の曲作りに盛り上がってます。ヤドヴィはのだめの才能の本質を理解してますね。現代のクラシックは窮屈で、ライブ感や即興なんてもってのほか。「だからのだめは窮屈なんだ？」 ここでちょっとお話ずれますがリストがピアノコンサートで盛り上がってるところをドレス姿の貴婦人達がキャーキャー言って興奮してるシーン（リストはご婦人がたに向かってハンカチ投げ・・・）、笑いました。まるで現代の〇川き〇し様のコンサートに集うマダム達のような・・。でもこれは史実で、イケメンで芸達者でドラマチックなピアノコンサートを披露するリストにはおっかけの貴婦人達がいつもまとわりついて大変な騒ぎだったそうです。リストが泊まったホテルの部屋に押し掛けて彼の使ったバスタブのお湯を飲んじゃったとか、残ってた髪を奪い合いしたとか、そんなファンの逸話も残ってます・・すごいねー  で、お話戻りますと、ヤドヴィ作詞・作曲、和訳・のだめの「嘘つきシャルロッテ」（この歌も楽しそう）を歌って弾いてもりあがってるのだめの部屋のドアにいきなり現れたのは千秋。彼はドアの外でのだめの楽しそうな声と曲を聴いて、「やっぱりこれでいいんだ　いつまでも無理してつらい道を生かせなくてもあいつが本当に好きな道を選んで　オレはそれを受け入れてあいつのピアノだって　一緒にいればいつだってこうしてオレは聴ける普通のことだ　なんの問題もない」と・・・。でも、ドアの向こうではなりゆきから（ヤドヴィの曲を弾き間違えて子供たちからヘタクソと思われて闘志を燃やしてしまった）のだめは久しぶりに、弾くのでした。ベートーベンのピアノ・ソナタ　第31番ロシア・ピアニズム名盤選 4 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番、第31番、第32番ドアの向こうに立ち尽くす千秋の目に、涙が。それでもオレは　やっぱり何度でも　あいつをあの舞台に連れて行きたいと思うんだこのピアノを聴くたびに そして千秋はついにのだめにあの言葉を。そう、「結婚しよう」じゃこのお話はおさまりません。 「オレと一緒に協奏曲（コンチェルト）やろう！」 こうでなくっちゃ、ねっ。  今回は千秋のこれまでの逡巡する思い・・・彼はのだめ本人が好きなのか？　のだめのピアノが好きなだけなのか？という読者も 多分千秋本人も分からなかった疑問にようやく結論が出たような気がします。 千秋はのだめも、のだめのピアノも愛してる。ってことですね 二人は何の協奏曲を演奏するのでしょうか。ラフマニノフの2番？それともラヴェル？このどちらかのような気もするけど、もっと別な新しい曲かもしれないし・・・。とりあえず、続きは9月25日まで待ちましょうー のだめカンタービレ（＃22） 

  2009年08月25日

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  「アーネスト式プロポーズ」

  20世紀初頭のイギリス。有閑階級の紳士ふたりが始めたお遊びの「ウソ」が招く妙な騒動のお話です。カントリーハウスに住む貴族のジャック（コリン・ファース）は架空の弟に「アーネスト」と名づけ、アーネストになり済ましてロンドンで遊び暮らしていた。ところがある日出会った貴族のお嬢様グウェンダリン（フランシス・オコナー）に一目ぼれ、でも彼女は自分の理想の男性の名前は「アーネスト」のはずだとなぜか信じていて、ジャックはアーネストのふりをしなければならなくなる。それに彼は赤ん坊の時鞄に入れて捨てられていたのを貴族に拾われ養子にしてもらったという過去があって、それを打ち明けたグウェンダリンの母（ジュディ・デンチ）には「大事な娘を小包とは結婚させたくない」と拒否されてしまい・・・。 一方、ジャックの親友アルジャーノン（ルパート・エヴェレット）はロンドン住まいの貴族だが、架空の病弱の親友「バンベリー」という人物を作りだし、時々「バンベリーを見舞いに行く」という口実でロンドンから姿を消して楽しんでいて、それを「バンベリーする」と言っている。そのアルジャーノンはジャックが後見人を務めているセシリー（リース・ウィザースプーン）に興味を持ち、ジャックのカントリーハウスをひょっこり訪ねる。そこでアーネストにひそかな憧れを抱いていたセシリーと出会ったアルジャーノンは自分をアーネストと名乗ってしまう。そこへ、グウェンダリンと結婚するためアーネストが邪魔になったジャックが「弟のアーネストはパリで死んだ」と喪服を着て帰って来てしまった・・・。 しかもアーネストに恋い焦がれるグウェンダリンまでロンドンの家を飛び出してジャック＝アーネストの屋敷にやってきて、セシリーと「アーネストが好きなのは私よ！」とお互いバチバチと恋の火花を イギリスが舞台の、上品で洒落たコメディーです。イギリス紳士を演じるのが「高慢と偏見」のコリン・ファースと、同じくイギリスの上流階級コメディー「理想の結婚」にも出演しているルパート・エヴェレット（彼は本生活ではゲイなのですが、映画の中では恋に恋する妄想乙女、セシリーの恋人役として伊達男の素敵なジェントルマンを演じています）。そしてイギリス映画には欠かせない重鎮名女優、ジュディ・デンチもさすがの存在感。それからアルジャーノンの執事役のエドワード・フォックスさん。イギリスの典型的な執事ーって感じで、すてきーアルジャーノンと執事のシーンは、「ジーブズ」シリーズみたいです。 さてドタバタの末、ジャックの出生の秘密もやがて明らかに・・・。  このお話はオスカー・ワイルドの戯曲「The Importance of Being Ernest」が原作なので、セリフがとてもひねりが利いていて洒落ているし美しい英語です。昔イギリスの学校でこの戯曲が教材だったことがあるのですが、原作も、そして舞台版のお芝居も面白かったですよ。宝塚でもこのお話は確かミュージカル化されていたかと思います。そして素敵なイギリスの風景と豪華な衣装と家具や調度品、目にも満足の映画ですアーネスト式プロポーズ(DVD) ◆20%OFF！高慢と偏見(DVD) ◆20%OFF！2009年09月18日発売理想の結婚 

  2009年08月23日

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  「乙男（オトメン）第4話「そのオトメン、凶暴につき～」

  「乙男（オトメン）」第4話。金原高校から転校してきた多武峰一（とうのみねはじめ）は、転校早々飛鳥にますます挑戦的な態度。今回のドラマの最初の、一くんと飛鳥ちゃんの剣道対決シーンだけ見ると、全く違うドラマを見ているような気がしますが・・・。今回は一くんと飛鳥ちゃんのＢＬ（ボーイズラブ）疑惑と、海の家のお話と、一くんの秘密が明らかになるというお話でした。  スウィート少年、有明大和くんが自分のおじさんの海の家を助けるために一緒に海に来て手伝ってほしいと飛鳥ちゃんに頼み、「行きましょう！」と言う「弱きを助ける慈しみの心がステキな」りょうちゃんと（飛鳥ちゃんまたトキメキ）、橘くんと妹、その他大勢なぜか剣道部の連中までくっついて、海へ行くことに・・・ そしてなぜかビーチのショーで「サムライファイブ」のショーに出演することになった剣道部員たち・・・。ショーの演出者のオチビ少年は「〇川幸雄」センセイが憑依したかのような鬼演出家ぶりで磯野くんたちを追い詰めています（笑）。 色々小ネタが満載で、相変わらず楽しいお話でした。そしてとうとう、多武峰一くんの秘密が明らかに・・・。彼もオトメンだったのですー。厳しい家で常に剣道のトップを取るようしつけられたのが飛鳥ちゃんに負けて好きなこと（メークアップ）を断念しなければならなかったからそれで飛鳥ちゃんを恨んでいたわけですねー（逆恨みだけどねー） とにかく、メークアップショーのスタイリストが交通渋滞で遅れ困っているところを、飛鳥ちゃんが得意の裁縫の腕前でダサい服を素敵なドレスに縫い直す姿を目のあたりにしそして飛鳥ちゃんからこう言われます。「裁縫だけじゃない。料理と、かわいいものとキラキラしたものが大好きだ。お前はおれのことを完璧だと言ったが、そんな人間なんていないさ。人は誰もみな、心の中に捨てられない何かを抱えて生きてるんじゃないのか」その言葉と、ダサダサのメークをされたモデルのりょうちゃんを目の前にして隠れオトメン、メークアップ魂に火がついた多武峰君！縫物を夢見る瞳でチクチク縫う飛鳥ちゃんもラブリーでしたけど「来い女　　　お前良い肌質をしているな　ノリが良さそうだお前を俺の手で　蝶にしてやる」という多武峰君のセリフが今回のキモでしょうー見事なメイク技でりょうちゃんを蝶にしてみせたのでした というわけで、好きなことを隠し続けてきたという同じ悩みを持つオトメン仲間として、飛鳥ちゃんと多武峰君の間の壁もちょっと薄くなったかも？ 次回は海の家編の続きですね。次は妄想イケメン、ラブリー大和君がフィーチャーされるのかな？ そうそう、エンディングも楽しいんだけど、オープニングの妙に和風なアニメーションも気に入ってます。あの緑色の大きなタコとか（笑）。     オトメン（乙男）（第1巻）今日のエピソードはこちらで読めますオトメン（乙男）（第3巻）オトメン（乙男）（第4巻）

  2009年08月23日

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  「乙男（オトメン）～夏～」第3話「ねらわれたオトメン！」

  「乙男（オトメン）～夏～」第3話「ねらわれたオトメン!」夏だからか、連ドラもホラーテイストなのが続きますねー。今日は亀有派出所もユーレイ話だったし、こちら「乙男（オトメン）」もコミックス最新刊のお化け話を持ってきました。 剣道部の校内での強化合宿の日が近づいた。飛鳥（岡田将生）は、この時期に幽霊が出るという銀百合伝説を耳にしてひそかにおびえていた。そんな飛鳥の異変に気付いた充太（佐野和真）は、りょう（夏帆）にあることを頼む。合宿当日、登校した飛鳥の前にクラスメートの樹虎（市川知宏）が現れる。荒れ果てた庭を花園に改造している樹虎は、飛鳥が立ち去った後に雑草の中からある物を発見する。飛鳥が宿泊室に行くと、合宿の準備をする部員の中にりょうの姿があった。りょうは合宿期間中だけマネジャーをすると言い、飛鳥たちを喜ばせる。そんな中、大和（瀬戸康史）が昔の剣道部員が写った写真を見つける。そこには飛鳥と似た人物が写っていた。（ＭＳＮテレビ欄より） 多武峰君がいきなり銀百合学園に（りょうちゃんパパに補導されて）転校してきてしまったのにはびっくりしました。ドラマ版は原作のエッセンスを生かしつつ、どうやらバリバリテレビ風にアレンジしていく意気込みのようですね。でも、面白ければそれでもＯＫですよねー（原作者さんもそうおっしゃってるみたいですしね）で、今回のドラマですが、演出も真面目にホラーっぽくて怖かったですよ～。稲川さん（本物じゃないけど）出てきちゃうし、あの剣道場での怪談話のシーン、真面目に怖かったし。だって他に誰もいない学校の剣道場で、真っ暗な中にろうそくだけともして真ん中に稲川さん（用務員さんだけど）が怪談ですよー。怖いですよ～ 私は絶対にあの場にはいたくないですねー（怪談やだよー・・・） 内心の葛藤を隠しながらヒクヒクひきつり笑いをしてる飛鳥ちゃん役の岡田君、原作の飛鳥ちゃんにますます似てきました怖がってるところも、ユーレイと恋バナに花を咲かせてるところもラブリーでした。 そして飛鳥ちゃんとりょうちゃんが見つめ合ったり、手をつないでるところなんかが妙に初々しくて可愛いですねー。ネタを求める橘君と一緒に、こちらも温かい目で見守りたくなっちゃいます。 そうそう、カツオくんと中島くんも今回は妙に大活躍・・・。オバケにアプローチされ老人化してしまった二人。。。 次回は海の家のお話ですね。個人的に好きなエピソードなので楽しみですー。オトメンズのみんながそれぞれ個性を発揮してくれるはず？「ＢＬ（ボーイズラブ）」って多武峰君と飛鳥ちゃん？？？（笑）そしてキュートボーイの有明君も華麗な姿を見せてくれるのではと期待です  原作既読の私もすっかり楽しんじゃってるこのドラマなのですが、一つだけ希望があるんです・・・。飛鳥ちゃんの手作りお弁当をりょうちゃんと橘君と三人で仲良く食べてるシーンが見たいんですけど…一回くらい入れてくれないかなー、かわいくて好きなシーンなんですけど。オトメン（乙男）（第7巻）

  2009年08月15日

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  「のだめカンタービレ」 Lesson 133

  「のだめカンタービレ　Lesson 133」「のだめ」記事が続きますが、本誌の「のだめ」もいよいよ本当にクライマックスです。「ＫＩＳＳ」本誌の表紙もコンサートドレス姿ののだめのアップなのですが、のだめの顔がいつになく真剣です。ああ、クライマックスなのねえとなんとなくおセンチになる私でした。とにかく・・・あの千秋がとうとう決意しましたよ！ というわけで。。。 以下ネタバレです。 ところで、前回黒木くんがメールを送った先はやはり千秋でした。しかも動画付きメール。ホテルで「おなら体操」を弾いてるのだめの動画を真剣に見つめる千秋（何百回もリピートしてそうです）   さて、飛行機の中（だと思う）毛布にくるまれブルブル震えてトンネルを抜けた千秋を待っていたものは第二のトラウマ、海！！！到着したのはラテンの国、ブラジル―。クライマックスにしてなぜに千秋はこんなところに飛ばされたの？（海でいじめられるためじゃなくて（笑））それは、ラテンのサンバのリズムと恋に目覚めたイギリス人青年にパワーをもらって背中を押してもらうためだった・・・のねブラジルのオケで競演することになった、本来は硬派（だったはず）のイギリス人サックスプレイヤーのジミー君はラテンの国でカナリヤ美女と電撃的な恋に走り千秋もそれに影響を受けたみたいでございます。ジミー君の恋心爆走トークをドン引きしながら聞いてる千秋の肩に止まってるカナリヤの首の傾げ方が超かわいいのー （今回の個人的ツボナンバー１でした）もひとつ背中を押してくれたのは、この曲ですねスカラムーシュ～ミヨー:独奏楽器と管弦楽のための作品集私は聴いたことがありませんが、特に3曲目の「サンバ」のリズムって聴いてみたいですねーさあ、あたまがやられてきたかもしれない千秋。ついに決心。一方のだめは追試を受けようともせず、個人託児所状態に？（それを見守る黒木くんとターニャコンビは黒木くんのコンクール準備中ですが、なんかもうこの二人の会話、夫婦みたいですねー） 次回は久しぶりにのだめと千秋が再会するようですが。どんな結末が待ってるんでしょうね。【DVD付初回限定版】『のだめカンタービレ　第（22）巻』

  2009年08月10日

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  「のだめカンタービレ」コミックス22巻と特別版ＤＶＤ

  「のだめカンタービレ」コミックス22巻が発売されました。コミックス特別版には特典ＤＶＤがついています。表紙ののだめは今回はシンバルを持ってます以下ネタバレです。（特にＤＶＤのほうはネタバレです・・・） コミックス本編のほうはLesson 125 ～Lesson 130まで。のだめがパリから姿を消して、シュトレーゼマン指揮で衝撃のロンドンデビューそのあと失踪しちゃってエジプトに現れるまでのお話でした。こうやってコミックスで通して読みなおすと、この本の真ん中の部分のかなりの多くのページがのだめのデビュー演奏（ショパンのピアノ協奏曲第一番）の描写に使われているのが改めて分かります。 セリフはほとんどないし、音だってもちろん聞こえないのにのだめのピアノと、オーケストラとの共鳴、観客たちの心の動きが伝わってくるのがお見事ですねー 本誌でもこの先ののだめの行方はまだつかめない状態です。もうフィナーレも近いと思いますが、どうなるんでしょうね？これまでのどの時よりも長くて遠い旅に出かけちゃったのだめはちゃんと千秋の所に戻ってくるのでしょうか？それから音楽と、ピアノはどうするんでしょうか？これまではずっと（たまに逆転はあっても）千秋は自分の背中を追いかけてくるのだめの存在をいつも感じていたはず。でも振り返ってものだめはいないし、気がついたら手の届かない場所でピアノを弾いていた・・・。のだめがいなくなって抜けがら状態の千秋と、ピアノ協奏曲を演奏後、同じく抜けがら状態ののだめ。なんか似た者同士なんですけどねー。そろそろすれ違いを収束して一緒にまた月を見上げていただきたいと思う一読者の私なのでした。（まあ、そうなっちゃうとほんとにこのお話終わっちゃいますけど） それから、おまけのアニメＤＶＤのほうですが、なかなか面白かったですよ。ＴＶで放映されているアニメシリーズと同じ作画、声優さんも一緒。お値段はあのボリュームにしては高すぎると思いますが、良い出来だと思いますエピソードはオレ様指揮者・松田幸久ＶＳ変態のだめのバスルーム対決＋アニメオリジナルでＲ☆Ｓオケメンバーがちょこっと顔を出しました。松田さんのキャラはほんとにオレ様というか屈折しているというか…で、外見は千秋を10年くらい年上にした感じで、兄弟みたいに見えます。（千秋のほうが松田さんより線が細めだけど）バスルームでののだめとの対決（ヴェヌスブルグの洞窟対決）もバッチリ原作どおりで笑わせてもらいました。そのあとのオマケの展開もユカイでしたよー。まさか高橋君という破壊的な刺客がパリの松田さんの元に放たれるとは・・・。あのあと、松田さんは高橋君に何をされたのかしら・・・（妄想）その他にも峰君、真澄ちゃん、沙悟浄君もちょこっと出演してますよ。おまけに、10巻での自動販売機バトルエピソードまで出してくれて、これまで映像化作品にはほとんど出てこなかった松田さんキャラの濃さを楽しむことができました（映画実写版では松田さん役は谷原章介さんなんですよね。またまたいい感じのキャスティングですね） この特典版ＤＶＤ、こんなにクォリティ高いのに、特典版でしか発売されないのはちょっともったいないかも   【メール便送料無料】【予約受付中】のだめカンタービレ22巻　初回限定版オリジナルアニメメーションDVD付　（2009年8月10日発売予定）　％OFF

  2009年08月09日

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  「乙男（オトメン）」第2話「猟奇的な親子」

  「乙男（オトメン）」第２話です。 ある日、飛鳥（岡田将生）はりょう（夏帆）から突然、パパになってくださいと言われる。驚く飛鳥だが、託児所の手伝いを頼まれただけだと分かり引き受ける。そして、なぜかついて来た大和（瀬戸康史）と充太（佐野和真）と共にりょうの家に立ち寄る。そんな飛鳥らの前に、りょうの父の猛（高田延彦）が現れる。飛鳥らは男性らしさに異常に固執する猛の迫力にたじたじとなる。託児所では、男の子のゲン（渋谷武尊）が死んだ母親の面影をりょうに重ねていたため、りょうと話す飛鳥を敵視する。（ＭＳＮテレビ欄より） りょうちゃんの家が原作どおりっていうかさらにパワーアップされた「漢（おとこ）」くさい家になってたのに笑えました。（「男祭り」とか「男の背」ってなによ？笑）パパが高田延彦さんってところもなかなかナイスなのではないでしょーか。だって本当に警察官で剣道の師範って感じに見える俳優さんってすくないと思うし。で、りょうのパパが、銀百合高校の剣道部の特別師範としてやってきました。パパにはそれより前に飛鳥のエプロン姿を見られていて「軟弱」扱いされていたからアラ大変・・・。幼い頃からりょうちゃんとパパがやっていたワイルドな修行の日々（「楽しく遊んだ」とりょうちゃんは言ってますが）、子どもは絶対真似しちゃ駄目だよ～。そして飛鳥君は数々のハードルを乗り越え、無事に？りょうちゃんパパに剣道で一本取って「漢（おとこ）」と認められた上にお手製家庭料理と細やかな気遣いから、「良妻」「うち（りょうちゃん）の嫁」に認定されたのでした  それから飛鳥のお母さん（山本未来）もなかなかやりますね。美人女優さんなのに白目むいて倒れたり、ガラスのテーブルの下に忍者みたいに隠れてたり、なかなか体を張った演技で笑わせていただいてます。チョコレートケーキと少女コミックとクマの編みぐるみ（の途中）をワナに息子の乙女心をチェックしようとするなんて―（踏み絵だねーまるで）。 とにかく飛鳥はりょうの前で自分らしさを素直に出すことができるようになって二人は急接近？？ 充太くんの正体もだんだんばれてきました・・・（「乙男」のマンガがそのまま「らぶちっく」に使われてますねー）さて、次はどのエピソードが使われるのかな？多武峰君の真の姿もそのうち出てきそうですね。 あ、そうそう、今回は磯野家からはカツオ、ワカメに次いでタラちゃんもご出演でした―。オトメン（乙男）（第1巻）オトメン（乙男）（第7巻）オトメン（乙男）（第8巻）

  2009年08月08日

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  ドラマ「乙男（オトメン）」第一回

  「オトメン」とは？おと―めん　　ヲトメン【乙男】1.乙女的趣味・考えを持つ若い男性。2.料理・裁縫など家事全般に才を発揮する若い男性。3.乙女な心を持ちつつ、男らしさを兼ね備えた若い男性。（以上、コミックス「乙男（オトメン）３巻より引用させていただきました） 銀百合高校・剣道部主将にして眉目秀麗・学業優秀な男の中の男、正宗飛鳥（岡田将生）は実は心には乙女が住んでいて裁縫・お菓子作り、オトメチックなものが大好き。偶然出会った美少女、お料理・裁縫は全く駄目で武術全般が大得意の都塚りょう（夏帆）に恋心を抱いて以来母の希望で封印していたはずの乙女心がときめいて・・・  ドラマレビューを第一話目から書くのは超ひさしぶりです。でもこのドラマは原作が１，２巻くらいしか出てなかった頃から「この話はもっと巻数が増えたら絶対ドラマ化されそう」と思っていた私もお気に入りだったお話なのでドラマ化に注目していました。第一話感想は「第二話も見ようっと！」ですね実は最初のほう、「ヤバイ、これは火曜日の９時ドラマ路線になっちゃったかも・・・」と若干焦りました（いや、「イ〇パラ」もいいんですけども、土曜の夜１１時路線の抜けた感じも期待してたので・・・。まあ、このドラマ、秋からは火９枠にお引っ越しするようですけどね）でも、それは杞憂だったようです。りょうちゃんの作った「巨神兵ケーキ」（原作のネタです！ケーキも忠実！爆！）のアップに「ナウシカ」のテーマ曲(ラーンランララランランラーン♪）が流れたときには超笑いました。メインキャラの人たちも結構原作に似ていてビックリ。正宗飛鳥君役の岡田君はめっちゃカッコイイですね。飛鳥君はもっと髪が黒いかな？というイメージがあったんですがそれ以外はかっこいいしー（ほんと綺麗なお顔）剣道着姿もりりしいし、ぬいぐるみをチクチク縫うところも乙女入ってて可愛かったしナイスキャスティングだと思います。りょうちゃん役の夏帆ちゃんも可愛いですね。原作のりょうちゃんは飛鳥君や橘君とは違ってモノローグがないので本心で何を考えているのかちょっと謎なんですね（それで飛鳥君と一緒にヤキモキするわけですが）。それで目だけで気持ちを出すっていう、結構難しそうな役なんですが夏帆ちゃん上手いなーと思いました。髪型はもちょっと堀北真希さん風にしたほうが原作に似そうですが、今でもグーです。この二人は映画「天然コケッコー」でもかわいーいカップルを演じてますがこれもすごく楽しい映画でしたよ。天然コケッコー / 夏帆／岡田将生  橘充太君も雰囲気でした。私この三人の仲良しお弁当トリオが好きなので次回からのほのぼのトリオに期待したいと思います。その他、原作では少しあとに出てくる乙男（オトメン）ズも一話目から勢ぞろいですね。多武峰、有明、黒川君たちももう出てきました。多武峰君と有明君は原作に似てるー（笑） ドラマのほうは原作のネタを結構盛り込みつつ、ドラマ独自のギャグも入れてこれから展開していきそうな感じですね。磯野家のカツオくんとワカメちゃんも出てきてましたねー柳原可南子嬢の先生役は、微妙？？？？とかなんとか言いつつかなり楽しめたのでとりあえず次回も見てみたいと思います～。充太君と多武峰君の正体とか、りょうちゃんのパパの登場とか楽しみです～   オトメン（乙男）（第1巻）オトメン（乙男）（第2巻）オトメン（乙男）（第3巻）オトメン（乙男）（第4巻）オトメン（乙男）（第5巻）オトメン（乙男）（第6巻）コミックスは現在８巻まで出ています（私は１～５巻くらいのお話が特にお気に入りかな）

  2009年08月02日

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  「天然コケッコー」

  めっちゃ可愛い映画を観ましたよ2007年の日本映画「天然コケッコー」です。 天然コケッコー / 夏帆／岡田将生天然コケッコー（1）天然コケッコー（2） 原作は少女漫画家界のカリスマ作家、くらもちふさこさん。（でも私は未読なんですよ…）その原作がものすごくよく再現された、しかもとても良い出来の映画化作品ということで観てみました。島根県の香取郡木村稲垣という農村（ＳＭＡＰですねー笑）にある小学校と中学校が一つになった小さな分校にやってきたイケメン君の東京からの転校生、大沢君（岡田将生）。ちょっと性格的に斜めなところもある都会っ子の大沢君は小学校一年生から中学校三年生までの子どもたちに囲まれて、田舎での暮らしを始めます。大沢君のたったひとりの同級生のそよちゃんは（夏帆）は美少女だけど方言で自分のことを「わし」と呼ぶ、ちょっと天然な女の子。この二人が高校に入学するまでののんびりとした毎日を農村の美しい四季と、そこで暮らす人たちとの交流を交えて描いたお話。なんというかー、この美しいノスタルジックな田園風景とかわいくって素朴な子供たちがたまりません。特に1年生のさっちゃんの可愛いことったら。そよちゃんにぎゅーっと抱きつくところなんか、ほんとほっぺむにゅむにゅしちゃいたくなる可愛さです夏のスイカ売り、桶に張った水の中で冷やしたトマト、なんだかすごく懐かしい気分になれます。そよちゃんの天然っぷりも面白いしねそして、「自殺者が身を投げた」と言われる橋と、そのそばの線路をめぐる子供たちのちょっとした冒険のエピソードのところでは、映画「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせる雰囲気もありました。大きな事件は起きないけど、日々の穏やかな幸せが味わえるとっても感じのいい映画です。そうそう、主演の夏帆ちゃんと岡田君は、8月からのテレビドラマ「乙男（オトメン）」でも揃って主役を演じるようでこのかわいい二人組にちょっと期待しています

  2009年07月26日

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  「シャーロットのおくりもの」

  2006年アメリカ映画。E.B.ホワイト著の原作はとても良いお話で、私も好きだったのですがこれを2時間弱のハリウッド映画にしたと聞いた時は、まあそれなりに面白いんだろうけど子供向きなんだろうなーと思って別に興味も持ってませんでした。でも今日見たら、それなりにやられちゃったわ。途中でうるうるしちゃったしお話はウィルバーという名前の子ブタの物語。「Spring Pig(春生まれのブタ）」ウィルバーはある日自分がやがて殺される運命であることを知ります。そんなウィルバーを助けようと、「友達」のクモのシャーロットが起こした奇跡は…。「友達になって」とウィルバーに言われたからクモの自分を嫌がらず、友達になってくれたからウィルバーのために精一杯の奇跡を起こしてくれるクモのシャーロットの声は、ジュリア・ロバーツ。そして食い意地の張った自分勝手なネズミ君の声は怪優スティーブ・ブシェミ。ウィルバーの飼い主、ファーン役の天才子役ダコタ・ファニングもそれなりでしたが、やっぱりこれはCGが入ったとはいえ動物たちのシーンが魅力の映画です。農場のアヒルや馬や家畜たちが仲良くなっていくあたりも映画「ベイブ」とも重なりますがやっぱりシャーロットの存在感が素敵でしたよん。クモ（CGだけど）があんなに慈愛に満ちた聖母マリア様みたいに見えちゃうなんて。強欲ネズミのテンプルトンも笑えるし、子ブタのウィルバーの表情がかわいくってキュン悲しい別れと、そのあとにシャーロットが残してくれた、新しい出会い。優しい気持ちになれる映画です（あんまり起伏はありませんが、ね）シャーロットのおくりもの　スペシャル・コレクターズ・エディション / ダコタ・ファニングシャーロットのおくりもの

  2009年07月25日

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