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テーマ:心のままに独り言(8833)
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新潟県中越地震が起きて4日になる。
実家が神戸なもんで、阪神大震災を経験したわけであるが、 どうもTVやネットの画像を見るのが、辛い。 自分でもよくわからないのだが、あの手の映像を見ると、妙に頭がぼんやりしてくる。 精神世界系の言葉で言えば、グランディングできてない状態に近い。 ようするに、地に足がついてなくて、心ここにあらず、になってしまう。 10年にもなるのに、どこか整理できてないものがあるのかもしれない。 阪神大震災のとき、ビルは倒壊し、高速道路は世界最大のゴミと化し、 死者は5000人を超えた。 それでも、食べ物や水、毛布や粉ミルクなど物資が行き届かないって状況は、記憶にない。 都会であるがための、相当な被害もあったけれど、道路の寸断などによる孤立化した 地域が少なかったからだと思う。 今回の新潟では、何時間も待っておにぎり1個とお茶だけとか、 8時間待って救援のヘリがやって来たが、乗れたのは1/3だけとか、 非常に辛い状況が伝えられている。 救援の方々だって精一杯できることをやっていてのことだから、 その厳しさは想像するだけでも、大変なものと察する。 被災直後、色々な方から救援物資を頂いたことを思い出す。 その中で印象に残っているのは、知り合いの奥さんから頂いたものだ。 わざわざまた別の知り合いに頼んで、ガソリンと一緒にバイクで西宮から運んできてくれた。 大きさはA4ぐらいで、高さは10cmぐらいの箱。 コンパクトにまとめられたパッケージだった。 中には、こんなものがみっしりと詰められていた。 くつ下、下着、絆創膏、生理用品、使い捨てカイロ、リップクリーム、マスク、 チョコレートなどのお菓子、電池、体用の拭き取りシート。 なんともこまごました中身だったのだが、こういうものを送ってくれた方が いなかったから、とても嬉しかった。 家の中がぐちゃぐちゃで、見つけようがない細かいものというのは、 意外にニッチだったのだ。 くつ下や下着は、家にあったやつがガラスを被ったものが多かったし、 洗濯もできなかったから、ありがたかった。 寒さと生活のすさみのせいで荒れ放題になった唇に、リップクリームを塗りたいけど、 どこにも見当たらなかったから、嬉しかった。 お風呂に入れなかったから、拭き取りシートは必需品だった。 必要なもの、不要なものは、状況によっても変わるけれど、 救援物資を送ろうと考えている方などに参考にしてもらえたらと思う。 そして。 今すぐできることはないかと探していたら、さすらいのもの書きさんのところで「クリック募金」なるものを発見した。 早速ぽちっと、やってみる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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