エンタテイメント・エナジトピア

明日はフリーマーケットに行く予定である。
出品する人のお手伝いなのだが、自分のも少々持っていく。
売る方より、なんかいいものないかなあというお買い物な気分の方が勝っていたりするが、
それは秘密だったりする(^_^;)

フリマでモノを売るのって、なんか好きだ。
絶対儲けるぜ！っていう使命感もなく、数百円の値下げ交渉でもそれなりにヒートアップし、
程よい疲労感に包まれて、こじんまりした打ち上げで締めくくる。
のほほ～んなノリが、イイのだ。

いいのだが、お向かいにオカリナ屋さんが来たときには、ちょっと参った。
商品は楽器のオカリナだけ。しかも粘土で手作り。
絵の具で模様を描いているのだが、全体的には断然地味。
売っている人も、前髪で目を全部覆い隠しちゃってる、わびさび感漂うお兄ちゃんがぽつんと一人。

客寄せにそのお兄ちゃんがぷぽぽ～なんてオカリナを吹いているのだが、
活気あるフリマ会場でものすごく浮いてる。
あのポウ～ともボウ～ともつかないぼんやりした音色がかすかに響いてくると、
こっちもなんか無性に脱力な気分になってしまうのだ。

いや、オカリナは悪くないの。
でも、その寂しげな音色と暗～くうつむいて吹いてる姿に、誰も立ち寄れやしないのよ。
ついでにご近所のウチにもお客さんが寄ってこないのよ～！！
それが証拠に、お兄ちゃんが休憩に入ったらウチに人が集まってきちゃうんだもん！！

さて、明日のフリマはどうなるかな？