必要だと思うこと
この頃思うのだけれど、病院での入院費用って内訳ってあいまいだなぁ。基本的に薬代とか処置代が大きくて、看護師からのケアの提供具合じゃあちっとも変わらない(っていうか変わらない)。変えてみようよ?ってダメ?だって例えば…Aさん→スッタスッタと検査へ1人で行って、1人で入浴とかトイレとか何でも1人でできて、ナースの手が必要なのは点滴・採血、検査説明、検温くらいの人。Bさん→半分寝たきりで1人で車椅子にも移れない。オムツをつけていて、入所中の施設で大きなポケット型の褥瘡がある(つまり、1日2回とか褥瘡処置をする)。だけど立ったり歩いたりする力はないので、自分で起きて歩こうとしても転んでしまう。食事も介助で、毎食車椅子に移して、スプーンで介助。夜には不穏になり、叫んだりするので夜になると観察室やナースステーション内へベッドごと引越し…AさんもBさんも看護料が一緒っておかしいのに、現実は一緒。患者さんだけじゃない。患者家族でも病状説明を家族の都合で、いつもDr,の当直日の夜とかに希望する人(そうゆう人に限って救急外来で働く当直Dr,の都合なんて無視)。きちんと日中に、病院も銀行と同じような時間帯が営業時間だと理解してくれる人。わがままでいくら病院を振り回そうと入院費は同じ。質の高い医療・看護の提供のために、今後、すべてを有料化していったらどうかしら?医療者側もチェックするのは面倒だけど、コスト意識も高まるし、質も高まるんじゃない?たとえば、時間内の病状説明1件1000円 (Dr,から必要性ありと判断された場合無料・時間外では1500円) …つまりやたらに同じ説明でも繰り返し希望する家族は、その分お金がかかる オムツ交換1回500円 危険予防(転倒やルート自己抜去など)の観察1日1000円 洗髪1回800円といった風に、薬品代や検査代などすでに明確な部分以外もすべて有料化するの。基本看護料を低くして、すべて自立してる人を基本にして加えていく方法で。そうしたら忙しい部署はなんで忙しいのか分かるし、収入として現れるからスタッフ数だって増やしていけるでしょ?オムツのしてる人とか点滴の漏れやすさとかの場合、個人差で絶対に必要不可欠な出費があるけど、それはしかたない。だって、人間生きている以上個人差はあるわけで、女性には生理があるからってナプキンがタダになるわけじゃないし、そもそも病気になるかならないかだって運としかいえないものもあるんだから。視力の悪い人がメガネ買うことが当たり前なように、個人差なんだから。現場の私はいろいろな意味でいいと思うんだけど…正直者がバカを見る、自己中心的に騒ぐ人が優先される(クレームをいう人だから早く対応しておくとかね)世の中、少しづつ正していく努力がいると思うんだよね。…まあ、そう思うような出来事が多いから思ったんだけど。