ヒヨコパン
仕事では一応、医療相談係り。診断書やカルテを基本に、病気や治療や言葉や訳の分からないところで、診療報酬や領収書のことまで病院に関わることを質問される。診療報酬とか今まで全然知らないようなことはもちろん、経験上、内科しか携わっていないから、内科でも心臓とかの専門的な分野や外科系・小児系・産科系などの疎い分野はネットや本で調べまくるばかりそんな本日、達筆な人の多い(?)お医者さんが記入した用紙で、薬を調べていました。最近はジェネリック薬品を採用している病院も多くて、聞いたことのない名前ばっかり。ジェネリック薬品とは…まず、ある薬の開発メーカーが独占的に20~25年の特許期間をもてます。が、その期間が切れると、他のメーカーも同じ成分、同じ効果の薬を製造できます。これが「ジェネリック薬品」で、価格は新薬の2~8割に設定されます。安いけれど、実際に処方する医師にとっては、本家本元の薬は知名度が高く、分かりやすいのです。たとえば、消毒のイソジン。これも、たくさんのジェネリックが出ていますが、うがい薬にはやっぱりイソジンを買う人が多いのと一緒ですね。そんな中、達筆な字でズラズラ書かれている薬品名の中、『ヒヨコパン』というのがあった。ひよこ …パン…?達筆ゆえにいろんな読み方が出来るので、字を読み替え調べるけど、ちっとも検索にヒットしない。どうしても、こうしても、やっぱり普通に見ると書かれている字は、『ヒヨコパン』とりあえず、その可愛く素朴そうな名前は放置したけれど、ただでさえ一般の人には覚えにくく訳の分からない薬の名前。安いのは結構だけど、いろんな名前を作りすぎて、そろそろどこかで墓穴を掘りそうな気がします。ついでに、初めて知った輸液の名前で『ユエキン・キープ』。これは笑い目的のネーミングかどうかは知らないけれど、輸液をキープするって感じで、地味にツボにはまってしまった!ちなみに、一時よくテレビコマーシャルでやっていた『ジェネリック』売り込みのCM,最近みないのはいろんな事情があるのかなぁ。退屈な職場だけど、小さな面白みを求めて、私も必死でございます。