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カテゴリ:着物
皆さん、こんばんは~~~ 着物に精通してらっしゃる方は既にご存知かと思われますが、 今日のお喋りは 「紗合わせ」 についてです。 昨日に続き、またまたのフライング、どうぞお許しくださいねっ 私が「紗合わせ」という言葉を初めて聞いたのは、昨年の京都旅行で。 京都に着いたその夜の祇園で、一軒のおばんざいやさんに入った。 その時の私は、亡き祖母の「上布(じょうふ)」 と呼ばれる、 ”麻で織られた”薄い着物を着ていた。(上布画像) そのお店のご主人は、元イトヘンさん。 (京都では、呉服関係の仕事に就いてる人を、そう呼ぶのだそうです。) そのご主人と、着物談義に花を咲かせていたところ、 ご主人 「最近は見かけなくなりましたが、この季節は・・・ ”紗合わせ”なんか着ていただきたいですねえ (見ている)相手へ、涼やかさを感じてもらうための着物です。 ですが、短い間しか着られないので、 ”贅沢な着物”と言っていいでしょうねえ。」 はて この「紗合わせ」とはなんぞや 「紗合せは、単衣と薄物の間の極短い時期だけに着られる着物」と、 一般的には言われてるようです。 要するに、着用時期は・・・ ”5月下旬から6月(初夏)と、8月下旬から9月(初秋)”ってことです。 さて、ところでこの 「紗合わせ」、いったいどんな造りなのかというと・・・ 夏用の透けた布が ”2枚重ねて” 縫われている。 上は必ず「紗」。 下は「紗」であったり「絽」であったりするようです。 下は染めなどの模様があり、上は無地。 2枚重ねの布が織り成す「(木目模様のような)モアレ感 」が美しい。
今日ご紹介のこの 「紗合わせ」 。 昨日の 「大正ロマン・夢二風(と、勝手に呼んでる)」とともに、 私のこの夏を盛り上げてくれることでしょう。 だけど私、つくづく思います あの時、あのお店に入らなかったら・・・ 私は 「紗合わせ」 ってものを未だに知らなかったはず。 ありがたい ”巡り合わせ” に大感謝っ そして・・・ 素敵な ”一期一会” に、バンザイっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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