ＵＲＵＯＩの記

皆さん、こんにちは～～～

このところは、遅れおくれの日記になっております


さて、先ブログで記載した「法事」からの帰宅後、私は久々に庭仕事。

３時間、草取りしました。

が、残念ながら。。。まだまだ終わりませんな･･･



前日、結婚２０数年目にして初めて使った『喪』の帯や草履。

さあて、片付けようかと思った矢先、母から電話が・・・

小さい頃に大変お世話になった”元近所のおばさん”の訃報だった。

母と私は、連れ立ってお通夜へ行くことになった。



８年間にわたり難病と闘い、入退院を繰り返してきたそのおばさん。

そこのお宅の末娘郁ちゃんと私は同い年。

しかも、誕生日も１週間違うだけだったので、

物心付いた時からの友達でもある。

　　　　　　　　　　（いわゆる”幼馴染”ってことです。）



おばさんは、とても明るく世話好きで情の深い方だった。

小さい頃の私は、毎日毎日、そこのお宅に”通勤”したものだった。

それが証拠に、私ったら・・・

当時の我が家の間取りよりも、そこのお宅の間取りの方を、
今でも鮮明に覚えてる

しかも、当時の家の中のにおいまでも･･･


チクタクチクタクの音・・・

　会社勤めのおじさんは、自宅で時計の修理やさんもしていた。
　玄関を入ると、左側の作業場で背中を丸め、仕事をされていたっけ。
　そしてその部屋からは、いろんな時計のチクタクの音。


バスオール・・・

　ある時、奥の部屋に見慣れぬものが・・・
　カプセルみたいなお風呂だった。
　郁ちゃんと私は、そのバスオールで遊びながらの入浴。
　とっても楽しかった～。


バスクリン・・・

　バスオールには、常にバスクリンが入っていたなぁ。
　あの蛍光色のお湯が、私の目には妙にモノ珍しく映った。


デカイ虫眼鏡・・・

　同居していたちっちゃいおばあちゃん。
　そのおばあちゃんもとても面倒見がよく、私も随分可愛がってもらった。
　おばあちゃんは新聞を見る時、でっかい虫眼鏡で見ていたなぁ。


まゆだま・・・

　お正月になると、部屋の隅のテレビの上（天井）に、
　まゆだまが飾られていたなぁ。
　私が今でも飾る習慣があるのは、あの時の風景が好きだったから。


黄色いカレーライス・・・

　よくご馳走になった。
　高度成長時代の代表的メニューだったよね。



　　と・・・


　「昭和のにおいがする」あんな光景、こんな光景が、

　　次々と思い出されます。



その夜、改めて、母と電話でしみじみと偲ぶ。

このおばさんの死去は私に、 『一つの時代が”確実に”終わったんだ。』 そんな思いを強く感じさせた。 おばさん、ありがとうございました。 私もアチラへ行った時は、 また、面倒を見てください。

結婚２０数年目にして、 初めて袖を通した喪服。