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August 23, 2010
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カテゴリ:心のひだ
皆さん、こんばんは~~~ぽっぱー

今日は私、ある福祉施設へ行ってきました。

そこは、先ブログのおばあちゃんさんの入所先。

なにぶんにも高齢なので、

「会いたいと思った時に、会っておかなくちゃ。」

そう思ったから行ってきました。


明るいお部屋で、お友達も出来、さぞかし楽しく過ごしているのだろう。

と、明るい気持ちで訪問しました。


お土産で持っていったコーヒーゼリーを食べさせ、

私は当然、近況を尋ねる。

元々口数が少なくおとなしいさんの第一声は・・・

 「いつも逃げ出すことを考えています。」

 「・・・。」


私の「どういうところが嫌なの?」の問いに、

 「(ここは)束縛が多い涙ぽろり
   別の階へ散歩しに行こうとすると、叱られる。」

今まで高齢ながらも、気丈に一人暮らしをしていた彼女からすると、

そう感じるのもよくわかる。

が、介護する側からすると、色々な仕事を抱えていて多忙だろうし、

目が行き届かず怪我でもさせたら、それこそ問題だろうしね。

難しいわよねぇ。


2人でお喋りしていると、一人の男性介護士さんが、

同室のお昼寝中のおばあちゃんを誘いに来た。

それを小耳耳に挟んだ私が彼に訊ねてみると・・・

同階のフリースペースで、歌などの催しがこれから始まるとのこと。


 「歌の時間が始まるみたいね。よしっ、私たちも行ってみようか。」

 「はい。」

主催はボランティアの方々だと思うんだけど、

一緒に歌を歌い、簡単なお遊戯や紙芝居などもあった。

 「こういうの(催し)があることを、初めて知った。」

 「・・・。」

その間にさんの顔をふと見ると、彼女の目に涙が溜まっていた。

そっとティッシュで拭いてあげる。


それから私は、”一人で行ってはいけない”

と常日頃言われている下の階の売店へと、

彼女を連れ出すことにした。


手をつなぎ、そこへ向かう途中、

 「それよりさん、私が売店で飲み物買ってる間に、
   ”脱走”なんかしないでやぁ。ぎゃはははは~大笑い

 「あははははは・・・しません。ぽっ

 「そうなったら私、走って捕まえちゃうからっ!あっかんべー

 「あはははは~ぽっ

介護士さんから、その日のおやつだと手渡されたちっちゃなアンパン。

さんは、二つにちぎった片方を私にくれた。

2人でポカリを飲み、アンパンを食べながら、

 「ところでさん、いくつになられたぁ?

 「8×歳です。もう生きたくないです・・・。」

 「うふふ・・・でも、そんなこと言わないでよ。
   もっと生きたいのに、若くして死ぬ人もいるんだからさ。
   神様から与えられた寿命だしさ。」

 「そうですね。」


私は、そこに2時間ほども居たのだろうか。

帰り際に私は、介護士さんにこうお願いした下矢印

 「今日のような歌など催し物がある時は、
   さんにも、是非声をかけてあげてください。
   お友達が出来れば、もっと楽しく過ごせると思いますので。
   なにぶんにも、おとなしい方ですのでね。
   その点、どうかよろしくお願いいたします。」




今度彼女に会うのはいつになるだろうか。


いや、それよりも・・・


再び私が行くことは、許されるのだろうか。


ご家族にしてみると、私の存在自体が煩わしいものだろうしね。



私が帰る時、彼女はエレベーターの前で私を送ってくれた。


だけど・・・


「また、来るからね。」という言葉を、私は呑み込んだしょんぼり
















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Last updated  August 24, 2010 10:40:59 AM
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