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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:心のひだ
皆さん、こんにちは~~~
昨日の町会での『秋のお食事会』で聞いてきた話です。 70代後半女性委員長Kさんが、みんなに教えてくれた話。 Kさんは今年、白内障の手術のために入院した。 二人部屋に入ったKさんが同部屋になったのは、 88歳のおばあちゃんだったとのこと。 Kさんが、「お歳はお幾つですか」と訊ねると、 「はぁ・・・ああ、”歳はなんぼ”ってことがい わし、88だっ。」 と、返してくるようなおばあちゃんだったらしい ある時、そのおばあちゃんは ばあ 「財布がないっ赤い財布・・・ない。 アンタも一緒に探してちょうだいっ。」 そう頼まれたKさん、一緒になって探し始めた と、その荷物の中に、見たこともないほどのデカイ鍵を見つけた。 Kさんはその鍵を持ったところ、 ばあ 「あああっ、これは触ったらダメだ、ダメだっ これは大事な家の鍵なんだから。」 K 「いやぁ、あなたが一緒に(財布を)探せって言うから、 私は手伝ってたまでで・・・。」 そんなこんなで二人でゴソゴソやったのだが、 結局、探し物の財布は見つからなかった。 その後、そのおばあちゃんのところに、息子夫婦がやってきた。 Kさんが、『財布の件』『(大事だと思われる)鍵の件』を話すと、 その息子夫婦は、こう話したそうな・・・ いやあ、そんなもの、最初から無いから。 その鍵だって大昔のもので、 そんなのが無くても開け閉めできる壊れた戸です。 しかもその戸っていうのも、 家の中の『(単なる)仕切り戸』にしかなってない。 ~というわけなので・・・ 母の言うことは、ただ『うんうん。』と言って、 聞いてやってくれてればいいですからぁ だから、気にしないでくださいね。 そういうことをいちいち気にしていたら、 私たちの町では暮らしていけません。 なんたって私たちの町は、 こんな年寄りが”半分以上いる”町ですからねぇ 確かにそこは、市内でも古い町のひとつだ。 その町では、「あそこのばあさんが、なんかやらかしたぞ~。」 というと、町内の誰かが直ぐに様子を見に駆けつける ~って町らしい。 それはある意味・・・ 『昭和のニオイのするうらやましい空気が、いまだ残っている町』 と、言えるかもしれません。 『高齢者の見守り』が、自然にできている町。 これこそが、最も望ましい福祉の形かもしれませんよねぇ。 そして、おばあちゃんの気が済むように接してあげている、 息子夫婦の心優しい見守りに感動 昨日この話を聞いた私たちは、大笑いしながらも、 心がホッコリとなりましたわぁ 「わしも、一人で暮らしてるんだわ。」と、 Kさんに自己申告していたおばあちゃん、 実は・・・ ”4人暮らし”だったそうで ”(お歳のせいで)一人暮らしと思い込んでいた” 面白いおばあちゃん。 そのおばあちゃんにまつわる”後編”は、 また明日、報告させていただきまぁ~す お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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