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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:心のひだ
皆さん、こんにちは~~~
吹く風も爽やかになり、日差しも弱まってきたこの頃は、 日向に居るのがさほど苦にならなくなってきました。 光の色が”黄から濃いオレンジへ”と、 変わってきたようにも思います。 皆さんお住まいの地域におかれましても、 其処彼処(そこかしこ)に晩夏を感じられていることでしょう。 さて今日は、昨日の話の『第二話』です。 以下もまた、(前出の)Kさんから伺った話です。 ある日、(前出の)おばあちゃんは、 ばあ 「アンタに、神様を見せてあげるからっ」 K 「へ 神様・・・見えるの」 ばあ 「うん・・・近いうちに神様が来るからっ」 それから少し経ったある日、おばあちゃんの元へ、 一人の見舞い客(?)が現れた。 ばあ 「あ、神様が来たっ アンタも見てていいからねっ」 K 「・・・はぁ。」 見舞い客は、抱えてきた包みを開け、なにやら準備を始めたそうな。 ジャラジャラしたものを首にかけたと思ったら、 まもなくして念仏のようなものを唱え始めた。 一通り祈祷(?)が終わるやいなや、その『神様』は、 ”さっさと”帰っていった Kさん、”あっけに取られた”(と、言っていた)。 ところで・・・ Kさんが感心したのは、この一件に対する看護士さんの対応。 念仏(祈祷?)の真っ最中に病室の前を通りかかった看護士さんが、 Kさんにこう声をかけたそうな 看護 「ごめんなさいねぇ、うるさいでしょう だけど、すぐに終わりますからぁっ」 Kさんいわく… 「”看護士さんも慣れたものだな~”と思った。」~だって さて、 『前編』と『後編』のこの話を聞いてきた私が、 改めて今感じるのは… このおばあちゃんが幸せ者だということは言うまでもない。 周囲のたくさんの人間に、気の済むように接してもらってる。 それはもしかしたら、元々の彼女の人間性のおかげかもしれないが。 そして「周囲の人たち」が、とっても優しく、偉いっ 老いの形は千差万別です。 特に今の時代は、認知症を患うことも少なくない。 その場合は、暢気に接することは難しいと思われます。 自分の親たちが歳を取った際の”老い具合”が、 このおばあちゃんの「程度」であったなら、 その時は・・・ この方々を見習い、気持ちに余裕を持って、 伸びやかに接していけたらいいなぁ。 ~~~なんて、感じたしだいですわ。 夜の11時、歯も磨き終え寝支度も整えた後、 おばあちゃんから大福餅を振舞われ、 それに付き合ったKさんにそのおばあちゃんは、 「アンタ、いい人だねぇ」 って、たいそう満足してたんだってさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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