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June 17, 2011
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カテゴリ:心のひだ

    皆さん、こんばんは~~~ぽっぱー


    今日は私は、草履のかかと貼り替え・植物植え替え・
 
    古タオルの玉ねぎ&コーヒー染めなどやって遊んでました。



    昨年と比べると、今初夏はなんか寒いような気がする。

    昨日の夜はちょっとだけストーブを点けちゃいましたパンチ


    「昨年のこの時期は、もっと暖かかったような気がするわ。」

    と思い、ふと昨年のブログを読み返してみる。

    と・・・ところがっ・・・

    気温のことなんか、すっかり吹っ飛んだいなずま

    昨年の今日、私は財布事件を起こしてたのでしたぁ失敗雫

    本当にあの時は、自分のことがショックでした。

    皆さんも、うっかりにはお気をつけくださいね。


    あ、今日の話題から完璧話が逸れてますわどくろ


  
    それでは改めまして・・・


    マニキュアの話を。


    先ブログで実家へ行った事に触れましたが、

    その帰り、私はある高齢女性のお宅へ声がけ訪問しました。


    彼女の夫は1~2年ほど入院していたのだけれど、

    この4月下旬に他界された。


    正真正銘”ひとり”になった彼女の近況などをお聞きし、

    さて、帰ろうとすると・・・

    「着物、素敵ねえ。どれ、もうちょっと明るいところで見せて。」

    彼女は突っかけを履き、一緒に表へ出てきた。

    元々裕福な家庭に育ったらしい彼女のこと。

    着物にもさぞかしご興味があったのでしょう。


    そのお宅の梅の古木の下で、ややしばらく私たちは、

    着物談義をすることとなる。

    「あ~、私も着物を着ようかしらぁ音符

    彼女は、明るく弾んだ声で言った。


  
    さて、そんな着物話の最後の最後に私は、

    ず~っと気になっていた彼女の指先を触った。

    それは、割合濃いパールピンクの爪だった。

    「キレイなマニキュアですねぇ。とても可愛い色です目がハート

    失礼ながら・・・

    大正生まれの彼女には、ちょっと不釣合いな色ではあった。


    彼女は恥ずかしそうに爪を隠しながら話し始めた。



       ~~~~~~~~~~~~~~~


  夫が死ぬ直前、外泊を許された日があったの。

  その時、元々マニキュア好きな夫がね・・・ 

  「マニキュアをしなさい。」と言ったの。

  薄いのを塗ろうとした私に、夫が、

  「そんな色じゃよくわからないだろ。もっと濃いやつにしなさい。」と。

  それで仕方無しに、娘のマニキュアを塗ったのよ。

  本当に恥ずかしいわぁ、こんな色。

  
  そんな理由(わけ)なので、なかなかコレ取れないのよ。



  昔ね、私の母が寝たきりになった時、

  オムツ洗いで手が酷く荒れたことがあった。

  そんなさなかのある時、友人たちと食事会があったのよね。

  私の手を見た友人たちに、

  「どうしたのっ、その手はびっくり

  と、とても驚かれたことがあったのよね。

  その話は夫はとても嫌だったに違いない。


  まあとにかく夫は、

  手も爪も綺麗にしてるのが好きな人だったわね。



       ~~~~~~~~~~~~~~~
 

    家に帰ってから私は色々考えてみた。

    勿論、私の推測に過ぎないのだけれどね。

  
    その御主人はきっと・・・


    「自分は、妻には苦労をさせず、こんなに綺麗にさせてます。」

    っていう素敵な見栄があったのでしょう。

    その証のひとつが、綺麗な手 だったんじゃないかな。
  
    
    なんとなく、そう思えてならない私でした。     

  

       

  





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Last updated  June 17, 2011 09:14:47 PM
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