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カテゴリ:心のひだ
皆さん、こんばんは~~~ 今日は私は、草履のかかと貼り替え・植物植え替え・ 古タオルの玉ねぎ&コーヒー染めなどやって遊んでました。 昨年と比べると、今初夏はなんか寒いような気がする。 昨日の夜はちょっとだけストーブを点けちゃいました 「昨年のこの時期は、もっと暖かかったような気がするわ。」 と思い、ふと昨年のブログを読み返してみる。 と・・・ところがっ・・・ 気温のことなんか、すっかり吹っ飛んだ 昨年の今日、私は『財布事件』を起こしてたのでしたぁ 本当にあの時は、自分のことがショックでした。 皆さんも、”うっかり”にはお気をつけくださいね。 あ、今日の話題から完璧話が逸れてますわ それでは改めまして・・・ 『マニキュアの話』を。 先ブログで実家へ行った事に触れましたが、 その帰り、私はある高齢女性のお宅へ声がけ訪問しました。 彼女の夫は1~2年ほど入院していたのだけれど、 この4月下旬に他界された。 正真正銘”ひとり”になった彼女の近況などをお聞きし、 さて、帰ろうとすると・・・ 「着物、素敵ねえ。どれ、もうちょっと明るいところで見せて。」 彼女は突っかけを履き、一緒に表へ出てきた。 元々裕福な家庭に育ったらしい彼女のこと。 着物にもさぞかしご興味があったのでしょう。 そのお宅の梅の古木の下で、ややしばらく私たちは、 着物談義をすることとなる。 「あ~、私も着物を着ようかしらぁ」 彼女は、明るく弾んだ声で言った。 さて、そんな着物話の最後の最後に私は、 ず~っと気になっていた彼女の指先を触った。 それは、割合濃いパールピンクの爪だった。 「キレイなマニキュアですねぇ。とても可愛い色です」 失礼ながら・・・ 大正生まれの彼女には、ちょっと不釣合いな色ではあった。 彼女は恥ずかしそうに爪を隠しながら話し始めた。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 夫が死ぬ直前、外泊を許された日があったの。 その時、元々マニキュア好きな夫がね・・・ 「マニキュアをしなさい。」と言ったの。 薄いのを塗ろうとした私に、夫が、 「そんな色じゃよくわからないだろ。もっと濃いやつにしなさい。」と。 それで仕方無しに、娘のマニキュアを塗ったのよ。 本当に恥ずかしいわぁ、こんな色。 そんな理由(わけ)なので、なかなかコレ取れないのよ。 昔ね、私の母が寝たきりになった時、 オムツ洗いで手が酷く荒れたことがあった。 そんなさなかのある時、友人たちと食事会があったのよね。 私の手を見た友人たちに、 「どうしたのっ、その手は」 と、とても驚かれたことがあったのよね。 その話は夫はとても嫌だったに違いない。 まあとにかく夫は、 手も爪も綺麗にしてるのが好きな人だったわね。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 家に帰ってから私は色々考えてみた。 勿論、私の推測に過ぎないのだけれどね。 その御主人はきっと・・・ 「自分は、妻には苦労をさせず、こんなに綺麗にさせてます。」 っていう素敵な見栄があったのでしょう。 その証のひとつが、「綺麗な手」 だったんじゃないかな。 なんとなく、そう思えてならない私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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