|
カテゴリ:着物
皆さん、こんばんは~~~
先週末、私には二つの外出予定がありました。 ひとつは、わが町で毎春秋恒例の『バル街』。 バルにまつわる以前ブログはコチラ ・・ 今年の春のバルは、あの不幸な震災後1ヶ月ちょいという頃合でした。 ですので、取り止めとなっていたのでした。 ということで、昨年秋以来の『バル』。 ずっと前からチケットも購入し、準備OK が、そんな矢先に始まった介護生活。 夫の「親父は俺が見てるから、行っておいで。」の言葉に甘え、 行く気満々だった私です。 ところがバル当日の9日は・・・ 私が、(前ブログ記載のとおり)ドーーーンッと落ちた日でした。 なんとかテンションを上げようと、大好きな着物の準備などしてみる。 ですがそれも、その日に限っては無駄な作業でした。 もしここで行ってみたって、同行の方々の気持ちを暗くさせるだけ。 いつもとは別人の”笑えない自分”がいたのですから。 そんな理由で、”一つ目の外出”は・・・自ら放棄したのでした。 あれれぇ~、前段が長くなってしまったけれど、 ここからが今日の話の中心です。ごめんちゃい その二日後の”二つ目の外出”は実現しました。 遠くに住む友人Yちゃんより、以前から頼まれていた観光案内。 Yちゃんのお知り合いが、この度この町へいらっしゃるとのこと。
< グレー単衣紬に鹿柄相良刺繍の名古屋帯 > この日は、紫絽の帯揚げ&緑三分紐&陶製帯留めをチョイス。 さて、この度の観光客さんを以下、I氏と呼ぶことにいたしましょ。 初対面の70歳ちょい前のこちらの紳士は、 在職中は世界をまたにかけ活躍された方。 バツイチながらも、今は悠々自適に優雅な一人暮らしをされてるらしい。 今回のプランナー兼運転手兼ガイド補佐はRちゃん、 わたくしめはといえば、着物を着たお喋りなガイド。 (もれなく”唄”も付いてます) そんな一行がまず向かったのは、コチラ I氏には、登り口で車から降りてもらい、 修道院に向かって私と一緒に歩いてもらう。 まっすぐな道の両脇にず~っと植えられた並木。 歩いていくとその二本の並木の間のはるか遠くに、 修道院のとんがり屋根が見えてくる。 ここからスタートすることが、私流の”こだわり”です。 これこそが、この修道院の”正しい観方”と、 日頃から疑わない私めです 裏山にある『ルルドの洞窟』まで登りきった時には、 山登りさながらで汗だくです。 しかし、汗して登った甲斐がありました。 吹き渡る涼やかな風に包まれ、眼下に望む修道院と一面の緑、 そしてその向こうには津軽海峡が望めます。 私 「ここは私にとっては思い出深い場所でして・・・ 高校一年の時、付き合っていたひとつ年上の彼が、 ”君をどうしても連れて行きたいところがある”と。 それがここだったのです。 高校生の私たち二人は汽車に乗り、ここまでやってきました。 そしてここで、初めて手をつないだのです。にゃはは」 I 「ほぉ~、それはまた、素敵な話ですねぇ。」 今から思うと、あの時の彼は、かなりロマンチストだったんだわね。 さて、下山(?)した私たちは、すぐ近くの”美味しいレストラン”へ。 そして市内へと戻ったのでした。 Rちゃんプランの今回のコースは、眺望中心。 私の町には、シンボルとなる”○○山”ってのがあるのですが、 その別名は”臥牛山”。 私 「牛が横たわっているように見えるでしょう? 向かって右が頭で、左が脚。 ほら、あの左側のポコンとしたところが、 四本足動物独特の関節に見えるでしょう。 あ、そうだ! 開港記念の踊り唄の中にも出てきますよ。」 と言い、私は手を打ちながら小唄さながら唄い始める。 はぁ~ぁ、祝え祝えや祝えやなぁ (ア、ヤッコラサァ~ノサッサ ウ(浮)イタ ウイタ ウイタナッと) 港開けてな~ァ~ やれこらしょっ 百歳(ももせ)のぉ~ 祝い ヨイっとやれこらしょ~ 月ぃもぉ~ぉ~ 微笑むぅ~ぅ 臥牛ぅ山~ ヤレッサ ヤレコリャ コリャシャのサァ~ ア、ソぉ~レっ サぁ~サ ウイタ ウイタ 踊りゃんせ 踊ぉ~る 心ぉ~は ヤッコラセノセッ 波まぁ~かせ 波まかせぇ~~ 車中でそんな唄を披露しながらの・・・帰り道は山道。 「明日は十五夜さんだねぇ。よしっ、ススキとって帰ろうか」 車から降り、私は自分の家の分を手折り、 I氏はRちゃん家の分を手折るし (何だかんだ言って、人使いの荒いガイドたちですからっ) その後はそれなりにチョロチョロし、 肴の美味しいお店にご案内して食事を共にする。 69年生きてきて今までいろんな旅をしたけれども、 こんなユニークな旅は初めて 是非ともまた、この町に来たいです。 その時はまた、よろしくお願いします あ、しまったっ 踊りは見せてなかったわぁ 次回はお目にかかった時は、是非、 踊りもご覧に入れましょう~ さて、『十五夜』の晩は・・・ 義父と夫と私は月見酒 お月さんは、恥ずかしがりやなのか顔を出しませんでしたが、 義父は、『(そのカーテンを)もっと開けて』と言いました。 そして私は、童謡『赤とんぼ』などを唄っちゃいました。 お酒・ミニシュー・とうもろこし・バナナかぁ・・・ 買い物にも行けず・・・ 有り物でごめんちゃい、お月様 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[着物] カテゴリの最新記事
|