祈り ・・・ やっと春がきたのに
友人が癌になった。49歳になったばかりの彼は、煙草ものまないし、お酒もあまり飲まない。元々体力のある人だから、絶対治ると私は信じている。息子同士が幼稚園の年少組で知り合い、それに引きずられるように親同士も仲良くなった。家族ぐるみのお付き合いをさせてもらって、気が付くと17年。息子同士は途中、学校も違っていたりしても、いまだに親友。彼もだけど、彼の奥さんも私の年上ということもあり、私にとっては頼りになる姉。母性本能が人並みはずれて強く、信じられないくらい慈悲深い。反面、気丈でいつも毅然としていて、良く”できる”人物。どんなことでもいつでもこんな私を受け止めてくれる。そんな彼女がゆうべの電話で泣いていた。彼の話に戻ろう。彼はウィンタースポーツもするし、夏は家族で遠出し、海に潜るのがとても上手。とにかく、器用でワイルドな人。彼はお友達が多いらしく、しかもいろんな職業のお友達がいるようだ。いつも、野菜や魚貝類を我が家に持ってきてくれるので、「うちの家計&食生活、支えてくれてありがとう!」って私が言うと、彼はいつも笑っていた。私は彼に責任を取ってもらいたい。”カニは買って食べるものじゃなく、もらって食べるものだ!”と私たち家族に変な癖をつけたことを。だから、早く治ってまた私たちにカニを御馳走してね。やっと桜も咲いたんだから・・・。