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「高校生の女の子にしてみたら、ボクちゃんみたいな男の子でも、
落ち着いた、しかも経験豊富な大人の男性に見えるよ。 ボクちゃんは夏恋にとって到底手が届かない男。 自分は恋愛対象として相手にされないこと分かってる。 だから、夏恋はボクちゃんを、クラスの女の子達と まるでアイドルを応援するような気持ちになって、 現実の気持ちをごまかそうと頑張ってる。 それと、夏恋と仲のいい・・・」 「――本庄ですか。」 「そうそう。 本庄さんの好きな柏田君が夏恋と付き合ってる優越感と 本庄さんにはかなわないって気持ちが現実のボクちゃんへの思いと つじつまを合わせようとしているような・・・。」 「渡良瀬が・・・。そうかなぁ・・・。」 「じゃ、嘘でも、夏恋に告ってごらん。 即効でコロちゃんと別れてボクちゃんのところに来るから。」 「・・・。」 「そんな憧れのボクちゃんが、よりによってどうして夏恋のママなの、 って話なのよ。 自分の惚れた男が、人の気も知らないで目の前で女を抱きしめた。 だけでもショックなのに、それが自分の母親だったら、 どんだけびっくりするって。」 「・・・。」 「夏恋だって、ボクちゃんが喜春に好意を持ってることは 薄々分かってたと思うの。 でも,現実目の当たりにするのとは違うからね・・・。」 「・・・だって喜春さん、すごく泣いてて、身体が震えてて、 本当に旦那さんの事好きだったんだなって。 悲しすぎて見てられなくて・・・。」 「分かってる。・・・よく分かってる。 私はボクちゃんを責めてるんじゃないんだよ・・・。 ――ボクちゃん、ちょっと私もボクちゃんも、一旦冷静になろう。」 そう言うと初子さんは立ち上がり、店内のテーブルの空いた皿を片付け始める。 俺は生ビールを飲み干した―――。 --------------------------------- 皆様、今年も一年お疲れ様でした。 また、私達にお付き合いいただきましてありがとうございました。 今年もあまりにマイペースな更新となってしまいました(><) emyちゃんにもacoにも色々なことがあった2009年でしたが 1月の「藍紅」で始まり12月の「片想~」まで無事何とか 続けることができました。 私達も会える時間が少なくなったものの、会えば相変わらず濃い時間を すごす事ができました。来年もその先もずっとこんな風に細く長く 良い関係を、そしてブログを続けていけるように頑張ろうね~! それから、私達が続けていける一番の原動力は 楽しみにしてくださってるたパソコンの向こうのあなたやアナタや貴方の、 支えのおかげです。本当にありがとうございました!! これが年内最後の更新となりますが、来年もなにとぞよろしくお願いいたしま~~す! 皆様にとりまして、幸多き新年になりますよう、心から祈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 28, 2009 07:58:06 PM
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