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Emy's おやすみ前に読む物語

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May 21, 2010
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今度はウーロン茶を片手に、ボクちゃんの隣に座る。

「何かもう一杯飲む?」

「じゃ、生ビール、おかわりします。」


私は恋相棒にカウンター席から生ビールを頼む。


「で、続きだけど・・・」

「俺がガキだって話ですよね。」

「そう、自分の感情のままに、まっすぐ喜春を抱きしめちゃうところがさ。

夏恋の前では”やっちまった”だね。

でもそのまっすぐさが、ガキの魅力でもあるんだよ。」

「・・・。」

「ところでボクちゃんは、この先喜春とはどうなりたいの?」



「---初ちゃん、頼む。」

恋相棒がレジのほうを見る。

商店街のグループの会計。


「初ちゃん、イケメンにばっかサービスかよ。」

「今夜はねぇ~。」

「初ちゃん、俺たちだって10年前は髪だっていっぱいあってさ、

スマップと間違えちゃうくらいだったよ。」



”ぜぇ~ったい間違えない!”



「初ちゃん--。

「板さん、また来てね。」


会計が済んで、最後のお客様たちが店を出た。




0:30、いつもより30分早いが暖簾をしまった。

私は再びボクちゃんの隣に座る。


「《咲花》には行ってないの?」

「・・・行ってないです。

っていうか、なんかいけなくて。」


「このまま《咲花》に行かなくなるのならそれもいい。

なんにもなかったような顔をして、ただお客様として

《咲花》に行くのもいい。

喜春に会いたいと思うなら、素直に会いに行けばいい。

でも、その時には夏恋にボクちゃんから話して欲しい。

夏恋はもう、分かってるとは思うけど・・・。

夏恋は今年受験だし、勉強に集中しなくちゃいけない。

とにかく、夏恋が淡い期待を抱くような言動は絶対やめて。」


「はい。その通りだと思います。」


「俺からもひとついい?」


”まさか恋相棒から--- ??”



--------------------------



みなさま、お疲れ様です♪

今日は真夏日!30度超えたってぇ?!
猫たちはフリーリングや階段でダラけきっております。。。
春が短いよなあ・・・。

さて、大人のオトコ、初子さんの恋相棒からの一言とは・・・・?
次回をお楽しみに~~(^-^)






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Last updated  May 21, 2010 11:24:45 PM
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