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テーマ:小説書きさん!!(628)
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今度はウーロン茶を片手に、ボクちゃんの隣に座る。
「何かもう一杯飲む?」 「じゃ、生ビール、おかわりします。」 私は恋相棒にカウンター席から生ビールを頼む。 「で、続きだけど・・・」 「俺がガキだって話ですよね。」 「そう、自分の感情のままに、まっすぐ喜春を抱きしめちゃうところがさ。 夏恋の前では”やっちまった”だね。 でもそのまっすぐさが、ガキの魅力でもあるんだよ。」 「・・・。」 「ところでボクちゃんは、この先喜春とはどうなりたいの?」 「---初ちゃん、頼む。」 恋相棒がレジのほうを見る。 商店街のグループの会計。 「初ちゃん、イケメンにばっかサービスかよ。」 「今夜はねぇ~。」 「初ちゃん、俺たちだって10年前は髪だっていっぱいあってさ、 スマップと間違えちゃうくらいだったよ。」 ”ぜぇ~ったい間違えない!” 「初ちゃん--。 」 「板さん、また来てね。」 会計が済んで、最後のお客様たちが店を出た。 0:30、いつもより30分早いが暖簾をしまった。 私は再びボクちゃんの隣に座る。 「《咲花》には行ってないの?」 「・・・行ってないです。 っていうか、なんかいけなくて。」 「このまま《咲花》に行かなくなるのならそれもいい。 なんにもなかったような顔をして、ただお客様として 《咲花》に行くのもいい。 喜春に会いたいと思うなら、素直に会いに行けばいい。 でも、その時には夏恋にボクちゃんから話して欲しい。 夏恋はもう、分かってるとは思うけど・・・。 夏恋は今年受験だし、勉強に集中しなくちゃいけない。 とにかく、夏恋が淡い期待を抱くような言動は絶対やめて。」 「はい。その通りだと思います。」 「俺からもひとついい?」 ”まさか恋相棒から--- ??” -------------------------- みなさま、お疲れ様です♪ 今日は真夏日!30度超えたってぇ?! 猫たちはフリーリングや階段でダラけきっております。。。 春が短いよなあ・・・。 さて、大人のオトコ、初子さんの恋相棒からの一言とは・・・・? 次回をお楽しみに~~(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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