《修正パート2》
ご愛読のみなさま、誠に申し訳ありません~~!(T0T)連載中の【片想いの体温】~夏恋の話~の2話から3話の間で1話分に相当する量の文章が抜けていましたので、(載せたはずなのに、何でだろう???)《修正パート1&2》と2回に分けてこの章を載せなおしています。お手数ですが10月3日の日記は《修正パート1》をよんでからこの《修正パート2》をお読みいただきますようお願いいたします。m(_ _)m,aco************************************「・・・いい子だって思ってる。 好き嫌いなく良く食べるし、箸の持ち方もきちんと出来てる。 お母さんに可愛がられて、大事に育てられたのね。 若いから少し強引なところはあるけど、素直で。。。 自分にも他人にも素直。 ・・・良くも悪くもね。」「分析を聞いてるんじゃない。」”好きなの? ママも・・・。”「先生の事は好きよ。」”・・・。”「先生の事は好き。 夏恋が先生を好きなくらいにね。」”そんなに好きなの?”「先生として好感が持てるって事よ。」”・・・なにが、先生として好感が持てる なのよ。”ママの余裕ある答えが、イラつく。「先生として好感が持てるから、胸にしがみついて泣いたの?」ママが私に強い視線を向ける。ママは何か言いたそうだったけど、口をつぐんだ。”――ざまあみろ。”「・・・ごめんなさい。不愉快な思いさせて。」ママは下を向いたまま、そう謝った。言い訳をする事もしなければ、席を立つわけでもなかった。ただ下を向いていた・・・。「――私、少し寝る。」私はそう言い残すと、食卓から立ち自分の部屋に戻った。ただ下を向いて、じっとその空気に耐えているママがかっこよくて・・・、”ざまあみろ。”と勝ったような気持ちになった自分がすごく惨めだった。ベッドに横になると,また涙が流れた。そして昨日の夜のようにそのまま眠ってしまった――。ドアホーンが鳴って、目が覚める。少ししてもう一度。”――誰? ママ、いないの?”ベッドから起き上がり、部屋を出る。ママの姿はない。”無視しようか。・・・いや、初子さんかもしれない。”階段を下りて、玄関のドアを細く開く。「――板倉さん。」「こんにちは。喜春ちゃんは?」「今、出かけてるみたいなの。」板倉さんは、あからさまに残念な表情をする。「そうか・・・。 昨日《雪丸》に、泣き顔の喜春ちゃんが来てたって 聞いたから、元気出してもらおうと思って。」板倉さんは持っていた紙袋を私に差し出す。中には丸々と太って熟した柿が2つ入っている。「美味しそう。」「2人で食べて。」そういって紙袋を渡すと、帰っていった。玄関のドアを閉めて、2階のキッチンテーブルに柿の紙袋を置く。”――どいつもこいつも、ママ、ママって! ”自分の部屋に戻って携帯を見ると、ルミちゃんからメールが来ていた。『勉強中かな?1時間だけマック行こうよ。』メールを受信してから1時間以上経っていて、あわてて電話し、会う事にする。ルミちゃんと2人で会うなんて何ヶ月ぶりだろう。ほんの少し前までは、いつもルミちゃんと過ごしていたのに・・・。マックの前にルミちゃんが立って待っている。丈の短い白いブラウスにワイン色のベスト。靴がパンプスのせいか、ジーンズをはいた足はさらに長く見えてかっこいい。長い髪も手伝ってか、とても高校生には見えない。”素敵・・・。”モデルのようなかっこよさに、マックに入る人も思わずルミちゃんに目を止める。今ここに現れるのが、私じゃなくて手代木先生だったら、ますます注目の的だろう・・・。”手代木先生か・・・。”「――ルミちゃん。ごめん、遅くなって。」「夏恋、・・・大丈夫?」 ―つづく―いつもの4話分をお読みくださりありがとうございました!本当のお話の流れを読み取っていただけましたでしょうか。。。皆さんに楽しんでいただくためにも、emyちゃんのストーリーを台無しにしないように、これからはもっと気をつけます。。これからもよろしくお願いしま~~す!お詫びに、この続きは明日アップさせていただきます!aco