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カテゴリ:check it out!
自身がパフォーマンスやったり、演出をやったりしているので、どうしても純粋にストーリーを楽しむより脚本やストーリーの流れ、舞台の使い方、パフォーマンスの完成度などなどをチェックしてしまいます。 舞台はニューヨーク。 出演者の役柄は南米プエルトリコからの移民の人たち。 ニューヨークって華やかなイメージが一般的にあるのかなぁ…… 実際には光と影がある街だと思います。 そして、アメリカの西海岸と東海岸を比べると、東海岸の方が人種差別がまだ残っているように感じます。 そんななか、同じ人種の人たちの関わり/絆は逆に深くなり、お隣同士が家族的な…… 昔の長屋のような関係でお互いをケアしあえたりするんですね。 能天気でいつも明るいイメージがあるラテン系(ラティーノ/ラティーナ)ですが、金銭的に恵まれない環境の中でお互いを思いやりながら嫌なことは歌ってサルサを踊って笑い飛ばしてしまえ! そんな気質だと思っていますが、深いところではいろいろと思い悩んでいるのも改めて知ることが出来ました。 そのワシントンハイツに一番長く住むおばあちゃんのアブエラの口癖が『忍耐と信念』 アメリカンドリームのために移住してきたアブエラや移民の人たちにとっていろいろな格差に耐えながら信念を持って生きていくこと。。 それがひとりひとりを強く支えてきたんだろうなぁ~ っと感じました。 1人娘がスタンフォード大学を学業とアルバイトの両立が出来ずドロップアウトせざる得なかったことを「自分はなんて役立たずなんだ」と悔いて、忍耐と信念のもとでやってきた自身の会社を売ってしまう決意をするところはググッと胸の深い部分をつかまれる想いでした。 そんなアメリカの移民文化の一部を垣間見れるような素敵なミュージカルでしたよ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.26 22:03:12
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