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~レクチャータイム~
●カリキュラムを作る Step1 目的/コンセプト/テーマ/を明確にする。 訴えたいこと。(what why ) なぜこの場を作ったの?? Step2 対象者/参加者の分析 ●事前アンケートなどを通して ・年齢/・男女比 ・どういう職業か/・勤続年数 ・参加目的は 対象者達のイメージ(学校ならこんな雰囲気だろうとかIT系はこんな感じだろう)を持ちながらも、参加者の属性と照らし合わせる。 <例> 保育師の集まるワークではどんな雰囲気になるのか全体のイメージを持っているとする。 参加者の属性を見ると、男性が2名、女性が20名だったとする。 この場合どういうことが起こるか、男性に対する配慮はあったほうが良いかなど 組み立てるときの要素にしておく。 Step3 ストーリーの組み立て ●最後にどうなっていて欲しいかを明確にする。 <例> 大学での90分×13回のプレゼンの講義の場合。 最後に「泣きたくなるほどの絆が生まれて欲しい」という目的がある。 ・学校の参加者の属性を知る。 →プレゼンの技術は高く、社会を変えて生きたいと思っている人たちの集まる授業 ・ただのプレゼンの授業とは異なるものを作ろう →社会へのメッセージを訴えるようなプレゼンがいい このように決めたなら、逆算しながら組み立てる。 ●時々感動ポイントを入れるといい ●やってもらいたいことをたくさん用意して、参加者を見ながら組み立てていく。 →組み立て方は経験と場の観察が大切。 ・目的と最後どうなって欲しいかという向かっていく方向は同じ。 ・いく手段が変わる場合がある→だからネタはたくさん持っているほうがいい。 <QA> ●ニーズを求めてきた参加者の中に、それは知っているよ・・という雰囲気を出していたら? →逆にやらせて教える側にまわしてあげる。知っていると出来るは違うので、やってみることで参加者達にとって、新たな学びが生まれるかもしれない。 Step4 ◇HOWを意識する ・サークル型・・・円になる ・シマ(アイランド)型・・・ワールドカフェで良く使う ・シアター型・・前を向いてイスの並びが半円形 ・コの字型 ・オープンスペーステクノロジー・・・イスなしのサークル ・バズー型・・・2から3人でイスを持ち寄って話す 最初はシアターだけど、バズーにして最後はイスを取ってオープンスペースにしようなどといった 場作りを通してカリキュラムの構成を意識する。 ◇WHERE(場所)を意識する カリキュラムを作る際、HOWを意識した構成を考えていても、会場はイスが動かない。 騒ぐことが出来ない。照明が暗い。床が汚くて座れない。土足厳禁などといったことがある。 場所によってカリキュラムを作り直さなければいけないこともあるので、学びを作る為の背景も意識しなければいけない。(事前確認が必要かもしれない) ◇WHENを意識する ・どれくらいの長さで行うか ・同じことを伝えるのに、時間がいつもより長く設定されている・・・かといってダラダラと間延びした講義ではいけない。 ・午後は眠くなるから、午前中は講義形式にして昼から身体を使い、体感させた後、だから午前中こんなこと言いましたね。といった腑に落ちる組み立て方法もある。 ~昼休憩~ ●インプロゲーム(ウォーキング) 共通事項・・・円の中を自由に歩き、指示の通り動作を行う Step1 「ウォーク」といわれたら歩く 「ストップ」といわれたら止まる。 Step2 「ウォーク」といわれたら止まる 「ストップ」といわれたら歩く 逆バージョンである Step3 2の逆バージョンに追加した動きをする 「ネーム」といわれたら、自分の名前言う 「ジャンプ」といわれたら、ジャンプする。 歩きながらの場合・・・ジャンプしたあと、再び歩き出すこと。 Step4 すべて逆にする。 Step5 4に加えて 「クラップ」といわれたら、手を叩く 「ツイスト」といわれたら、腰を振る Step6 すべて逆にする ☆日本語のほうがわけが分からないかもしれないと思いやってみたが、あまり変化がなかった。 英語のほうが頭の中で訳すから混乱するだろうか、色々実験してみたい。 ●インプロゲーム(ステータス) 二つのチームに分けておく 1。ステータス・ウォーキング <ルール> ・歩きながらすれ違った人に対して以下の動作を行う。 A→自分から目を向けていき、胸はそらして歩く B→目が合えばそらし、胸は狭める。 A同士、B同士あった場合でも指示された動作を行ってみる。どう感じるかはあとで共有する。 ・役割を交代する <双方向で振り返り> ・Bをしているときは、みられるのが嫌で、逃げている感じ。早く通り過ぎようとした。 ・Aをしているときは明るい雰囲気になった。Bを見ているときは弱いものいじめをしている気持ちになった。 ・Aどうしすれ違うときは、にっこりと笑え気持ちが良かった。 <レクチャー> Bをやってみて卑屈になる人もいれば、目をそらす自分は可愛いと思う人もいる。 実際に女性だと目をそらすことで恥じらいを持ち、男がそそるテクニックに活用されている。 Aをやってみて明るくなる人もいれば、普段下を向いている人は、恥ずかしい気持ちを持つかもしれない。 歩きながら色々な感情を味わってもいい。 2。イスに座ってステータス Aさん→立ったまま Bさん→イスに座ったまま イスの前に立ったAさんは、座っているBさんに向けて、 「○○さんって○○だよね。」といってお話をする。 ・役割を交代する <双方向で振り返り> ・Aさんに威圧された感があった ・立っている人のほうがステータスが低く、座っている人のほうがステータスが高いとかんじる人もいた。 <レクチャー>・・・プレゼンの講義にも繋がる ・男性と男性の場合、座っているほうがステータスが高くなる傾向がある。 ・あごを上げるほうが、威圧感を感じステータスに影響される ・立っている人はアゴが下がるので、ステータスが低く感じる。 ・胸をそらすと威圧感がある。 ・手を隠すと心理的に威圧感が増す。 →部下の前ではポケットに手を入れ上司の前では手を出す人もいる。無意識の手の位置は大事。 3。ステータスを使った演技(1234) ・チームごとに分ける ・1から4までの番号がつけられたカードを引く ・1はステータスが高い人で4に向かうごとにステータスが低くなっていく。 ・タイトルで設定された場所で起こるステータスの演技をしてみる <テーマ> (病院) (ファミリーレストラン) (学校) (駅) <振り返り> ・ステータスの定義は人によって異なる ・日常的に勝手にステータスを付け合っている ・ステータスの低い人、高い人は、こういうタイプの人だ。と勝手に思い込んでいる。 ・普段ステータスを意識していない生活をしていることに気付けた。 ・ステータスの基準は人によって違う 病院編→院長のほうがステータスが高いと思うか、セレブの患者のほうがステータスが高いか。 <レクチャー> なぜステータスを作るか? コミュニケーションや人生において、予測が出来るというのは効率がいい。 そのために準備としてステータスを無意識で決めているほうが楽だから。 4。ステータスを使ったミラーリング(2人組み) 相手を見て、相手と同じステータスを意識した動きをしながら、普段、自分が意識していないステータスに気付くワーク <話すテーマ> ・10年来会えなかった旧友との再会 ・兄弟、久しぶりの再会 <互いのステータスを真似しながら話してみて気付いたこと> ・心の変化の共有 ・ステータスはあまり変化しなかった ・言葉遣いの変化もステータスを意識している結果 ・相手があわせてくれたかららくだと感じたのかもしれない ・普段からステータスが高い人は低くなる練習をしたほうが良いかもしれない ・ステータスのコントロールが出来ないとき、心がしんどくなるのかもしれない ※<レクチャー>ファシリテーターとして、ステータスをどう意識し向き合えば良いか? <ステータスの高い人> ・アイコンタクトは自分から持ってくる ・安定した動きをする ・歩き方,ジェスチャー、自分を開示しているのでオープンである。 ・焦る必要がないので、間もコントロールすることが出来る。 <ステータスの低い人> ・座り方が小さい ・話し方は早め ・自分から目をそらす といった傾向がある。 <自分の傾向を知る> 太郎君と話しているときは、声は安定しジェスチャーもゆっくりなのに、花子さんと話しているときは、声が小さくなったり早口になったりする。 自分の中で勝手にステータスをつけ振舞っていることに気付いてみる。 ステータスゲームは自分のメンタルを知ることが出来る。 <ファシリテーターとしてどういれば良いか> ・動作しぐさはどういうみせ方が良いか? 胸の開き、アゴ、声 ・ステータスが高くなるみせ方をすると、威圧が生まれるかもしれない ・ステータスが低い見せ方をすると、相手は聴かないかもしれない。 ・自分が相手にどんな風に見えるのかを知り、どうみせたいのかを常に意識すること。 ・ファシリテーターとしてステータスは高くはないが、中立で安定している必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.06 00:54:42
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