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カテゴリ:社会ネタ
吉雄777さんの日記を読み、このようなことが実際にあることを知り、とても感動しました。
とくに『良心によって結ばれ』という言葉が胸に響きます。 これは高校生のものですが世代に関係なく、こういう人たちが世界中から頭を出して協力していければいいな。。。 平和を願う純粋な気持ちを忘れてはいけないと改めて感じます。 以下、吉雄777さんの日記より転載------------------------- 兵役を拒否したイスラエル人高校生たちの公開書簡 (Japanese translation of Shministim Letter) 総理大臣アリエル・シャロン様 国防大臣シャウル・モファズ中将様 参謀長モシェ・ヤーロン中将様 教育大臣リモール・リヴナト様 各位 本状の末尾に署名した私たち――イスラエルの少女および少年たち――は、 民主主義とヒューマニズム、そして多元主義の重要性を信じ、 イスラエル政府によって行なわれている、占領および抑圧政策に参加するのを 拒否することを宣言します。私たちのバックグラウンドはさまざまですが、 前述した価値観こそが公正な社会の基礎となるものだと考える点で、 全員意見が一致しております。 あらゆる人が、生命と、平等と、人としての尊厳、 そして自由を享受する権利を持っています。 私たちは良心によって結ばれ、イスラエル国民として、占領と抑圧政策に参加することを 拒絶することによって、これらの権利を守ろうとするものです。 占領は、非人道的な行為を生み、生命に対する大規模な侵害を生んでいます。 それは何百万人もの人たちの基本的人権を踏みにじり、彼らを殺戮したり、 犠牲を与えています。 占領は土地の没収や、住居や公共建築物の大量破壊、裁判なしの逮捕や処刑、 無辜の人たちを犠牲にし殺害すること、飢餓、医療の拒否、集団的処罰を生み、 入植地の設営と拡大をもたらし、その結果として、占領地においても イスラエル国内においても通常の生活を営むことを不可能にしています。 人権に対する、このは大いなる侵害は、私たちの世界に対する考え方と相反します。 また、イスラエルによって署名され、批准された国際協定にも違反します。 占領は、国家および国民の安全にとって、まったくプラスではありません。 それどころか、安全を脅かしているだけです。 それはパレスチナ人の絶望を深め、憎しみの感情を煽り、 テロリズムを起こさせる元になり、イスラエルとパレスチナ両者の間にある血の川を、 さらに広いものにしているのです。 真の安全は、この占領を終わらせ、パレスチナ人たちを取り巻いている 人種隔離(アパルトヘイト)の壁を取り去り、イスラエル国家とパレスチナの人々の代表、 そしてアラブ世界との公正な平和条約を求めることによってのみ、達成されるのです。 現在の政策は、軍事的な必要性の帰結ではなく、ナショナリスティックな、 救世主的な幻想の結果にすぎません。 占領政策はイスラエルを汚し、軍国主義的で、人種差別的で、 排外的で暴力的な社会に変えてしまいました。 イスラエルは占領地での占領と抑圧を永続化するために資産を無駄に使っています。 その一方で、何十万人ものイスラエル人が、恥ずべき貧困生活を余儀なくされています。 最近数年、イスラエル国民は公共サービスの劣化を経験しています。 教育、医療、福祉、年金など市民生活の安寧に必要なものはすべて無視され、 入植地を継続させるための犠牲にされています。 大多数の人々は、そこからの撤退を求めているのです。 私たちはこの状況を、安閑と見過ごしているわけにはいきません。 平等の原則に反しているからです。 私たちは、正義を追及し、国民のひとりひとりが平等の権利を持てる社会に 住みたいと思っています。占領と抑圧政策は、このビジョンを実現するための 障害となっているのです。それゆえに、私たちは、その政策に手を貸すことを 拒否せねばならないのです。 私たちは、社会に対し、別のやり方で貢献したいと思います。 他の人間に、危害を加えないやり方で。 軍の召集に直面している若者たち、そしてイスラエル軍の全員に対して、 私たちは、もう一度検討することを呼びかけます。 この占領と破壊の政策のために、自分の命を欠ける価値があるのかどうか、 もう一度考えてほしい、と。 私たちは、これ以外の方法があると信じています。 About Shministim letter: この公開書簡(シュミニスティム・レター)は、 イスラエル政府のパレスチナ占領政策に反対し、兵役を拒否した イスラエルの高校生たちによって書かれた公開書簡です。 また、この書簡が発端となって起こった、イスラエルのティーンエイジャーたちによる 平和運動の名称にもなっています。 これは2005年3月に、イスラエル政府とメディアに向けて発送されました。 発送の翌日にはイスラエルの主要紙に掲載され、 イスラエルの主要メディアすべてで引用され、またCNNやアルジャジーラなど、 国外のメディアにも取り上げられました。 学校のクラスでも、この書簡について、いろいろ討論が行われました。 この書簡の受取人として宛名を書かれた人たちの反応は、怒りと、反発でしたが…。 今日、この書簡は300人以上のイスラエルの学生たちによって、署名されています。 この「シュミニスティム・レター」という運動は、私の知る限り、イスラエルで唯一の、 すべてがティーンエイジャーによって発想され組織された平和運動です。 このグループは、兵役を拒否して投獄された人たちを助け、 彼らに対する世間の注意を喚起し、イスラエルのティーンエイジャーたちの間に、 占領に対する認識を喚起し、兵役を拒否しようと呼びかけるものです。 (*シュミニスティムとは、イスラエルの高校の「最高学年」=「12年生」 という意味です。イスラエルでは、16歳くらいから、男子が3年、 女子が2年の兵役義務があります。) 転載ここまで-------------------------------------------------- これは吉雄777さんのマイミクの方が先日出会ったイスラエル人の若者から、公開書簡をメールで受け取ったものを和訳したものです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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