8月10日に、富士山の最長、最難関コースの御殿場ルートで日帰りで富士山に登った話を書いたが、またまた御殿場ルートで富士山に登ってきた。富士山に登頂したのは7回目で、このブログで紹介するのは6回目で、この夏だけでも3回目となる。前回は御殿場ルートでの日帰り登頂を成功させ、案外自分も体力があるなあと感じて、バカの一つ覚えみたいに(笑)また日帰り登頂してきた。そう言えば、
「馬鹿と煙は高いところが好き」という諺があったような気が(笑)。しかも今回は、噴火口の周りを一周するいわゆる「お鉢巡り」を、富士山登頂7回目にしてようやく実現することができた。
自宅を出発したのは午前1時過ぎ頃で、登山を開始したのは午前3時15分。この時は月が明るく輝いていた。頂上までの途中の経過については前回とほとんど同じなので端折らせていただく(笑)。
途中、7合4勺の山小屋の「わらじ館」でスイカを食す。お値段350円也。こんなところでスイカを食べるのいうものなかなか乙なものだ。疲れた体には実に大きなエネルギーとなる。
御殿場ルートの頂上に着いたのが午前11時30分。頂上の石碑が折れているのはご愛嬌(笑)。今回の登山開始からの所要時間は、休憩を含めて8時間15分。前回は8時間20分だったので、全体的には前回とあまりペースが変わっていないことになる。
そして、日本最高地点である「剣ヶ峰」で、お約束の記念撮影を行う。今回はちょっとポースを決めてみた(笑)。
こちらは噴火口のそばで撮った崖っぷちショット。ホントに落ちたら命がないので、あまり調子に乗らないように。
で、富士山登頂7回目にして初の「お鉢巡り」だ。ただ単純に噴火口の周りを平行移動するだけではなく、案外アップダウンに富んでいて、今までとは違う方向から見た噴火口の姿に心が躍った。
3時間以上にわたってたっぷりと富士山頂の景色を楽しんだ後は、午後2時37分に下山を開始。帰り道は霧が発生する区間が多く、それはそれで面白かった。
7合目から6合目の間の「大砂走り」の光景。周りを霧に囲まれていて、自分がどこにいるのかが全く分からない状態だったが、下山道沿いに張られたロープを頼りにひたすら出発点を目指す。
で、やっぱり園芸ブログなのでここで植物ネタを。御殿場ルートの5合目と6合目の間には、フジアザミの大群生地がある。日本のアザミの中では最大で、富士山とその周辺の亜高山帯に自生する日本固有種だ。神奈川県の丹沢山地の標高が高いところでも見たが、本家の富士山に自生するものははるかにデカい。アーティチョークを髣髴とさせるような大株が広範囲にゴロゴロと自生している。残念ながら開花期としてはちょっと早く、満開の姿が撮影できなかったのだが、いつか花の最盛期に訪れてみたい。
ほとんど休憩もなしに歩き(走り)続けて午後4時54分に5合目に無事帰還。頂上からの所要時間は、何と2時間17分。御殿場ルートは4つの登山道の中では最長にして最難関ではあるが、下山に関しては足場が良い区間が多いのが有難い。
と言うわけで、御殿場ルート+お鉢巡りの日帰り登山は無事終了。このブログで実年齢を明かしたことはないが(笑)、まだまだ自分もいけるなあと思ったりする(笑)。とはっても、一般には御殿場ルートは日帰りが困難とされているので、挑戦される方は事前の情報収集と準備は万全に。9月上旬には会社の同僚と3人で吉田ルートで富士登山をする予定なので、こちらも非常に楽しみだ。