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園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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昨年の8月3日の日記に登場した、庭植えのキサントソーマ・アトロビレンス・アルボマルギナータ 'アルボマルギナータ' (Xanthosoma atrovirens 'Albomarginata')。サトイモ科の観葉植物で、2017年7月に鉢植えのものを入手したのだが、毎年室内温室で越冬させていたものの、どうも鉢植えのままだと生育が今一つよろしくない。というわけで、昨年は思い切って庭に植えてみたところ、これが功を奏して食用のサトイモのように旺盛に生育してくれた。
 しかし、これは熱帯植物。いつか塊茎を掘り上げて室内で越冬させなければと思いつつ、ついつい忘れて(笑)庭に植えっぱなしにしたままだった。もちろん、冬に地上部は完全に枯れ、春を迎える頃にはそこにその植物が植わっていた痕跡がなくなるほど、完全に消え去っていた。
 ところが、春先にその場所を掘り返してみたところ、意外なことに塊茎が生き残っていた。しかも、塊茎が増えている。というわけで、その塊茎を分球して待つこと約2か月。分球した塊茎はめでたく発芽してくれた。
 現在はこのように非常に小さな姿だが、サトイモの仲間なので夏になると旺盛に生育するはずだ。入手してから2年ほどは、観葉植物として鉢植えで育て、冬は室内温室で保護していたが、今一つ生育が良くなかった。しかし、庭植えで旺盛に生育し、塊茎の耐寒性がこれほど強いなら、球根植物として扱った方が良いかもしれない。





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最終更新日  2020.06.10 08:26:34
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