息子の友人は事故に合い下半身不随になり
車椅子での学校生活となりました
学校側は設備も準備も何もありませんでしたが
体格の良い子供達が背負い階段を上がり降りしたり
荷物を持ったり運んだりしていました
そのうちにキャタピラー付きの乗り物に車椅子ごと乗ると
階段を上り下り出きるものが設置されました
ある時学校の帰りにたまたまそこを通り掛かった私は
子供達がごくごく自然に当たり前のように
今までしてきたように、その子の鞄を持ったり
その子の脇を駆け下りながら肩をポンと叩いて
ばいば~いって走り去る子など目にしました
そしてある日
緩やかなスロープを体育館まで行こうとしているその子に
私は声を掛けて手伝ったほうがいいのか?どうか・・・
悩みながら、他愛も無い事を話しかけていました
変に気を使ってしまいました・・・
体育館に入ると息子や友人達は
ごく自然にボールを渡したり投げたり
うまく投げられても投げられなくても笑いながら
一緒に走っていました
車椅子見て自然に「かっこいいなぁ~これ!」
そんな子供達の姿を目にしたときに涙があふれてきました
純粋な子供の心に感動したのと、自分の行動に反省し後悔したのと・・・
先日その子のお父さんとお酒を飲んだときに
思わず自分のふがいなさ、声を掛けられなかった事を
後悔している事、子供達は素晴らしいと思うことなど
お話させていただきました
その子のお父さんは自分も息子がそうなって
同じような子供達に病院で接したときにどういう風に
声を掛けていいか分からなかった事や
自分達親だけでは子供がそこまで立ち直れなかった・・・
友達がいて、事故前と何ら変わらずに接してくれる友達、
それもごく自然に当たり前に接してくれる友達のお陰で
こうやって学校に来る事が出来るまでになったと思う。今度そういう
車椅子や障害の方がいらっしゃったら一言勇気を出して
「手伝いましょうか?」
と、声を掛けてくださればいいですよ
そうアドバイスをいただきました
お話していて涙がこぼれました・・・・
こちらこそ色んな事を学びましたし、息子も考える事も
たくさんあると思います
ただ今思い出しても心が暖まる思いでいっぱいになります
人はどんな人も色んな人と支えあい生きているんだな~
あらためて教えてくれた
車椅子の友人に感謝いたします