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カテゴリ:授業
英語が読めている状態って一体どういう状態なのか? 私なりにずっと考えていました。 今私は、今までになく英語の文章に取り組んでいますが、 先日、bbcのスクリプトを眺めていたときに、その英文の内容が ビジョンで浮かびました。「あっコレだ!」って。 ビジョンの後に内容の言葉が「降りてきた」という感じ。 こうなるまでに何をしてきたか?というと、英文を大量に読んでいた。 ということになるのですが、実際のところわからない単語を辞書で引きながら、 英語の文法にしたがって、置き換える。という作業をしていました。 はっきりいって「作業」ですし、「勉強」です。 英語の先生は、よく「ビジョンで見える」ということを言っています。 英語の文章をみるだけで、内容がビジョンで見えるから、最終的に内容を忘れない。 TOEICの試験では、短い時間に、大量の英文を読んで回答しなければなりません。 一瞥でビジョンがわかれば、読み直しが必要なくなります。さて、英語の本が読めている 状態っていうのは、読書中にその光景がビジョンで見えている状態で、 もちろんそういう状態だから他人に対して「何が書かれているのか」説明できます。 でも、英語初心者の人が、いきなり、「多読が必要だ!」といって 小説等に手をだしても、挫折するのがオチです。 まず最初にしなければならないことは、「大量の英文に慣れること」 もっといえば、「英文を読むことに慣れること」です。 生徒に、英文を見せても「何がなんだかさっぱりわからん」 どう発音したらいいのかさっぱりわからん。って。子供だから 平気でいいます。でも、大人って言いづらいだろうし、例え そうだとしても、取り繕ったりしますよね。英語初心者の方で 多読に挑戦されたい方はもしかすると、私の生徒がいうような 状態におかれている。ということだと思います。 そういう方には、5行以内のパラグラフから初めて、徐々に 増やしていく方がいいです。その少ない英文を、丁寧に・丁寧に 分析して、その言葉(単語)の働きをみていく。そうすることで 自然と文型がわかってきます。もちろんわからない単語は 辞書で意味を確かめることは必要です。 文型で大事なのは、主語と動詞がどれか?正しく捉えることです。 主語と動詞の部分が、その文章で一番「言いたいこと」なので。 そこを誤ると、意味不明になります(笑)多分訳せなくなるので、すぐ気がつくと思います。 そういうことを繰り返していくと、ある日突然「ビジョン」がバっと降りてくるようになります。 「あっ読める」って。その日がいつくるのか?という断定的なことは言えませんが、 でも「きます」ので。気長に諦めず、コツコツが最大のコツです。 そうすることで、語彙も増えてきます。単語を一個一個覚えるよりは 文章の中で覚えたほうが、その後「使う」時にも役立ちます。 ただ闇雲に英会話を繰り返しても、思ったほど英語力は伸びません。(経験済み) 外国人という存在に「慣れる」ということはあっても、英語力という点では 疑問が残ります。ただ、「英会話をする機会」という点では、やはりいいですね。 私は来月バンクーバーに行く予定なのですが、最近ほとんど英会話を していないので、どんな風なのかちょっとドキドキ・ワクワク。
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Last updated
November 22, 2009 03:43:26 PM
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