#1266 PAMELA MORGAN 《ON A WING AND A PRAYER》 97年カナダ
The Game ザ・ゲーム (Pamela Morgan)One Heart 愛はひとつだけ (Noel Dinn/Pamela Morgan)Hert Of Darkness 闇の底で (Noel Dinn)Backseat バックシート (Pamela Morgan)Broken Wing 折れた翼 (Pamela Morgan)A Woman’s Touch 女の温もり (Pamela Morgan)Streets Of The Night 夜の街 (Pamela Morgan/Noel Dinn)Blackwater Side ブラックウォーター・サイドIt Ain’t Funny 笑えないよ (Pamela Morgan)Something Calling 何かが呼んでいる (Noel Dinn)Wish You Could Stay 貴方にここにいてほしい (Pamela Morgan)Thomas And Nancy トーマスとナンシー *bonus track Pamela Morgan (1957~)vo, a-g, g, tin whistle, whitle, keySandy Morris12 string-g, high strung-g, a-g, slide-gRob LaidlawbDave Pantingmandolin, bouzoukiKelly RussellfiddleSerguei TchepournovviolinBenjamin DavenportcelloGeorge Morgands, per, key, p, hammered dulcimerFergus O’ByrnebodhranBernard Felix, Frank MaheraccordionAnita Best, Kathy Phippard, Phillip Dinn, Glen Simmonds, The Gang (Jeff Starzinski, Paulette Kennard, Kate Power, Susan Drodge, Rob Laidlaw, Glen Simmonds, George Morgan,Kathy Phippard, Anita Best, Andre Wall)backing-voproduced by Pamela Morgan, sleeve design David Andoff ニューファンドランド出身のグループ、フィギー・ダフで歌っていたパメラ・モーガンの初ソロ。 収録曲のいくつかはフィギー・ダフ時代に書かれたもの。 これについてはまだバンドが営業中だった93年に共同創始者で夫でもあるノエル・ディンが病死(享年45)→パメラ悲嘆に暮れる→泣いてばかりもいられない、ノエルの曲も完成させなきゃ!→3年余りを経て日の目を見た…という経緯がある。 しかし、曲調はちっとも泣いていない。 パメラは美しい滑らかな喉を持っているが、どちらかというと力強く張りのある歌声である。 ヴァイオリンは東洋的な響きを発し、切れ味の良いギターとパーカッションはまるでタンゴを踊り出しそうだ。 安定したピアノに乗せればたちまちのうちに脈拍は落ち着き、ティンホイッスルの可愛らしさに胸キュンし…。 ケルト音楽を演奏する際にはおなじみのブズーキ、フィドル、バウロン、アコーディオンといった楽器が含まれているが、さほどケルケルはしていない。言うなれば“コンテンポラリー・ケルティック・フォーク”だろうか。いや“産業フォーク・ポップス”の方が近いかな。聴き手を選ばなさそう、チャート・アクションもいいところまで行きそうという意味で産業フォーク・ポップスと命名したい。 8はアン・ブリッグスやバート・ヤンシュら多くの人が取り上げたアイルランド民謡の定番。パメラのバージョンは今まで聴いたどれでもない、伝統にとらわれすぎない現代風のアレンジとなっている。 ラストのボーナス曲もトラッド。こちらは15年前にフィギー・ダフでも歌っていた。 同郷のロリーナ・マッケニットを思い起こす部分は無きにしも非ず。しかしロリーナよりずっと庶民的だ。 http://www.pamelamorgan.ca/