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おばさんが作った死語ブログ。人生いろいろに語ります。

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January 12, 2003
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 「つわり」。・・・これを説明するのにどうしたらいいか?独身女性、あるいは男性に対して何に例えたら理解してもらえるのか?おばさんは考えてみる。
 
 手っ取り早いのが「二日酔い」だろうか。
 ・・・そう、あなたがもぅど~しようもなく二日酔いの朝である、とする。床から頭をもたげ、ベットからあるいは布団から出ようとする途端、重力の変化が血圧を左右しているかのような、めまいと共に吐き気がする。ブヘェッ・・・。ゲップとも吐き気とも取れる生臭い息が胃の奥底から排出される。
 ・・・そして貴方は寝室を出て階下へ降りていく。リビングでは既に家族が朝食を食べている。目玉焼きの油臭さ、トーストの香ばしい焼具合、その上でマーガリンがトロンと溶け出している。そんな全ての状況が二日酔いの貴方を攻撃する。ゲホッ・・・、家族の前で吐くわけにもいかず、貴方はトイレに突進する。
 ・・・気を取り直した貴方は朝食は後にして顔を洗いに洗面所に立つ。生気の無い顔。青白い顔というのか、客の来ない魚屋でもこんな色の悪い目をした魚はいないだろう。顔を洗おうとかがんだ瞬間、ゲェッフ・・・。何が出てくるといおう訳でもないが、何か出てきそうで思わず上体を起こす。こんな状態で歯ブラシを銜えようものなら、胃も腸も口から吹き出てきそうで、歯磨きをする気にもならない。
 ・・・とりあえず、職場へ向い、なんとなく時間が過ぎる。はたから見ても「二日酔い」だとわかるだろうか。いやいや元々日頃の仕事振りがパッとしないとしたら皆は気付かないだろうが、第一アルコール臭いからわかるだろう。向かいのデスクの女の子、そういやぁさっきいやぁな顔して鼻をクンクンさせてたな。ふん、もう昼だ。飯食いに行こう。
 ・・・社員食堂はごった返している。とにかくなにか腹に押し込もう。食券買うのに前に並んだ女子社員の香水の臭い、きついなぁ。TPOを考えろよ・・・オェップ・・・まずいまずい、こんなとこで粗相したら一生の恥さらしだよ。なんとなく、近くのテーブルに座っている同僚のメニューを見る。天ぷらうどん。ゲェホッホッホ・・・あ~やばい。冷麦あたりでいいよ、今日は。冬なんかないかそんなメニュー。

 おばさんもこうして日記を書いているうちに、だんだん「二日酔い」の気分になってきてしまった。食事前の方、食事終了直後の方、あるいはホントの「二日酔い」の方、ごめんなさい。

 「つわり」は経験してみないと実際わからない。「つわり」が原因で入院する妊婦さんも実際いる。「つわり」は女性が「母」になるための入り口なのだ。「母」になることは女性にかなりのリスクを背負わす。社会的にもその女性の人生においても。そして昔も現代も・・・。しかしながら「母」になることは男性には到底解らぬ「母性」への目覚めでもある。「母」と子は切っても切れない絆で結ばれるのだ。
 戦争を知らないでこんな事をいうのは憚られるが、よく日本の戦争映画で死に間際に兵隊さんが、「おかぁさん・・・」と呟いたり叫んだりする。しかし「おと~さ~ん」と叫んで死んでいったり、敵機に突っ込む特攻兵はいない。あのNHKでも「おかあさんといっしょ」はチョー長寿番組だし、あれが「おとーさんといっしょ」ではなんとなくしまりがない。まぁせいぜい「ピタゴラスイッチ」で♪おと~さん、おと~さ~ん、ボクのおと~さ~ん♪とヨイショされている位がイマドキだろう。でもまぁ、男性の育児参加を推奨したいのは当然であるが。

 ここまで読んで誤解されても困るが、このおばさんが「つわり」に悩まされているわけではない。そんな行為はここしばらく心当たりが無いぞ、配偶者よ。うっひゃっひゃっひゃ・・・。

 おっと、笑い事ではない。「つわり」に苦しむドリドリクマさんに今日の日記を贈ります。
 懐妊おめでとう。貴方の費やした日々は決して無駄にはならない。「母」になるためのほんのステップ。「つわり」の辛さなぞあの頃と比べたら屁のカッパ。どうかお体大切に、もっともっと幸せにな~れ。

 





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Last updated  January 13, 2003 02:05:58 PM
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