【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

おばさんが作った死語ブログ。人生いろいろに語ります。

おばさんが作った死語ブログ。人生いろいろに語ります。

Freepage List

September 18, 2003
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 雨が多くて長袖を着込む夏であったのに、残暑に及んでジリジリと、日差しが顔面のシミを痛め付ける。
 日焼け止め化粧品を購入するつもりで、そんな気候であったから、ついついノビノビになってしまい、結局UV対策をしていなかったおばさんであった。

 気が付くといつの間にか蝉の声がしない。しなくなった分だけ我が子たちが、「あ、セミ死んどる」と呟きながら歩く朝夕の徒歩通園も、心地よい適度な運動になってきた。
 「夏はスタミナ付けんとバテルからね。」
…毎年、これが口癖のおばさんは、この冷夏にスタミナ付け過ぎて不覚にも3kg太ってしまったのだ。

 9月と言えば、実はおばさんの誕生月で、確かに目出度い目出度いハッピーバースデーがあるのだが、25歳を越えた頃からだったろうか、さっぱりついてない。ラッキーな事が起こらないのだ。というか、身辺に「事件」が起こりがちで、毎年この月が近付くとビクビクしている。
 今年も案の定、やっぱり事件があって、まぁ、ここに書くほどの事でもないけど、今のおばさんはかなり落ち込んでいる…。

 9月ともなると、おばさんの居住地域は夜の10時を過ぎると肌寒い。冬布団をヨッコラショと押入れから出すには、この残暑は助かる。今年こそ、羽毛布団を買って、カル~イ夜を過ごすぞ!と考えながら2年目の秋である。

 こうして、相変わらずの「子育ての苛立ち」と、なんだかパッとしない「ついてない誕生月」を過ごす9月なのだが、夕方、ダイエットよろしく子供を連れて、家の周辺を散歩する。
 茜色に染まる空を見上げた長女が「明日も晴れるね」などとやけに大人びた口調で話す。オマエ、5歳だろ。とは思うが、春がくれば小学生か…。
 横で立ち止まった長男の頭の上に赤とんぼが止まる。と思ったが、「あ、間違えちゃった」と言ってるみたいについと飛んで行ってしまった。
 もう、この週末には刈られるだろう稲の穂が、「早くどうにかしてくれ~」と言わんばかりに頭を垂れている。みごとにみな黄金色の出来栄えのようだが、今日のニュースでやはり、米の不作を報じていたっけ。
 山の方からヒンヤリとした風が吹いてくる。
 烏の声もやけに寂しそうだ。

 たとえ冷夏であっても、人は夏の「激しさ」「燃えるような感情」を抑えきれない。しかしそれは、夏祭りのフィナーレにふさわしい「花火」を見ることによって、あっけなく消え去ってしまう。本来「夏」とは「火」に例えるような季節なのかもしれないな…しかし、その「火」の色とは違う「火みたいな色」に気づいた時、既に秋が始まっている。夕焼け、赤とんぼ、雷草…。
 そうして秋は誠に穏やかに、人の心に入り込んでくるのだ。

 9月…今年も全く「ついてない」月であったが、夏から秋に変わるこの月を、おばさんはなんとも好きでたまらない。
 
 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 18, 2003 11:00:38 PM
コメント(0) | コメントを書く


PR

Profile

153

153

Comments

コメントに書き込みはありません。

© Rakuten Group, Inc.