テーマ:社交ダンス(8689)
カテゴリ:アートのはなし
<ブダペスト国立西洋美術館(1/2)>
英雄広場にある英雄たちの像の左右にブダペスト国立西洋美術館と現代美術館があります。 2024年7月30日(火)の午前中、ホテルをチェックアウトして地下鉄で英雄広場に向かいました。 ハンガリー滞在中はずっといい天気でしたね。こちらが西洋美術館。 こちらはお向かいにある現代美術館。 2つ回るのはきついので西洋美術館に入りました。こちらがチケット。 入ってすぐのマーブル・ホールには、タッチパネルで作品を解説する大きなスクリーンがありました。 古代エジプトの発掘品から西洋絵画まで幅広いジャンルの作品を展示しています。 ハンガリー貴族のエステルハージ家のコレクションが元となっているそうで、建物は1896年の万博の時に建てられました。 こちらはルネッサンス・ホール。 この奥の部屋、ロマネスク・ホールはすごかったです。 第2次世界大戦で被害を受け、損傷した石膏像などを保管する倉庫として70年くらい陽の目を見なかった部屋。 その間、一部のスタッフだけが入れる最も華やかな秘密の空間だったそうです。 2015年から3年かけて修復して、入ることができるようになりました。 美術館が建てられた時、ロマネスク様式を模して作られたホールは、どこかの教会か古い建物の内壁を壁画ごと持ってきたみたいに見えます。 こちらフライブルグ大聖堂の黄金の門のレプリカ。本物かと思った。 ここからは目にとまった絵画をいくつかご紹介します。 ヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤー(1703) ペストの犠牲者を執り成す聖アウグスティヌス 14世紀頃から大流行したペストでヨーロッパ人の1/3がなくなったと言われています。 新型コロナもそうでしたが、人類はパンデミックとの戦いの中で生き抜いてきているんですね。 アンソニー・ヴァン・ダイク(1641) メアリー・ヘンリエッタ・ステュアートの肖像 英国王チャールズ1世の長女メアリーのお見合い写真の意味で作成された肖像画です。 ヴァン・ダイクは実物よりちょっと綺麗に描くので当時の貴族たちに人気でした。 彼女はその後、オラニエ公・オランダ総督ウィレム2世の妻になりました。 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(1617-1682) 宗教画の作品群です。 子供や天使の絵がとっても可愛らしいのでムリーリョ大好きです。 カースティアン・リュックス(1650年代) Carstian Luyckx(1623-1657)は、オランダのアントワープ出身の画家で、静物画が有名です。 細部まで描きこまれた地球儀と天球儀に見入ってしまいました。 フェルメールの絵もそうですが、一枚にどのくらい時間かけてるんだろうと思ってしまいます。 ちょっと長くなりそうなので、後半は明日ご紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/08/12 03:51:06 PM
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