カテゴリ:読書
3月の読書メーター
読んだ本の数:12 読んだページ数:3983 ナイス数:260 死はすぐそこの影の中 (祥伝社文庫)の感想 ダムに沈んだ隠れキリシタンの村。伝奇ホラーかと思ったら、実は○○○〇者のお話。どんでん返しもこれでは、ちょっとがっかり。一癖も二癖もある登場人物たちの今後はどうなるのか?もやもや感が残る終わり方。 読了日:03月02日 著者:宇佐美まこと 東京レトロ建築さんぽ 増補改訂版の感想 この表紙、もう何度も出かけている庭園美術館だと気づかなかったのは建築ファンとは言えないなとガッカリ。特に室内の写真の美しさ。このように写真を撮ればいいのかと見本にして頑張ってみます。2022年9月時点の情報ですが、すでに現存していない建物もあって残念です。 読了日:03月05日 著者:倉方俊輔 チョコレートコスモス (角川文庫 お 48-3)の感想 後半、グングンと引き込まれた。その世界にかかわっている人しか分からないゾーンに入ってしまう体験。主人公が武道の達人ってところがミソかなと思った。 読了日:03月08日 著者:恩田 陸 近畿地方のある場所についての感想 なるほど、読むと呪われるのですね。それにしてもネットのページはとても小さな字で読みずらかったです。 読了日:03月11日 著者:背筋 シュルレアリスム絵画と日本 イメージの受容と創造 (NHKブックス)の感想 板橋区立美術館で開かれている「シュルレアリスムと日本展」を見たばかりなのでその復習にと読んだ本。古賀春江、福沢一郎らシュルレアリスム初期の画家たちがいかに日本でシュルレアリスム絵画に取り組んだかを紹介。とにかく彼らの絵に描かれている(コラージュされている)題材の元の素材を当時の世界中の雑誌や書籍などから探してくるのは並大抵の苦労ではないと研究者の努力に感服した。 読了日:03月15日 著者:速水 豊 黒祠の島 (新潮文庫)の感想 因習にとらわれた離島の中での残虐な殺人事件。これだけの事件が起きているのに表ざたにならないなんて?登場人物が多すぎて混乱。二転三転する犯人像。何とか最後までたどり着きました。 読了日:03月20日 著者:小野 不由美 朝日のようにさわやかに (新潮文庫)の感想 冒頭の「水晶の夜、翡翠の朝」が面白かった。全寮制の学校での事件。理瀬シリーズって何だか忘れているので、もう一度読み直そう。「冷凍みかん」も絶品。星新一のSFのような作品。そのほか???の作品もあったが楽しめた。W.Mの「朝日のようにさわやかに」を聞いてみたい。 読了日:03月24日 著者:恩田 陸 世界奇想美術館 異端・怪作・贋作でめぐる裏の美術史の感想 大型本で印刷も美しく眺めているだけで楽しい。読んでいるうちに奇想と普通の違いは何か?という疑問をふつふつと感じた。写実ではないものはすべて奇想? 読了日:03月24日 著者:エドワード・ブルック=ヒッチング 苦役列車 (新潮文庫)の感想 先般の能登半島地震でお墓が倒れたとのニュースを聞き、ずっと積読本だったものをやっと手に取った。強烈な優越感と劣等感が入り混じった性格。こうやって他者の目で眺めているのはとても面白いが、身近に関わる人だったら嫌だなぁ。 読了日:03月27日 著者:西村 賢太 失はれる物語 (角川文庫)の感想 表題作「失はれる物語」は辛く切ない愛の話。この結末で良かったのかどうか考えてしまった。「Calling You」はよくあるタイプのSF的ミステリだがこの手の話は好み。「手を握る泥棒の物語」はコメディタイプのミステリで楽しく読めた。「マリアの指」の結末も悲しかった。 読了日:03月31日 著者:乙 一 東京いちどは訪れたいお寺の名建築の感想 名建築というのでそれぞれの寺院の建築の解説本かと思ったら、単なるガイドブックのような感じだった。はじめて知るお寺もあったので、出かけてみたくはなった。 読了日:03月31日 著者: 風のマジム (講談社文庫)の感想 女性起業家のサクセスストーリー。まさに風を感じるようなスピード感のある語り口で少々出来過ぎの感もあるが、素直に感激した。思わず通販でコルコル頼んでしまった。楽しみ! 読了日:03月31日 著者:原田 マハ 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月04日 23時00分36秒
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