カテゴリ:アート
東博の表慶館で開催されているカルティエの工芸品と日本 の現代作家の作品をコラボした素敵な展覧会でした。 ジャポニズム感満載の19世紀の工芸品の美しさには目を見 張ります。キラキラ、キラキラと輝く宝飾品のオンパレー ドかと思ったら、それだけではありませんでした。 昨年、松濤美術館の展覧会で見た杉本博司の藤の写真の屏 風とカルティエのフジの花のブローチとのコラボなど、日 本の現代作家との共演が大部分です。 1階と2階を結ぶ二つの階段には、どちらも束芋の映像作品 が投影されています。一見きれいですが、よく見ると結構 どぎつかったり生々しく感じました。 宮島達男の暗闇の中で、点滅しながら回転し流れていく数 字。いつも彼の作品を見て思うことですが、数字と数字の 切り替わる瞬間に何があるのだろうかと感じます。それは 永遠なのか、それとも沈黙なのか。とにかくぼうっと見て いて時の経つのを忘れてしまいます。 川内倫子の映像もよかったです。ちょっと前の田舎。長年 連れ沿ったおじいさんとおばあんの日常。そして別れ。 淡々としたスライドショーの中でゆったりと自然と人生が 映し出されていました。 ビートたけしの作品がなぜかたくさんありました。こんな のは好みです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月02日 05時32分34秒
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