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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2024年08月05日
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カテゴリ:アート




過去に奥の部屋で何回か見てきましたが、その都度、
中世の手仕事の見事さ、そしてその美しさに感動を覚え
ました。今回はその内藤コレクション150点を一気に地下
の企画展示室で公開しています。

印刷技術がまだなかったヨーロッパ。中国から木版印刷
が伝わったのが15世紀初頭。そのあとグーデンベルグの
活版印刷が発明されたのが、15世紀中頃と印刷技術が発
明されるのはけっこう遅いのにはちょっと驚きました。
だから中世の時代はこんなに美しい写本がひとつひとつ
作られて大切にされてきたのでしょう。

とにかくそれぞれの本の装飾が美しすぎます。美しいフ
ォントの文字の間に巧みに様々な動植物や人物が配置さ
れていたり、縁を飾っています。職人たちの努力は並大
抵のものではありません。

西洋美術館に寄付していただいた内藤裕史さんには、ひ
たすら感謝です。こういう個人コレクションの寄付によ
って、美術館は成り立っているんだということをひしひ
しと感じました。(そもそも西洋美術館は松方コレクシ
ョンから始まったものですし。)

中世は暗黒時代というイメージが強いのですが、いつの
時代も人々は「美」を求めているのだなと実感しました。





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最終更新日  2024年08月05日 18時12分45秒
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