スペイシング
みなさん、こんにちは。今日の関東地方は晴れ。運動会には絶好の天気です。えのきどは、昨日は幼稚園の運動会、今日は町会対抗の運動会でムカデ競争に出てきました。6人で歩きますが、結構タイヘン(==;。参加賞でサランラップをもらってきました。さて、とうとう10月です。SAJでは新年度。今日から2006~2007シーズンを先季、2007~2008シーズンを今季と書きます。さぁ、新しいシーズンの始まりです(^^;。****************「いやぁ、涼しくなってきましたねぇ。インラインのシーズンがやってきましたねぇ…。」朝は冷え込み、ジャージの上着を羽織ながらえのきどが言うと、昭彦さん「えのきどさん、インラインは夏のあいだ。涼しくなったらおしまいなんですよ。スキーの季節です。」「そうそう。今月26日には富士の『イエティ』も開くし、群馬県の鹿沢スキー場は雪、造っていますよ。」と、信さん。そっか。今月末にはオープンするスキー場があるのか…。昭彦さんは、県のデモンストレーターを目標にしているということ。さすがにうまいです。さっそくえのきどの滑りを見てもらいます。「えのきどさん、まず、ターンのリズムがないです。グラフの波のように、沈みこんで、立ち上がる…というリズムを作りましょう。原因のひとつとして、切り替えのときに腿が寝ていますね。それでは前後の動きが出ないのでニュートラルから重心を内側に移動する、横の動きしか見えません。それを補うために上体を振り込んでターン内側にいれるしかなくなるんです。それだけ急激に重心を内側に入れると、スキーが、スケートが回りすぎてターン弧の調整ができませんよ。」信さんも「そうそう。前後の動きがないのね。」「とにかく、上下にいっぱい動いてください。では、直滑降で沈み込みと伸び上がるをやってみましょう。伸び上がるときは、足首を緊張させながら立ち上がってください。」【昭彦さんの滑り】と、直滑降でしゃがんで、立ち上がるという練習をします。い~ち、に~い…、 い~ち、に~い…、 とリズムと、立ち上がる運動を意識します。「まだまだ、立ち上がりの動きが足りないです。もっと動いて!」え…こんなに動いちゃって、いいの?えのきどはかつて切り替えのときに上に抜けるという欠点を指摘されたことがありますので抜重操作はご法度と考えてきました。慣れてきたら、直滑降から浅めのターン弧を描きます。「えのきどさん、ターンを意識したら、急に動きが足りなくなっちゃってますよ!」か、かは…む、難しい…。もう、スキージャンプくらいに立ち上がります。お、これだとおしりの穴がきゅっとすぼまるなぁ…。と、NHK、みんなのうたで人気の「おしりかじりむし」にかじられるのを連想しながら、立ち上がります。「そーそー!それくらいに動いて!。」こ、こんなに動くの???「次に、ニュートラルから立ち上がるときに上体は谷側に向いてみてください。このときに内足の外エッジに切り替わりますが、重心移動したらそこからはスキーの性能に任せてみてください。えのきどさんも定価は100,000円くらいの板を履いていますよね。アルビオンで売っている29,800円とかぢゃないですよね。今のスキーの性能は基本動作ができていればオートマティックに回ってくれますから…。」え…と、ニュートラルで沈み込んでお尻をすぼめるように立ち上がって、そのときに内足外側にエッヂが切り替わるのを意識して、内側に重心を…と。すると自然に内足がたたまれて谷回りが始まります(^^;。「そーそー。今くらいに動いてください。ほんとはまだ足りないですけど。でも、上体で振り込む動作はなくなっていますよ。なぜなら、ニュートラルから立ち上がり、内足外エッヂを意識することでもう、エッヂが切り替わっているので始動が楽になるからです。大回りの場合はここで内足外エッヂを意識しながら谷回りを待つといいでしょう。ニュートラルで待つと、また急激に重心移動を仕掛けなくてはならないので、リズムが取りづらくなると思います。」「さ、さすが県デモを目指すだけあって、理にかなっている説明だなぁ…。」と、不動さんも感心しています。「例えば、高速ターンでもこの動きは重要です。うまい人は、ベンディング系の滑りでも、しっかりと腿を立てる動きをしてるんです。」以前、えのきどが受験した準指導員の教程に、スキーで大切なのは『バランス、リズム、タイミング』と書いてありました。そして、それを調和させ、身体の動きを空間的に調節する『スペイシング』を体感することも重要だったかとも思います。この、スペイシングが、今回教わった前後の動きと左右の動きだと思います。さ、次回もリズミカルに前後左右のスペースをとるぞ!と思うえのきどでした。次回に続く…